沖縄県にある嘉手納飛行場は,3,700mの滑走路2本,約100機の軍用機が常駐する極東最大の空軍基地です。沖縄県をシミュレーターでVFR飛行するときには,無視できないものです。X-Plane11用に,敷地内及び周辺の施設を作り込んだシーナリーが,2018年に公開されています。
X-Plane11導入日記(その131)
沖縄県では無視できない嘉手納飛行場シーナリー
施設などがふんだんに盛り込まれた制作者のメモリアルシーナリー
嘉手納飛行場シーナリーについて
嘉手納飛行場については,FS2004のシーナリーを紹介するとき少し私の思いを書かせていただきました。
嘉手納飛行場は,その規模から沖縄県を飛行する際には絶対に無視できない存在です。
今回ご紹介するX-Plane11向けのシーナリーは,現地におられた方が,自分の思い出にと制作されたシーナリーです。
軍用機だけでなく,施設内の飲食店,周辺のグランドやゴルフ場,そして立ち並ぶ送電鉄塔など自らの思い出につながる物を盛りだくさんに詰め込んでいらっしゃいます。
その思い入れは,嘉手納飛行場シーナリーのダウンロードページに,紹介写真がふんだんにあることからも感じられます。
嘉手納飛行場シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RODN Kadena Air Base 1.0.0”です。
ダウンロードしたファイル名は,”RODN Kadena Air Base.zip”です。
ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,次のとおり複数あります。
CDB-Library
ruscenery
NAPS_library
RD_Library
RE_Library
R2_Library
Handyobjects
JB_Library
これらをあらかじめインストールしておいてください。
ダウンロード先は,私の過去の記事を参考にしてください。
そのほか,高精細地形データやAirport Environment HDなど空港シーナリーを改善するライブラリーもあるので併せて利用してください。
インストール
空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”RODN Kadena Air Base”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
本来なら,飛行場内の施設などをご紹介するところですが,作者がシーナリーのダウンロードページに見てほしい施設を紹介されているので,省略いたします。
インストール後に,フリーカメラで見学すれば,いろいろ発見できて楽しめます。
では,すこしだけ飛行場内をご紹介します。
遠景でみると,作者のおっしゃっていた送電鉄塔を見ることができます。
基地周辺のテクスチャーは,フォトシーナリーを使っているようです。
基地内には,いろいろな種類の軍用機を見ることができます。
制作者が,こだわっていろいろなところから集められた軍用機オブジェクトです。
近寄ってみると,塗装もしっかり再現されています。
管制塔近くの駐機場には,いろんな塗装の大型輸送機が見えます。
格納庫を覗くと,戦闘機なども見ることができます。
FPSについて
晴天時の空港滑走路上と飛行中について,FPSは”3jFPS”OFFでも29以上と快適でした。
多くのライブラリーオブジェクトを使っているのに軽いシーナリーになっています。
まとめ
FS2004の嘉手納飛行場シーナリーは,AI機を見るためのシーナリーという位置づけのようでした。
X-Plane11用のこのシーナリーは,作者の方のメモリアルシーナリーという位置づけです。
それだけに,いろんなオブジェクトを盛りだくさんに表示されています。
空軍基地のシーナリーですが,思い出にはいろんな形での表現があることがわかりました。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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