X-Plane11で使う機体やAI機の塗装データを構成している”.dds”という拡張子を持つファイルがあります。これまで,この”.dds”ファイルを扱うには,特別なペイントソフトを使うか,フリーウェアのGIMPに”.dds”プラグインを導入して使っていました。今回新しくリリースされたGIMP2.10.10では,標準で”.dds”プラグインが入っています。面倒だった”.dds”プラグインの導入をせずに標準で”.dds”が編集できるようになりました。
“.dds”ファイルが編集できるGIMP2.10.10を導入する
Windows10でX-Plane11のAircraftフォルダーを開くと,Libraryフォルダーの中に塗装データが入っています。
これまではリペイントデータを作りたいと考えても,ddsファイルを扱える画像編集ソフトウェアを入手するのは一苦労でした。
高価なPaint shopは無理ですし,GIMP2.8ではddsプラグインの導入が難しかったのです。
今回リリースされた2.10.10では,標準で”.dds”拡張子のついたファイルを読み込めるようプラグインが導入済みになりました。
GIMPで”.dds”拡張子のついたファイルを編集できるということは,フリーウェアでX-Plane11で機体やAI機のリペイントができるということになります。
GIMP2.10.10のダウンロードとインストール
GIMPの導入は簡単です。
まず,公式サイトから,最新版をダウンロードします。
適当な場所に展開して,プログラムフォルダー以外のフォルダーに配置します。
配置後に,binフォルダー内にあるGIMPの実行ファイルを右クリックして”スタートメニューに加える”を選びアイコンをスタートメニューに配置します。
ddsファイルを見る
早速,GIMPを起動してX-Plane11で使う塗装データをのぞいてみることにしました。
これまでは,どうやってもうまくいかなかったddsファイルの読み込みが一瞬で終わります。
ddsファイルをクリックしてGIMPで開くもよし,GIMPを開いておいてddsファイルを画面上にドラッグしても開くことができます。
開くときにプラグインのオプションウインドウが開くので,すべてにチェックが入っていることを確認して”OK”をクリックします。
下の画像は,デフォルトのB737-800用のANAのリペイントデータです。
次の画像は,LiveTrafficのCSLフォルダー内にあるJALの塗装データです。
画像内に,aiーaardbark.comの文字が読めるとおりFS2004から持ってきたファイルです。
FS2004用のAI機のデータは豊富にあるので,調整すればLiveTraffic用のデータを作ることも可能だと思えます。
まとめ
簡単にddsファイルを編集できる機能を持つGIMPがリリースされたことで,一気にリペイントデータが増えるかなと期待してしまいます。
私は,これまでddsファイルが読めないから塗装データの編集は無理かなと考えていました。
これで少なくとも塗装データ編集の制限がなくなったので,うれしくもあり,サボる理由がなくなったのが困ったなというところです。
GIMP2.8の時に私が購入した練習教本です。2.10.10を導入したので少し違うかもしれないのですが,練習はサボれなくなりました。
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