X-Plane11のデフォルト機体の代表は,Cessna172SPです。
取り扱いやすい軽飛行機で,簡単に飛ばすことができます。
けれども,この機体は徹底的にこだわって作成されています。
この機体の取扱いを学んでいくことで,X-Plane11に慣れていくことができるようになっていることがわかりました。
セスナ172SPの操作説明書日本語版を使ってX-Plane11を学んでいく方法を順を追って説明いたします。
X-Plane11導入日記(その101)
Cessna172SPの取扱いを効率よく学んでXーPlane11に慣れる方法
X-Plane11をインストールして,まず学ぶのがフライトスクールです。
このスクールで,ジョイスティックや視界の変更などX-Plane11の基本操作とセスナの簡単な取扱いを学べるようになっています。
私は,FS2004での飛行に慣れていたために,説明書を読むことを省略して楽しんでいました。
そのために,X-Plane11とFS2004の違うところばかりが目について,使い勝手が悪いなどと考えていました。
けれどもそれは大きな誤りだと気づきました。
そのきっかけとなったのが,Cessna172SPのパイロット操作マニュアルでした。
このマニュアルは,ひっそりと機体フォルダーの中に収納されています。
そのため,なかなか目に触れる機会がないのだろうと思います。
このマニュアルの翻訳を行ううちに,このマニュアルが「セスナ172SPの取扱いを通じて,X-Plane11に慣れていくための教材になっている」ことに気がついたのです。
セスナ172SPは,簡単に取り扱える軽飛行機です。

”Cessna 172SP” by Erick Rosendahl. Photo from Flickr
X-Plane11のC172SPは,基本的な操縦や高度な無線機器そして重心の取扱いなど実機を出来るだけ模して操縦できるようモデル化されています。
パイロット操作マニュアルの構成
このマニュアルを読み進めていけば,計器の用途,Quick Viewの設定,無線機器の取扱い,重心の取り方,フライトプランの作成を順に学べるようになっています。
そして,機器の詳しい操作説明が必要になるときには,それぞれのマニュアルを参照するようになっています。
このマニュアルを読み,X-Plane11の設定や機器操作に慣れることで,X-Plane11を快適に使うことができるようになるという仕組みです。
英語が得意な方なら,フライトスクールを終わってマニュアルを順次読んでいくことですぐにX-Plane11に慣れることができるのでしょう。
セスナ機関連のマニュアルを読む順番
私は,英語が得意とはいえないので,簡単に日本語にできる小さな説明書から日本語化して読んでいきました。
その結果,本来読む順番とは逆に読んでいく結果となってしまいました。
私が考えたX-Plane11の操作に慣れるためにマニュアルを読む順番は,次のようになります。
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X-Plane11オンラインマニュアルを自動翻訳でざっと読み通す
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セスナ172パイロット操作マニュアルを読む
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G530の操作マニュアルを読む
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G430の操作マニュアルを読む
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S-TEC 55の操作マニュアルを読む
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X-Plane11オンラインマニュアルをもう一度必要な部分に注意して読む
2から5については,次のとおり日本語版が完成しています。



またQuick Viewとフリーカメラの取扱いについても説明記事を投稿しています。


これで,ひととおりセスナ172SPの取扱いを学んでいただければ,X-Plane11の設定と操作に慣れることができます。
まとめ
私は,フライトシミュレーターの一つであるX-Plane11をたくさんの人に楽しんでもらうために,数種類のマニュアルの日本語版を作りました。
その甲斐あってかX-Plane11を導入してから約9ヶ月かかって,やっとデフォルトのセスナ172SPの操作に慣れることができました。
「学問に王道なし」という言葉がありますが,マニュアルを完全に読まずして不満を感じていた自分が恥ずかしくなります。
今更ながら私は,X-Plane11が操作性と再現性を備えた安価なフライトシミュレーターなのだと考えています。

“Studing” by Louise Wacker man. Photo from Flickr
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版に付属するマニュアルについて説明しています。
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