日本国内にあるFS2004用の飛行場シ-ナリーを調べていくうちに,未舗装の滑走路を持つ飛行場を見つけました。
その飛行場は,首都周辺地域にある陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地内にある霞ヶ浦飛行場です。
この飛行場シーナリーをFS2004に導入します。
新しい霞ヶ浦飛行場をFS2004に導入する
舗装された滑走路のない飛行場
FS2004のシーナリーデータを網羅した「FS道楽」のリストには,この霞ヶ浦飛行場(RJAK)は,デフォルトのままということで,白くマーキングされています。
私は,このRJAKをインストールしてFS2004で表示したところ滑走路番号があるものの,アスファルトの滑走路が表示されなかったので,インストールに失敗したのかと思ってしまいました。
ダウンロードページにあるシーナリー紹介のアイコンでは,詳細がわからないので,ウイキペディアで霞ヶ浦飛行場を検索しました。
ウイキペディアでは「霞ヶ浦駐屯地」という記事が出てきます。

この中にある空中写真には,舗装された滑走路はありません。
滑走路の番号を示す標識が読めるので,滑走路があることがわかります。
Wikipediaから引用
それを見て,「あ,この飛行場は舗装されていないんだな。」と判ったのです。
Wikipediaでは,長さ550m×幅15mの滑走路となっていますが,SkyVectorのデータによると使えるのは488mのようです。
FS2004の霞ヶ浦飛行場
シーナリーデータのダウンロードとインストール
飛行場データのダウンロード
霞ヶ浦飛行場のデータは,MAIWからダウンロードします。
MAIWから引用
ファイル名は”Kasumigaura RJAK.zip”です。
併せて,マニュアルに掲載されている次のライブラリー・データをダウンロードする必要があります。
なお,私の記事で他の飛行場をインストールされていれば,追加するライブラリはありません。
まだライブラリーのインストールを済ませておられない方は,私の次の記事を参考にインストールしてください。
AI機のデータ
この飛行場には,数種類の陸上自衛隊のヘリコプターがいます。
AI機を表示するためには,複数のAI機データをインストールする必要があります。
これらAI機のデータの作成とインストールは結構複雑ですので,おって別記事で説明いたします。
飛行場データのインストール
飛行場シ-ナリーデータのインストールは,次の手順です。
- ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開する。
- 展開してできた”Kasumigaura RJAK”フォルダーを開く。
- フォルダーの中にある”FS9”フォルダーを開く。
- フォルダーの中にある”RJAK”フォルダーをFS2004をインストールしたフォルダーにある”Addon Scenery”にコピーする。
- FS2004を起動し,シーナリー・ライブラリーに登録する。
通常のフリー・シーナリーと変わりはありません。
詳しい手順は,私の記事を参考にしてください。
FS2004での表示
フライトの作成
未舗装の短い飛行場から離陸するのですから,低圧タイヤを装備しSTOL性能の高いパイパーJ-3Cubを使いました。
RJSKを指定して滑走路を選択すれば,未舗装の滑走路に駐機していることが判ります。
外部視野を見ると滑走路番号が表示されているのがわかります。
日本国内の滑走路番号は,欧州式の”06”となるのが正しいのですが,作者の方はアメリカ合衆国の表記を使っておられるようです。

舗装されていない滑走路でスタンバイするCub
上空から見れば,壕の中に少し物騒な遠距離地対空ミサイルまで表示されます。

飛行場を周回すると地対空ミサイルを見ることができます
画面では,インストール済みのAI機も表示されています。

上空から見た駐機場にAI機が見えます
AI機をインストールしていれば,駐機場にBellヘリコプターを駐めてみると,UH-60JやAH-1Sといった所属機を見ることができます。

駐機場のUH-64JのAI機
まとめ
国内では珍しい舗装されていない滑走路を持つ飛行場を,運良く導入できました。
私は,今回の霞ヶ関飛行場のインストールを通じて,調べる事の楽しさを改めて感じることができました。

遠景で見る霞ヶ浦飛行場
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