X-Plane11の未分類の航空機を分類する方法

Flightsimulator

フリーウェアの航空機を導入したときフライトの作成時に「未分類」というカテゴリーにまとめられているものがあります。
これらを本来有るべき分類のカテゴリーに修正する方法がわかったので報告します。


X-Plane11導入日記(その89)

X-Plane11の航空機を分類するためのプレーンメーカーの使い方

V字尾翼のボナンザとかホンダジェットなどフリーウェアの航空機を導入したときフライトの作成時に「未分類」というカテゴリーにまとめられてしまうことがあります。

私は,これらの航空機は小型機に分類されるものなので,その区分場所に表示したいと考えていました。

https://pbook.jp/post-6618/

こういった未分類となる航空機は,旧バージョンからVer11に改訂された航空機によく見られるものです。

X-Plane11に付属している「プレーンメーカー」は,タイトルどおりX-Plane11で飛ばす航空機を作成するためのツールです。

けれども,X-Plane11で飛ばす航空機に関する情報を編集するツールでもあります。

航空機の分類を変更することは小さなことなのですが,そのためにはプレーンメーカーを使う必要があります。

私は,「飛行機の情報をいじると飛べなくなってしまうのではないか」と,考えてしまったのでプレーンメーカーを使うことを怖いなと思っていました。

新しいプレーンメーカーのオンラインマニュアルがhtmファイルで提供されていたこともあって日本語化して読み,分類の修正に挑戦してみようと考えました。

htmファイルを読んでいくと「作者の情報と基本情報」という項目が見つかりました。

ここに記載してある「航空機の作成者(Author)」ウインドウ中に分類の項目を見つけました。

プレーンメーカーマニュアルから引用

プレーンメーカーの概要

X-Plane11では,航空機の情報を”.acf”という拡張子を持つファイルに書き込んでいます。

プレーンメーカーは,このファイルを作成・編集するツールです。

プレーンメーカーは,X-Plane11をインストールしたフォルダー内にあります。

なおデフォルトのWindows10の設定では”.acf”ファイルをダブルクリックしてもプレーンメーカーは起動しません。

バイナリーデータファイルである「acfファイル」は,プレーンメーカーを起動後,ファイルメニューから開くのがよいと思います。

これはプレーンメーカーが「acfファイル」を編集するためだけに作られたツールであり,私はプレーンメーカーのファイルメニューからファイルを開くことで,安全に編集し他のファイルと整合を取って保管することができると考えるからです。

具体的な分類修正作業

起動

プレーンメーカーをダブルクリックして起動します。

起動する際には,管理者権限は不要です。

X-Plane11を日本語表示に設定していれば,プレーンメーカーのメニューも日本語で表示されます。

編集する航空機を選ぶ

起動したら,航空機ウインドウで編集したい航空機を選びます。

ここでは,V字尾翼のボナンザを例にします。

フォルダー名が表示されるので,それをクリックすると”acf”ファイルが表示されます。

”acf”ファイルが表示されたらこれをクリックして選択します。

つぎにウインドウの一番下にある”開く 航空機”というボタンをクリックします。

これで,プレーンメーカーが編集モードになります。

編集作業

上端に表示されるメニューから”標準”を選びます。

ドロップダウンメニューから”Author”を選びクリックします。

表示された”Author”ウインドウの左下あたりが航空機の分類を定義している場所です。

分類は,あらかじめ決められた区分をチェックボックスで選ぶようになっています。

すべて英語表記のままですが,項目をみていくと”General Aviation”が「小型機」表記になることは容易に判断できます。

ちなみに私のX-Plane11で「未分類」表示された”サボイアS-21”は”Seaplane”,フォッカーフレンドシップは”Airliner”になります。

ボナンザの分類を”General Aviation”としたあと,ウインドウ上部両端にある「X」をクリックするとデータが保存されウインドウが閉じます。

修正データの保存

最後にメニューバーの”ファイル”をクリックしてドロップダウンメニューから「保存」を選んで上書きします。

これで分類修正作業は終了です。

警告ウインドウの表示

修正作業の途中でプレーンメーカーが”アドバイス”という警告ウインドウを表示することがあります。

使われているパーツが古いので新しくするよう促すものです。

修正しなくても利用は可能なのでここでは無視して”了解”ボタンをクリックします。

保存するときにも同じウインドウが表示されますが,同様に”了解”ボタンをクリックすれば問題なく保存されます。

X-Plane11での分類確認

新規フライト作成で,航空機を表示させると「ボナンザ」が小型機の中に表示されています。

同様の作業で未分類の航空機をすべて修正すると,フライト作成画面で「未分類」航空機はなくなります。

まとめ

単純な分類作業ですが,X-Plane11で気持ちよく航空機を選ぶためには必要な作業です。

修正作業には時間もかからないので,是非挑戦してみてください。


この記事の機体は,次の製品のバージョンアップ版で動作確認をしています。

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