X-Plane11がバージョンアップして,打ち寄せる波が動くようになりました。
この打ち寄せる美しい波を見る方法をご紹介します。
打ち寄せる波は,ライブラリーですから珍しい砂浜空港のシーナリーをご紹介することにします。
X-Plane11導入日記(その78)
波が打ち寄せる砂浜空港”Barra”
X-Plane11は,VFRに使えるほど地形やランドマークをよく再現しているシミュレーターです。
それと同時に,自然環境を再現するライブラリーやプラグインが充実しています。
X-Plane10用の海岸に打ち寄せる波のライブラリーが公開されていたのですが,X-plane11ではこのライブラリーが機能しなくなっていました。
最近公開されたX-Plane11.30では,このライブラリーの動く波が表示できるようになりました。
以前,FS2004向けの砂浜が滑走路という英国のBarra空港(EGPR)をご紹介しました。
Barra空港については,私が以前書いた記事を読んでいただければ幸いです。
Flickrには,最近のBarra空港の写真がたくさん掲載されています。

“Barra airport” by dowens. Photo from Flickr
Barra空港には,DHC-6ツインオッターが定期便で飛んでいます。
X-Plane11でもこの空港のシーナリーが公開されています。
Barra空港シーナリーのダウンロードとインストール
今回ご紹介するBarra空港シーナリーは,X-Plane9の時にオリジナルが公開され,地形データが改良されたX-Plane10用に別の作者の方が改良を加えられたものです。
新しいシーナリーには,最近の建物を反映し人や車も配置されています。
さらに波のライブラリーのサブセットが含まれているので,シーナリーを導入するだけで打ち寄せる波を見ることができます。
なおBarra空港シーナリーが利用するライブラリーは,3D-Peopleだけです。
このライブラリーの導入については,私の過去の記事をご覧いただくようお願いいたします。
また波のライブラリーのフルセットについては,次の記事も参考にしてください。
ダウンロード
データは,X-Plane.orgから”EGPR Barra (Scotland) 1.5.1“をダウンロードします。
Googleで”EGPR Barra X-Plane11”を検索するとすぐに見つけることができます。
X-Plane.orgから引用
なお,リンクを張っておいたので活用してください。

インストール
ダウンロードした”EGPR Barra.zip”ファイルを適当な場所で展開します。
できあがった”EGPR Barra”フォルダーをX-Plane11をインストールしたフォルダー内にある”Custom Scenery”フォルダー内にコピーします。
これでインストール作業は終了です。
これについては吹き流しの色を赤白からイギリス流の赤色に変更するものですが,X-Plane11のすべての吹き流しが変更されるのでそこを理解した上で導入してください。
私は,今回は導入を見送っています。
X-plane11での表示
Barra空港の駐機場から,空港ビルまで砂浜をタキシングして観察しました。
人や車のオブジェクトがたくさんあって楽しい雰囲気が再現されています。

ターミナルビル付近にいる人と車
ここを訪れた作者の方が,楽しかったことを再現しようとしたのだそうです。
波を見に行く
さて,打ち寄せる波をデフォルトのセスナ機で見に行きましょう。
空港滑走路は3本ありますが,海にまっすぐ伸びる短い11番滑走路を使います。

滑走路の選択はフライトの設定を使います

EGPRの11番滑走路に待機したところ
砂浜だからといって気をつかわなくてもFlap1を使って簡単に離陸できます。
離陸してすぐに海岸線を通過します。
窓からながめると波が打ち寄せる様子を眺めることができます。
浅い海岸なので,美しい波が長く表示されます。
今回X-Plane11の録画機能を使ってみました。
海岸線にそって飛行してみたのでご覧ください。
Barra空港を周回して空港全景を眺めると,波が打ち寄せる様子をゆっくり観察できます。
この空港に着陸するには,PlanーGのようなムービングマップを利用するのが楽です。

Plan-Gを使った飛行航跡図
けれども,リアルな飛行をするなら侵入チャートを用意し滑走路の侵入方位を頭に入れて空港の管制塔を目印にするのがよいでしょう。
Barra空港のチャートは無料で入手することができます。
まとめ
この空港シーナリーは,空港の建物だけでなく周囲の風景を楽しめるものとなっています。
この素晴らしいシーナリーを作成していただいた作者の方にお礼をしたいと思います。
ありがとうございました。
余談ですが,フルセットのWave_Libraryをインストールしていれば,セイシェル島のシーナリーでも波が表示できるようになっていることをご報告いたします。
なお,Barra空港シーナリーの説明の中には,ここに発着するDHC-6ツインオッターが紹介されていました。
ちょっと複雑なデータなので,よく調べてからご紹介する予定です。
この記事は,次の製品を導入しオンラインでバージョンアップしたものを利用しています。
コメント