三菱重工のMU-2は,日本よりも米国内で人気がある双発機です。
短胴型は”Solitaire”という愛称を持っています。
操舵に機敏に反応する戦闘機のような国産双発機を楽しんでください。
X-Plane11導入日記(その88)
X-Plane11向けの機敏な運動性能をもつMU-2
MU-2については,FS2004向けの機体をこのブログで取り上げています。
その時にも,その運動性能が戦闘機にも似た機敏なものであることをご紹介しました。
MU-2は機敏な運動性能からか”Solitaire(ツグミ)”という愛称を持っています。
X-Planeは,数あるフライトシミュレーターの中でも飛行特性の再現度は群を抜いています。
X-Plane11でMU-2を操縦してみたらその機敏さを強く感じることができました。
操舵に機敏に反応する戦闘機のような国産双発機を楽しんでください。
X-Plane11向けデータのダウンロードとインストール
ダウンロード
MU-2のデータはX-Plane.orgよりダウンロードします。
タイトルは”Mitsubishi MU-2 Solitaire 1.3.1”です。
ダウンロードするファイル名は”Mitsubishi MU-2 Solitaire v131.zip”です。
実は,ダウンロードできるファイルにはG1000パネルを装備した機体データがあります。
けれどもこのデータをインストールすると”EFIS-1”の設定が誤っているのでPlane Makerで修正するよう警告ウインドウが表示されます。
私は,いまのところ修正スキルを持っていませんので,今回は通常コックピット版をご紹介することにします。
インストール
ダウンロードした”Mitsubishi MU-2 Solitaire v131.zip”ファイルを適当な場所で展開します。
展開した”Mitsubishi MU-2 Solitaire v131”フォルダーを,X-Plane11をインストールしたフォルダー内にある”Aircraft”フォルダーにコピーすればインストール作業は完了です。
アイコンファイルもフォルダー内に用意されていますから,新しいフライトを選択すれば,バリエーション機体の画像も表示されます。
白い通常塗装と真っ赤な機体のバリエーションがあります。
またフォルダー内には”docs”というフォルダーがあり,普段手に入らないようなMU-2関連の資料がpdfファイルで収められています。
X-PlaneでのMU-2
コックピットは3Dのしっかりした作りになっています。
通信+ナビゲーション機器は,FS2004でおなじみの古いタイプのものとG530が備わっています。
FS2004のセスナ機になれていれば操作は簡単です。
またG530の操作については,私の記事をご覧ください。
MU-2操縦における基本的注意
操縦上の基本的注意が,フォルダー内の”README AND TIPS.txt”に記載されています。
記載内容を簡単に紹介します。
- MU-2は双発機ですが,プロペラの回転は左右とも同方向です。
そのため,離陸時にトルクの影響を受けて機首を曲げる傾向がより強く現れます。 - スロットルには一番絞ったところにプロペラの逆ピッチモードがあります。
そのためスロットル操作においては,指一本スロットルの後に入れておくこと。 - 離陸はFLAP1,着陸はFLAP2または3で行う。
なおフラップを展開するとピッチダウンします。 - ギアアップすると着陸灯は消灯します。
ツグミの飛行を楽しむ
広島空港から離陸してその機敏な操縦性能を体験しました。
操縦桿の動きに機敏に反応する小鳥のような機体です。
私はFS2004で公開されている機体と比べて,かなり過激だなという感想を持ちました。
まとめ
MU-2は一言で言うと,離陸はじゃじゃ馬,離陸してからは機敏という機体です。
まるで,アニメ”紅の豚”でポルコロッソがつぶやいた感想に似ています。
デフォルトのバロンとは違う過激な操縦感覚をぜひ楽しんでみてください。
この記事の機体は,次の製品のバージョンアップ版で動作確認をしています。
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