X-Plane11のデフォルトの海岸は,地形をよく表現しています。日本の南西諸島の海岸も例外ではありませんが,透き通ったエメラルドグリーンの水面を持つ珊瑚礁の海岸を見たいと思うことがあります。南西諸島のフォトシーナリーを導入すれば一段と美しい海を見ることができるので,その方法を説明いたします。
X-Plane11導入日記(その130)
日本の南西諸島フォトシーナリーを導入する方法
美しい日本の南西諸島の珊瑚礁海岸
私の前の記事で,日本の南西諸島にある中小空港の導入についてご紹介しました。
そのとき周囲の海岸には,打ち寄せる波は表現されていましたが,浅い珊瑚礁の海岸で見ることのできるエメラルドグリーンの水面は表現されていませんでした。
南西諸島の珊瑚礁の海岸は,観光資源にもなるほどの美しさです。
南西諸島フォトシーナリーのダウンロードとインストール
私は,南西諸島の海岸の美しさをX-Plane11で表現する方法としてフォトシーナリーは最適だと考えます。
作者もそのように考えられたのか,美しい南西諸島のフォトシーナリーを作成されています。
ダウンロード
フォトシーナリーは,2GBを超える大きなデータですので3分割されて公開されています。
データのタイトルは,”Okinawa_PART-1(3)_2017“,”Okinawa_PART-2(3)_2017“,”Okinawa_PART-3(3)_2017“です。
検索では探しにくいので,次のリンクから3つのデータをダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイル名は,順に”Okinawa_PART-1_2017.zip“,”Okinawa_PART-2_2017.zip“,”Okinawa_PART-3_2017.zip“です。
インストール
ダウンロードした3つのファイルを適当な場所で展開します。
“Okinawa_PART-1(3)_2017.zip“を展開すると,”zPhoto4XP_+26+127_BI_17_Okinawa_2017“というフォルダーができます。
このフォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
つぎに”Okinawa_PART-2_2017.zip“と”Okinawa_PART-3_2017.zip“を適当な場所で展開します。
できあがった”Okinawa_PART-2_2017“と”Okinawa_PART-3_2017“フォルダーを開きます。
これら2つのフォルダー内にある,”zPhoto4XP_+2X+12X_BI_17_Okinawa_2017“という7つのフォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
すべて展開した後のデータは,3GBを超えますので,コピー前にディスク容量には注意ししてください。
X-Plane11を起動し,初期画面が表示されたら,すぐに終了します。
終了後に,X-Plane11>Custom Sceneryフォルダー内にある,”scenery_packs.ini”ファイルをメモ帳で開きます。
このファイルの3行名以降にある7つのフォルダーの行を,次のように一番最後のあたりに移動させます。
私の場合は,ディスクの空きに余裕がないので別ファイルに保管してリンクを張っているので,リンク先が表示されています。
フォトシーナリーの位置と,リンクの方法については私の過去の記事を参考にしてください。
X-Plane11での表示
すべての海岸をご紹介することはできないので,特徴のある場所をご覧ください。
まず,那覇空港周辺です。
デフォルトのフェリーや建物のオブジェクトも保存され影響はありません。
そして空港周囲の美しい浅瀬や森が表示されました。
慶良間空港では,元々のフォトシーナリーを使った周辺海岸とのマッチングもとれていて圧巻です。
久米島空港では,空港周囲の珊瑚礁を見るだけで美しさに唸りたくなります。
鹿児島県の奄美空港では,空港内の芝表現も変わります。
与論空港では,島の周囲の砂浜が別世界のようです。
まとめ
フォトシーナリーは,その性質上季節の表現ができません。
しかしながら,常夏に近い南西諸島では,地上の風景を表現するのに適しています。
フォトシーナリーを導入してみると,すべての島々を訪ねてみたくなる驚くほどの美しさです。
先に紹介した中小空港とのマッチングも素晴らしいので,是非導入していただきたいと思います。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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