X-Plane11の離島空港でレトロな旅客機を飛ばす

Flightsimulator

 

X-Plane11で国内の主要な離島空港を訪ねてみようと思い立ちました。
そして,東京都内にある離島,八丈島を選びました。
そのシーナリーの説明文で推薦されていた,全日空のフレンドシップを飛行させたので,ご紹介します。


X-Plane11導入日記(その74)

X-Plane11の八丈島空港で全日空のフレンドシップを飛ばす

私は離島にある空港が好きなので,あちこちの離島空港をフライトシミュレーターで飛行しています。

X-Plane11でも,波照間島をはじめあちこち訪ねています。

東京都には,多くの離島空港があるので楽しみはつきないのですが,まずは八丈島を選びました。

思いついたきっかけは,この島を気に入っていた音楽家の團伊玖磨氏が,エッセイ「パイプのけむり」の中で島の暮らしを紹介していたからです。
八丈島は,その美しさから島全体が国立公園に指定されています。

X-Plane11の八丈島空港シーナリーのダウンロードとインストール

2019年1月現在,私が調べた範囲では八丈島空港シーナリーデータが2つ公表されています。

2つある八丈島空港シーナリーデータのうち,新しく公表されたX-Plane11向けのデータは,空港オブジェクトが少ないので,空港の建物が充実している最初に公開されたVer10向けのデータを使いました。

もちろんX-Plane11で使用することに問題はありません。

シーナリーデータのダウンロード

シーナリーデータの名前は,”Japan RJTH Hachijojima  1.4”で,X-Plane.orgからダウンロードします。

X-Plane.orgから引用

シーナリーデータのインストール

八丈島空港シーナリーに必要なライブラリーは,OpensceneryXだけですので,あらかじめインストールを済ませておきましょう。

シーナリーのインストールは,簡単です。
ダウンロードした”Japan_RJTH Hachijojima v1.4.zip”ファイルを展開します。

できあがった”Japan_RJTH Hachijojima v1.4”フォルダーをX-Plane11の”Custom Scenery”フォルダーにコピーします。

これでインストール作業は終了です。

ライブラリーデータとシーナリーデータの詳しいインストール方法は,私の過去の記事をお読みください。

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じつは,このシーナリーパッケージを眺めていて気がついたことがあります。

この八丈島シーナリーのフォルダーの中には,表示される自動車などのオブジェクトデータがすべて同梱されています。

例として自動車オブジェクトを見ると,”Japan pro”ライブラリーに入っていたオブジェクトと同じでした。

このシーナリーパッケージ構成を観察すると,シーナリーライブラリーの収納場所によって利用するライブラリーの使い分けができそうです。

F27データのダウンロードとインストール

今回のもう一つのアイテムは,全日空旧塗装のF27フレンドシップです。

ダウンロード

X-Plane11でANAのフレンドシップを飛行させるためには3つのデータが必要です。

一つ目は,Ver9向けに発表されたF27のオリジナルデータ,2つめはこれをVer10以降に適応させるためのデータ,3つめはANAの塗装データです。

それぞれ,X-Plane.orgからダウンロードしてください。

X-Plane9用のオリジナルデータのタイトルは”Fokker F27-600”です。

X-Plane.orgから引用

Ver10以降に適応させるためのデータのタイトルは”Mod 2.0 for Fokker F27-600 2.0.0”です。

X-Plane.orgから引用

そして全日空の塗装データのタイトルは”ANA F27-600 back in 60’s Version1”です。

X-Plane.orgから引用

機体の構成とインストール

3つのデータをダウンロードしたら,機体データを構成します。

まず,3つのデータを適当な場所で展開します。

オリジナルデータを展開してできた”Fokker F27-600”フォルダーの中にある”f27.acf”ファイルを,Ver10に適応させるためのデータである”Fokker F27-600 Mod2”フォルダーの中にある同名のデータで置き換えます。

つぎに,ANAの塗装データフォルダーの深いところにある”ANA_1966”フォルダーをオリジナルデータフォルダーの中にある”Liveries”フォルダーにコピーします。

これで機体の構成作業は終了です。

構成作業の終わった”Fokker F27-600”フォルダーをX-Plane11をインストールしたフォルダー内の”Aircraft”フォルダーにコピーすればインストール作業は終了です。

フリー機体データと塗装データの詳しいインストール作業手順については,私の過去の記事を参考にしてください。

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八丈島空港の表示

データのインストールが終わったら,早速X-Plane11で飛行してみましょう。

まずは,フライトの作成でフレンドシップを駐機場に配置します。

駐機場のANA旧塗装のF27

表示されたコックピットからターミナルビルの”八丈島空港”の文字が読み取れます。

F27のコックピットから見えるターミナルビル

滑走路から離陸して,八丈島空港の全景や島の市街地を眺めてみました

空港ターミナル全景

私は高精細地形データやJapan proライブラリーなどをインストールしているので,風景描写に不満はありません。

また表示するオブジェクトが少ないので,FPSは29と快適な飛行を楽しむことができます。
これは,離島シーナリーならではの快適さなのでしょう。

まとめ

今回のシーナリーデータの中には,国産自動車のオブジェクトが入っていて,シーナリー制作者の方はそれを表示させることにこだわっておられます。

説明書には,八丈島の素晴らしさを説明する文章があります。

團伊玖磨のように,この島を訪れて島に魅了されたのだと思います。

デフォルトのセスナでも,島を一周するのに30分もあれば十分です。

セスナで島を遊覧後の八丈島空港へのファイナルアプローチ

皆さんも,魅力的なこの島をシミュレーターで訪れてみてください。

Enjoy Flight!


このシーナリーデータと飛行機データは,次の製品で動作確認をいたしました。

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