青森県三沢市にある三沢空港は,米軍,航空自衛隊,国土交通省の3者が共同で使用している施設です。
FS2004用の三沢空港のシーナリーは,AerosoftのアプローチアンドランディングジャパンVol.1に収容されています。
このシーナリーは,発売当時の風景を反映したものです。
今回,2017年に公開された新しい三沢飛行場のシーナリーをご紹介します。
複雑な運用を続ける三沢空港
三沢空港は,三沢基地内の滑走路を使用している空港です。
意外と知られていないのが,日本国内の米軍基地のなかでも三沢基地は最大級の規模だということです。
基地内には,米国のような町並みが広がり,別世界のようだとか。
大型機が就航している空港でしたから,普通の空港なのかなと思っていました。
実際には,滑走路の片隅に小さな駐機場があるだけの空港です。
しかも運用には,大きな制限があるのだとか。
Google Mapの航空写真をみると本当に滑走路の端っこに駐機場があるのが判ります。
現在では,東北新幹線との競争で定期便数も減っています。
けれども,三沢空港は民間航空機が発着するちゃんとした空港ですから,2017年に公開された新しいデータがあれば導入しておこうと考えました。
FS2004用の新しい三沢飛行場(RJSM)
データのダウンロードとインストール
データのダウンロード
このデータは,MAIWで公開されています。
タイトルは,”Misawa Air Base V2”です。
ダウンロードされるファイルは,”MAIW Misawa Air Base_V2.zip”です。
このシーナリーに必要なライブラリーは,MAIWの中にある”THE MAIW GLOBAL SCENERY LIBRARY ”です。
私が以前にご紹介したライブラリーの中に入っています。
データのインストール
アプローチアンドランディングジャパンのデータ退避
もし,アプローチアンドランディングジャパンVol.1の三沢空港(RJSM)をすでにインストールされていた場合は,対応が必要です。
”FS2004>Addon Scenery>AS_ALJ2K4_V1>SCENERY”内にある先頭に”AS_RJSM”の付いているすべての”.bgl”ファイルをどこか別の場所に保管しておきます。
新しい三沢飛行場シーナリーのインストール
新しくダウンロードした”MAIW Misawa Air Base_V2.zip”ファイルを適当な場所で展開します。
展開してできた”MAIW Misawa Air Base_V2”フォルダーの中にシーナリーのインストーラーである”MAIW Misawa Air Base_V2.exe”があります。
実行して,FS2004をインストールしたフォルダーを指定すればインストールしてくれます。
なお,互換性の設定は不要です。
インストールが終了すると,”mht”ファイルで入っているシ-ナリーの説明書が,マイクロソフトのエクスプローラーが起動して表示されます。
つぎに,FS2004を起動して,シーナリーをライブラリーに登録します。
また,付属しているコールサインデータは,”FS2004>Military AI Works>JAPAN>USAF>MISAWA AB>Edit Voicepacks”に展開されているので,Edit Voice Packを使ってFS2004に組み込みます。
また,MAIWからリリースされていた”RJSM V1”をすでにインストールされていた方は,元データの削除について注意書きが記載されています。
FS2004での表示
アプローチアンドランディングジャパンVol.1の三沢空港(RJSM)は,周辺の地形データを含んでいたため,周囲の雰囲気は良かったと思います。
新しい三沢飛行場データは,基地内の施設を重点的に作り込んでいるという感じです。
AI機のF16も,駐機場に表示されています。
基地の中心施設と格納庫です。
周辺にある通信施設も表現されています。
三沢空港の施設もちゃんと表現してあります。
下の画像の白い四角い駐機場が,三沢空港施設です。
駐機場には,ゲート1~3を選択すれば駐機できます。
少し殺風景なので,オブジェクトを追加したくなります。
まとめ
基地シーナリーをご紹介していくなかで,これほどたくさんの基地が国内にあるという事実に改めて驚かされます。
この実態を私自身しっかり受けとめる必要があることを改めて感じさせられました。
私が先にご紹介した松島飛行場所属のブルーインパルスの編隊飛行がこの飛行場の近くで見られるはずなので,探してみてください。
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