デフォルトのセスナ172には,ガーミンの無線機が備えられています。
もちろんそのことに不満はないのですが,FS2004のパネルに慣れている私のような古いタイプの人間にとって操作が高度過ぎるというのも正直なところです。
このような思いを汲んでセスナ機のパネルをFS2004風に変更した機体が公開されていますのでご紹介します。
X-Plane11導入日記(その90)
デフォルトセスナ機に懐かしい古いタイプの無線機を設置する
慣れ親しんだFS2004タイプのセスナ172パネル
デフォルトのセスナ172には,通信機+ナビゲーションとしてガーミンのG530とG430が備えられています。
もちろんそのことに不満はないのですが,FS2004のパネルに慣れている私のような古いタイプの人間にとって操作が高度過ぎるというのも正直なところです。
それを克服するために操作マニュアルの日本語化を済ませましたが,FS2004でなじんだパネルには愛着があります。
そういった想いを抱いた方がおられたようで,無線通信機パネルをFS2004風の古いタイプのものに変更したセスナ172が公開されています。
古いタイプの無線通信機パネルを装備した機体にはFS2004のような補助的なGPSパネルは付属していません。
そのためか,G430をNAV1に割り当ててGPSパネルの代わりに使えるようにした機体も併せて公開されています。
今回はこの2つのタイプのセスナ172をご紹介します。
データのダウンロードとインストール
今回の古いタイプのパネルを装備したセスナ172は,デフォルト機のパネルを変更するためのデータではなく,2つのタイプの独立した機体として公開されています。
つまり,フリーウェアの機体をインストールするように扱える簡単なものになっています。
では,2つのタイプのデータを紹介します。
ダウンロード
どちらもX-Plane.orgからダウンロードします。
FS2004タイプのパネル機体
タイトルは”XP11 C172/A(Slat Alpha)(No GPS)1.0.3”です。
ダウンロードしたファイル名は”Cessna 172SP Slant Alpha V1.0.3.zip”です。
G430を装備したパネルの機体
タイトルは”XP11 C172 GNS430 + Comm/Nav Stack 1.0.6”です。
ダウンロードしたファイル名は”Cessna 172SP GNS 430 V1.06.zip”です。
インストール
どちらの機体もインストール方法は同じです。
2 できあがったフォルダーをX-Plane11>Aircraftフォルダーにコピーします
これだけでインストール作業は終了です。
デフォルトセスナ機のフォルダーを修正したフォルダー構成になっているので,アイコンファイルや塗装ライブラリーもそのまま入っています。
残念ながら,不要なデータも入っているのですがpdfファイル以外は影響度合いが不明なのと,大きなデータではないので削除する試みは行いませんでした。
フリーウェア機体の詳しい導入方法については,私の記事をごらんください。
フライト作成画面
導入した機体は,小型機のカテゴリーに分類されてデフォルトセスナ機に並んで表示されます。
アイコンの上にマンスカーソルをもっていくと機体がはっきりと分別できます。
古いタイプのパネルの機体を見てみましょう。
FS2004で見慣れたパネルを見たときには,恥ずかしながら少し安心してしまいました。
無線選択操作も習熟していますから違和感なしに使えるのがうれしく思いました。
このパネルには,FS2004のようなGPS表示機能はありません。
もし必要なら,移動地図を画面内に表示するか,外部ウインドウでG-MAPを使えば良いと思います。
もう一つのGPSパネルを装備した機体を見ましょう。
こちらの機体ではGPSの心配はありません。
新しいG430がNAV1,COM1に割り当てられていますからGPSを表示したまま飛行できます。
もっとも,G430の操作の勉強は必要ですから,そのときは私の記事を参考にしてください。
まとめ
世界中にはFS2004やFSXに親しんだ方々が多いので,古いタイプのパネルを復活させてもらえたのだと思います。
少し前にはGPSのない機体が当たり前だったのですが,GPSによる安易なナビゲーションができるようになるとあっという間にそちらに慣れてしまいます。
しかし,GPSの操作に慣れるのは別で,私のような頭が堅くなりつつある人間には古い無線機がなじんでしまっています。
古いタイプの無線機は操作に不安がないので,IFRも気楽にこなせます。
ほんとうにありがたい機体だと思います。
この記事の機体は,つぎの製品のバージョンアップ版で動作確認しています。
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