北九州空港は,人工島の上に建設された空港です。関西空港や中部セントレア空港に比べて小ぶりですが,海の上にこじんまりと浮かんだ空港は魅力的です。この空港を再現したX-Planeのシーナリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記(その122)
小ぶりですが魅力的な北九州空港
北九州空港は,関門海峡の浚渫土砂処分のためにもうけられた瀬戸内海の人工島に建設された海上空港です。
この空港の建設経緯は,Wikipediaに掲載されています。日本では良くある一石○鳥といった感じの空港です。
この空港の利用者数は,近隣空港との利用者の奪い合いによって計画当時の数よりも少なくなっています。
けれども,ターミナルの設計上の利用客数とバランスがとれているそうで,設計の「先見の明」というか思惑を感じてしまいます。
最初の計画以外の路線が加わり,利用者が徐々に増えているという意外な実態があります。
なお,この人工島には,スターフライヤーの本社が置かれています。
ちょっと前の北九州空港を再現したシーナリー
人工島空港といえば,関空と中部セントレア空港がありますが,両者はかなり規模の大きい空港です。
北九州空港は滑走路長は2500mですが,国内の人工島の上にある空港の中でも小ぶりの空港です。
この空港シーナリーでは,人工島の海岸の景観を再現されていて珊瑚礁の上に建設された小島のように思える小粋なシーナリーになっています。
北九州空港シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RJFR-New Kitakyushu Airport 1.1”です。
ダウンロードリンクをクリックするとバージョンの異なる2つのダウンロードリンクが表示されます。
ここで,新しいv1.1をクリックしてください。
なおダウンロードしたデータ名は,”RJFR v1.1.zip”です。
ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,OpenSceneryXです。
これらをあらかじめインストールしておいてください。
そのほか,高精細地形データやAirport Environment HDなど空港シーナリーを改善するライブラリーもあるので併せて利用してください。
インストール
空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なOpenSceneryXライブラリーをインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”RJFR v1.1”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
空港のエプロンには,ANA機がいます。
ここは,スターフライヤー機を置きたいところです。
エプロンを遠景にすると,人工島海岸の魅力的な風景を眺めることができます。
空港ターミナルビルは,実際のガラス張りの空港ビルとは異なるあっさりとした表現です。
駐車場ではいろんな車両を見ることができます。
Goggleマップで見ると,現在の人工島にはさまざまな施設が建設されているようですが,このシーナリーでは森になっています。
また,上空から人工島を眺めると滑走路のそばにあるはずの”Kitakyushu”の文字はありません。
堰堤で囲まれた水面がみえますが,ここをGoggleマップで見ると,現在では土砂がかなり搬入されているようです。
FPSについて
空港滑走路上と飛行中についてはFPSは29以上と快適です。
まとめ
この北九州空港シーナリーは,広島西飛行場からのVFRに役立つ小粋な海上空港です。
私にとって,宇部空港を経由して北九州空港に至るルートは,瀬戸内海の風景を楽しみながら飛行する「クロスカントリー」のようなものとなっています。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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