佐賀空港は2016年に「九州佐賀国際空港」という名称になりました。
国際線を誘致し利用客を増やそうという佐賀県主導でつけられた名前です。
名称は変更されましたが,看板が変わっただけで空港施設はそれほど変更はありません。
この少し前の佐賀空港を再現したX-Plane11のシーナリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記(その121)
ちょっと前の九州佐賀国際空港シーナリー
愛称に「九州」と「国際」が加わった佐賀空港
「佐賀空港」は,2016年1月16日に佐賀県の主導で「九州佐賀国際空港」に名称変更されました。
「九州」と「国際」が加えられたことで,規模の大きな空港という印象があります。
残念ながら,空港施設の拡張や利用客の大幅増にはつながっていないようです。
最近では,オスプレイの配備計画で注目を集めています。
X-Plane11の佐賀空港シーナリー
2017年に公開された佐賀空港シーナリーは,2016年以前の「佐賀空港」を再現したX-Plane10用のシーナリーです。
このシーナリーは,空港名称を表示した看板の表記が以前のものというだけで,空港施設は現在のものとほとんど変わりません。
加えて,WED用のxmlソースコード”earth.wed.xml”が同梱されているので,スキルのある方であれば看板の掛け替えのほか空港施設の改修も可能です。
シーナリーのダウンロードとインストール
ダウンロード
空港データはX-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは,”RJFS Saga Airport JAPAN 1.2.0”です。
またダウンロードしたデータ名は,”Japan_RJFS_Saga.zip”です。
ライブラリー
空港シーナリー表示に必要なライブラリーは,OpenSceneryXのほかCDB Library, MixterX Library,RE_LIBRARYです。
これらをあらかじめインストールしておいてください。
そのほか,高精細地形データやAirport Environment HDなど空港シーナリーを改善するライブラリーもあるので併せて利用してください。
インストール
佐賀空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをすべてインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は,次のとおりです。
2 展開してできた,”Japan_RJFS_Saga”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
X-Plane11での表示
空港のエプロンには,AI機がいます。
一般用駐機場には,佐賀航空と佐賀県警察航空隊の格納庫があります。
佐賀航空は,宣伝用の拡声器を備えたセスナ機を持っているようですので,セスナ機のオブジェクトを加えればにぎやかになりそうです。
上空に上がるとよくわかりますが,このシーナリーの滑走路周囲は芝生になっています。
滑走そばの「SAGA」の文字はなく,Wikipediaで紹介されている航空写真と比較すると,滑走路周囲はかなり省略されていることが判ります。
そのほかの部分をご紹介します。
空港ターミナルビル左側にある看板の表記は,赤い文字の「佐賀空港」となっています。
ちなみに現在の空港では冒頭の写真にあるように,「九州佐賀国際空港」という青い文字の看板に変わっています。
一般駐機場では,AI小型機が離陸準備をしています。
この画面で見ると,フォトシーナリーをベースにしていることがよくわかります。
空港エプロンの表記も「SAGA AIRPORT」です。
時刻によっては,就航していないJALのAI機が表示されるのが,ご愛敬です。
FPSについて
空港滑走路上と飛行中についてはFPSは29以上と快適です。
まとめ
この佐賀空港シーナリーは,VFRに役立つ静かな空港です。
そしてシーナリーを編集できるソースコードが付属しているため,私に「WEDを使ってみようかな」と思わせた「悪魔の囁き」を持つシーナリーになりました。
WEDのマニュアルには,このシーナリー内で使っているフォトシーナリーをベースにしたシーナリー作りの詳しい方法が記載されていました。
また範囲を限定した小さなオルソフォトシーナリーの作り方のヒントも書いてありました。
時間はかかると思いますが,読者の皆様に小さなオルソフォトシーナリーの作り方をうまく説明できるよう調査をいたします。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
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