FS2004の日本国内のシーナリーは充実しています。けれども空港内では動く自動車も見られますが,空港そばの海には停泊している船以外は見当たりません。これを解決してくれるシーナリーがあります。これを使えば国内の海を航行するたくさんの船を表示することができるので,国内の沿岸空港の雰囲気作りに役立ちます。
動く船を表示するシーナリーをFS2004に導入する
着陸する飛行機の窓から動く船を見る
日本国内の空港は,沿岸部に立地しているものが多いように思えます。
島国だからどうしてもそうなるのですが,海に接していない県以外では,空港を離陸すると海がすぐに目に入って来ることが多いです。
実際空港に着陸するときは,窓の外に航行する船を見ることが多く,それがまた楽しみの一つです。
FS2004でも,それが実現できるのです。
FS2004用の”AI Ship”シーナリー
日本国内の空港や橋や建物などの風景シーナリーの海上には,静止している船が数隻見られるのですが,動く船はあまり見ることがありません。
これを解決してくれる動く船のフリーシーナリーがあります。
このシーナリーの2016年に公開時の説明には,「FPSを低下させることがあるので注意するよう」にと書かれています。
今回,このシーナリーを現在Windows10上で動いているFS2004に導入し,FPSに影響があるのかどうかを調べてみました。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
この動くシーナリーは,ユースケさんが公開された”AI Ship”シーナリーです。
“AI Ship Base“と10個の”AI Ship Traffic“データがあるので,すべてダウンロードしましょう。
下のリンクページにアクセスしていただければ,ダウンロードできます。
インストール
“AI Ship Base“と10個の”AI Ship Traffic“データファイルの中にインストール方法が日本語で記載されています。
けれども作者の方が親切にも,フォルダー構造そのものをデータに反映されているので,次の方法で簡単に導入することができます。
インストールを省力化する方法
AI Ship Baseの導入
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“AI Ship Base”を適当な場所で展開します。
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展開後にできた”AI_Ship_Base”フォルダーを開きます。
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中にある”Aircraft“と”Effects“フォルダーをFS2004をインストールしたフォルダーにコピーします。
AI Ship Trafficの導入
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つぎに10個の”AI Ship Traffic”データを適当な場所で展開します。
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展開後にできた各フォルダーをそれぞれ開きます。
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中にある”Addon Scenery“と”scenery“フォルダーをFS2004をインストールしたフォルダーにコピーします。
これでインストール作業は終了です。
FS2004での表示
10個のデータは,それぞれ近隣に空港のある海域ごとに分かれているようです。
東京湾:羽田空港
伊勢湾:中部セントレア空港
大阪湾:伊丹空港,神戸空港
紀伊水道:関西新空港
瀬戸内海:松山空港
博多港:福岡空港
周防灘:北九州空港
日向灘:宮崎空港
沖縄の海:那覇空港
そのうち,多くの船が往来すると想像できるいくつかの空港から離陸して船のうごきとFPSを調べてみました。
東京湾
木更津飛行場から離陸して羽田に向かって飛行しました。
FPSは,設定の42に近い41.9程度でした。
瀬戸内海
松山空港から広島西飛行場に向けて飛行しました。
FPSは,設定の42に近い41.9程度で東京湾と同じでした。
その他の海域の画像をご覧ください。
その他の区域でもほぼ41.9程度でしたので,このシーナリーは現在のPCインフラにとってはFPSに大きな影響はないようです。
まとめ
2016年に公開されたシーナリーでは,FPS低下の心配があったということですが,現在ではその心配はないようです。
技術の進歩というのは速いので,ちょっと前の重いシーナリーを,軽々表示できる時代になっています。
そういう時の流れの中で,FS2004を大事にかつ快適に楽しむことができることをうれしく思います。
最後になりましたが,素晴らしいシーナリーを公開していただいたユースケさんに感謝いたします。
ありがとうございました。
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