沖縄県にある下地島空港は,元は旅客機の訓練専用の空港でした。航空会社の訓練飛行もなくなっていたのですが,最近になってLCCの定期便が就航して周辺の整備が進んでいます。この飛行場のX-Plane用シーナリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記(その132)
旅客機の訓練専用の下地島空港
下地島空港は,かつて旅客機の訓練空港として作られました。
小さな島の空港にもかかわらず両端にILS施設を持つ3000mの滑走路があります。
2014年には大手航空会社の訓練が終了しましたが,2019年3月に新ターミナルが完成してジェットスタージャパンと香港エクスプレス航空の定期便が就航しました。
整備中の雰囲気を漂わせるX-Plane11の下地島シーナリー
下地島空港シーナリーについて
FS2004のペイウェアで発売されていた下地島シーナリーは,旅客機の訓練飛行アドベンチャーを売りにしていたシーナリーでした。
今回ご紹介するX-Plane11用のシーナリーは,訓練飛行が終了した以降の2015年に公開されたX-Plane10用のシーナリーです。
X-Plane11でも問題なく使用できます。
下地島シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RORS Shimojishima Airport 2.0(WIP)”です。
ダウンロードしたファイル名は,”RORS – Shimojishima Airport.zip”です。
ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,次のとおり複数あります。
OpenSceneryX
MISTER – X
BS2001
FRUITSTAND LIBRARY
RE_Library
3D People Library
Handy Objects Library
これらをあらかじめインストールしておいてください。
ダウンロード先は,私の過去の記事を参考にしてください。
そのほか,高精細地形データやAirport Environment HDなど空港シーナリーを改善するライブラリーもあるので併せて利用してください。
インストール
空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”RORS – Shimojishima Airport”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
この空港は,先にご紹介した南西諸島フォトシーナリーのカバー区域から外れています。
そのため,残念ながら海岸の表現はあっさりしています。
しかし,空港内にはたくさんの人がいて動くクレーンなどのいろんなオブジェクトがあります。
赤いレンガ屋根のターミナルビルは再現されていますので,新しい空港の整備工事中という雰囲気です。
止まっている飛行機は,外国籍のものなのでちょっと違和感があります。
なお追加するつもりで探してみましたが,Jetstar機のオブジェクトは,見つけられませんでした。
空港内にはたくさんの人々がいます。
周辺の海には,2隻の空母と護衛艦がみつかりました。
FPSについて
晴天時の空港滑走路上と飛行中について,FPSは”3jFPS”OFFでも29以上と快適な軽いシーナリーになっています。
まとめ
隣接する宮古空港との間の飛行は,私たちシミュレーターパイロットにとっても短いものの忙しい訓練飛行になります。
FSXのガイドブックである「旅客機で飛ぶMicrosoft Flight Simulator 10」にも,両空港間の飛行手順が紹介されています。
それを参考に訓練飛行するということでも,十分楽しめるシーナリーです。
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