「翼よあれがパリの灯だ」に登場したスピリットオブセントルイス

Flightsimulator

リンドバーグとNYP-1

子供の頃読んだチャールズ・リンドバーグの「翼よあれがパリの灯だ」を,いまだに覚えています。
大西洋単独無着陸横断のノンフィクションです。

出版共同社の「世界の名著シリーズ」で刊行されていたので,図書館で探せば見つかると思います。
ジェイムス・スチュワート主演で「翼よ! あれが巴里の灯だ」という映画もありましたね。

この本を読んで子供心に,すごいなーと思い,これまでの人生のいろんな場面でこの本のことをふっと思い出した経験があります。

大西洋単独無着陸横断を成し遂げた「スピリットオブセントルイス(Spirit of St. Louis)」という愛称の機体は,正式名を”NYP-1″といいます。

この機体には,軽量化と長距離飛行をするために徹底的に改修されていて,「空飛ぶ燃料タンク」といって良いくらいの機体です。

NYP-1の構造図 photo from “flicker”


その構造のため,操縦席から前が見えません。
写真で,操縦席を見ると蒸気機関車の運転席のようです。

NYP-1の操縦席 photo from “flicker”

 


フライトシミュレータのNYP-1

FS2004は数多くの歴史的な機体が付属していて,インストールしただけですぐ選べます。
そして,この”NYP-1″を使う横断飛行のプランが”フライト”にあります。

私は,憧れの機体だったので早速選んでみました。
現れた画面には,当然のことながら前方視界はありません。

この操縦席画面,良く再現されていると思います。


しかし,そこは娯楽用のシミュレータです。
ヒントがすぐに出てきて”Wキーを押す”よう,促されます。

これで,問題なく離着陸ができます。


FS2004を新しいコンピュータで動かすメリット

FS2004が発売された当時,コンピュータの画面は四角に近く,解像度も640×480の倍数でした。

現在のコンピューター画面の主流は,ワイド画面です。

加えてコンピューターの性能が向上し,フル画面表示でなくてもグラフィックカードの性能を生かした高速描画ができるようになりました。

そうしたわけで,昔と違っていろんな楽しみ方ができるようになりました。

まず,FS2004を従来基準の四角い画面でウインドウ表示します。
このとき操縦席の描画を違和感がないように調節しましょう。

そして外部から自機をみる画面を別ウインドウで表示します。
こうすれば,Wキーを使わなくても離陸できます。

“NYP-1″は,地文航法でアメリカ大陸を離れた後,六分儀やコンパスを頼りにヨーロッパを目指しました。

シミュレーターでは,マップで位置が確認できるので迷うことはありません。

マップも別ウィンドウ表示しましょう。
こうすれば,楽しく大西洋横断再現ドラマを満喫できますね。

そういえば,2022年11月のMSFSのアップデートでこの機体が復活する予告がありました。

楽しみですね。

 

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