X-Plane11に表示できるAI機には2つのタイプがあります。
飛行機を自動操縦するものとシーナリーに表示するだけのものです。
空港シーナリーを表示するとき,多数の航空会社の飛行機を表示したいとき,シーナリー用のAI機ライブラリーを導入することになります。
シーナリー表示によく使われるAI機のライブラリーをご紹介します。
X-Plane11導入日記(その65)
X-Plane11で使うAI機のライブラリーを導入する方法
X-Plane11で表示できるAI機には2つのタイプがあります。
飛行機を自動操縦するものとシーナリーに表示するだけのものです。
空港シーナリーに多数の航空会社の飛行機を表示したいとき,シーナリー用のAI機ライブラリーを導入することになります。
X-Planeのシーナリーで表示するためのAI機の代表的なライブラリが2つ公開されています。
”The-Fruitstand-Library”と”The FAIB Aircraft Library”です。
”The-Fruitstand-Library”のダウンロードとインストール
”The-Fruitstand-Library”については,私の過去の記事で簡単に導入方法を紹介しています。
”The FAIB Aircraft Library”のダウンロードとインストール
”The FAIB Aircraft Library”は,X-Plane.orgからダウンロードします。
X-Plane.orgから引用
このライブラリーは,”The-Fruitstand-Library”を補完するものとドキュメントに記載してあります。
けれども,補完とはいえ”The FAIB Aircraft Library”の規模は大きく,展開して構成すると5GBを超えるものになります。
”The FAIB Aircraft Library”は,ドキュメントを含めるとダウンロードを9回に分けて行うようになっています。
X-Plane.orgから引用
このライブラリーは,FS2004とFSX用に作られたAI機をX-Plane用に変更したものであり,その使用についての注意事項がドキュメントに記載してあります。
個人的に自分のX-Plane11で使うのであれば問題はありませんので安心して使いましょう。
元になったFAIBのページには,膨大なデータがあります。
ライブラリーの構成
ダウンロードした”The FAIB Aircraft Library”ライブラリーは,分割してあるので一つのフォルダーに構成しなおす必要があります。
構成の手順はつぎのようになります。
1.ダウンロードしたファイルを,それぞれ展開します。
2.”THE-FAIB Aircraft Library.zip”を展開した”THE-FAIB Aircraft Library”フォルダーを開きます。
中には同名の”THE-FAIB Aircraft Library”フォルダーがあり,これがライブラリーフォルダーです。
3.さらにこのフォルダーを開くと”FAIB-Aircraft”フォルダーがあります。
4.”Aircraft_A.zip”から”Aircraft_F.zip”の6つのファイルを展開してできた”Aircraft_A”から”Aircraft_F”の6つのフォルダー内にあるすべてのフォルダーを3の”FAIB-Aircraft”フォルダー内にコピーします。
”THE-FAIB Aircraft Library_ver5.0_FINAL”フォルダーには,利用に当たっての注意事項を納めたエクセルファイルのドキュメントが入っています。

ライブラリーフォルダーを構成するときの模式図
ライブラリーのインストール
”FAIB-Aircraft”フォルダーと”Library.txt”が入っている”THE-FAIB Aircraft Library”フォルダーが,ライブラリーの本体ファイルです。
このフォルダーを”Custom scenery”フォルダーに入れ,X-Plane11に登録すればインストール作業は終了です。
詳しいインストール方法は,私の過去の記事をご覧ください。
しかし,”THE-FAIB Aircraft Library”フォルダーの大きさが5GBを超えるほど大きいので,納めるディスクの容量に不安があるときにはリンクを張って別ディスクに収納することを考えましょう。
方法は,私の過去の記事を参考にしてください。
まとめ
X-Plane用のシーナリー用AI機ライブラリーは,FS2004やFSXの資産を受け継いで巨大なものになっています。
これらの資産を有効に使えるのも,X-Planeファンの努力のたまものです。
それを,私たちが便利に使うことができることをありがたく思います。
話は変わるのですが,X-Plane11ではフライトプランに従って自動操縦するAI機は,また別の仕組みによって動かすようです。
私の課題は,その仕組みと導入方法を調べていくことです。
この記事のライブラリーは,次の製品で使っています。
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