X-Plane11に付属する岡山空港は,実際の空港とは大きく異なります。
X-Plane11で岡山空港を利用するなら,必ずフリーウェアの岡山空港を使用してください。
その理由をご説明いたします。
X-Plane11導入日記(その111)
飛行するなら必ず導入したい岡山空港シーナリー
30周年記念で愛称を公募した岡山空港
岡山空港(RJOB)は,愛称が「岡山桃太郎空港」といいます。
この名称は,開港30周年記念で公募されて決定されました。
私にとっての岡山空港は,広島空港(RJOA)行きの旅客機がアプローチルートでその上空を通過することから,飛行機の窓からよく眺めたなじみのある空港です。
現在では,VFRの目標空港として最寄りの空港として大きな価値をもっている空港です。
違和感のあるX-Plane11の岡山空港デフォルトシーナリー
X-Plane11でのVFR環境が整って,最寄りの目的地空港を調べていて大きな違和感に襲われたのが岡山空港のデフォルトシーナリーです。
ゲートウェイで調べてみると2016年に公開されたものでしたが,空港設備と滑走路の位置関係から推測すると岡南飛行場のシーナリーを流用したもののように思えました。
私はprefabシーナリーを導入していますから,空港建物は実際とは異なるのは理解できますが,エプロンの位置や誘導路の位置が,実際の空港とは大きく異なるものでした。
フリーウェアの岡山空港シーナリー
デフォルトシーナリーの違和感を払拭できるのがフリーウェアの岡山空港シーナリーです。
空港周辺の風景も再現され,空港ビルやエプロン,誘導路の位置も正しく再現されています。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
データは,X-Plane.orgからダウンロードします。
タイトルは”RJOB Okayama Airport Japan”です。
ダウンロードできたファイル名は”RJOB tdg.zip”です。
また,表示に必要なライブラリーは,つぎのとおり7つあります。
R2_Library
ruScenery
FFLibrary
Flag of the world
XAirportScenery
The Handy Object Library
ライブラリーの探し方とダウンロードは,私の過去の記事をご覧ください。
地形データについては,高精細地形データがあれば大丈夫です。
インストール
岡山空港シーナリーをインストールする前に,表示に必要なライブラリーをすべてインストールしておいてください。
空港シ-ナリーのインストール手順は次のとおりです。
2 展開してできた,”RJOB tdg.”フォルダーをX-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
以上で導入作業は終了です。
空港の風景
現在の岡山空港ターミナルビルは,拡張されて二段テラスを備えた大きなビルに変わっていますが,このシーナリーのビルは,拡張前の姿にとどまっています。
けれども,周辺の風景は航空写真から作成したのか,貨物ターミナルや駐車場をはじめ,スポッターが集う場所として知られている「岡山市日応寺自然の森スポーツ広場」の野球場まで再現されています。
エプロンは,きちんとボーディングブリッジもあり実際の空港に近い再現度です。
FPS低下もなくVFRで快適に利用できる優れたシーナリーに仕上がっています。
まとめ
今回の調査でデフォルトシーナリーの中には,びっくりするようなデータが使われていることがあるということがわかりました。
岡山空港についてはカバーするフリーシーナリーがあったので良かったと思います。
公開していただいた作者の方にお礼を申し上げます。
今回の件を教訓にして,X-Plane11の国内の空港のデフォルトシーナリーは,一つ一つ調べながら使う必要がありそうです。
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で表示確認をしています。
コメント
お役に立つことができてうれしく思います。
日本国内の空港の検証は少しずつ行っていきます。
今後とも,ご愛読をお願いいたします。
日本の空港シーナナリー紹介の記事は大変助かっております。G530の翻訳もありがたいです。