パラグライダーは,自然の中を鳥のように飛べるものの一つです。
X-Plane11で飛行できるパラグライダーと飛行場が見つかりました。
実際の飛行を体験するような感覚を味わえると思いますので,ご紹介します。
X-Plane11導入日記(その54)
X-Plane11にパラグライダーと滑空場シーナリーをインストールする
エンジンのない航空機は,グライダー,ハンググライダーとパラグライダーを思い浮かべることができます。
このうちパラグライダーは,パラシュート一つで滑空するのですから,鳥並の爽快さが得られるのではないかと私は考えていました。
今回X-Plane11で飛べるパラグライダーを見つけたときに,「やってやろうじゃないか!」と意気込んでインストールしました。
提供されたデータは,機体とともにかつての冬季オリンピック会場,フランスのグルノーブル近くのユエ”Huez”近くの山から飛び立てるように設定されたシーナリーデータが付属しています。
私のような初心者向け(?)に,サーマルがない目標地点までの直接飛行ができるようにもなっています。
データのダウンロードとインストール
データのダウンロード
データは,X-Plane.orgより”PARAPENT V5 v6 – Windows10”と言うタイトルを検索してダウンロードします。
ダウンロードするファイルは,機体データの”PARAPENTE_V6.rar”とシーナリーデータの”DZHU- Alpe d’Huez.rar”です。
圧縮形式は”rar”ですが,Windows10であれば追加のアプリケーションなしで展開可能です。
データのインストール
シーナリーのインストール
展開してできた”DZHU- Alpe d’Huez”フォルダーを”Custom Scenery”フォルダーにコピーします。
コピーしたら,いったんX-Plane11を起動して,すぐに終了します。
これで”scenery_packs.ini”に設定が反映されます。
詳しい作業手順は,私の次の記事を参考にしてください。
機体のインストール
展開してできた”PARAPENTE_V6”フォルダーを”Aircraft”フォルダーにコピーします。
これでインストール作業は終了です。
詳しい作業手順は,私の次の記事を参考にしてください。
X-Plane11での飛行
初心者向けの簡単な飛び方をご紹介します。
フライトの設定
新規フライト
メインメニューで「新規フライト」を選びます。
フライトの設定が開いたら,まず「航空機」の超軽量飛行機の区分からパラグライダーを選びます。
インストールが成功していれば,アイコンが表示されているはずです。
つぎに「場所」の欄に空港名として”DZHU”と入力します。
この場所は,このシーナリーのために設定された空港名です。
シーナリーのインストールが済んでいれば,表示されて選択できます。
着陸場所のLFHUは,SkyVectorの航空図でも確認できます。
気象のカスタマイズ
付属のpdf形式のマニュアルには,風速制限があるので初心者向けに微風と乱気流がない気象に設定します。
ここでは風向きの設定を保留しておきます。
時刻のカスタマイズは,お好みで良いのですが,昼間でないと飛行できません。
実際の場所は,冬はスキー客,夏はマウンテンバイクを楽しむ方が多いところというので,秋の10月28日に設定しました。
フライト開始後の風向きの設定
フライトを開始すると,風向きによってはパラシュートが折りたたまれて飛行できない状態になっていることがあります。
その時には,マップを開いて中央にある黄色い”You”と言う文字をクリックします。
そうすると,風向設定のウインドウが開くので,向い風になるように矢印を動かして風向きを設定します。
向き風の設定になると,飛び立つ方向から風が吹いているので,パラシュートが自分の後ろに広がります。
ブレーキを外せば,パラシュートが立ち上がります。
スロットルを開くと,パイロットが駆け出して飛び立つことができます。
飛行する時は,3Dコックピットモードが最適です。
初めての飛行でも,着地点目指して安定する飛行を心がけていればぶじに着陸体制に入れます。
着地寸前にブレーキをかければ,パラシュートは後ろにたたまれて着地できます。
私は,インストールして初めての飛行でも,結構楽しめました。
まとめ
パラグライダーは,私がフライトシミュレータを楽しむようになったきっかけの一つです。
シミュレーションでの飛行中は,周りの景色を見る余裕もなく着陸地点を外さないようにするのが精一杯でした。
実物を経験したら,おそらく恐怖心の方が先に立ったのではないかと,今更ながらやらなくて良かったかもと考えている次第です。
初心者を卒業したら,サーマルを利用した長時間飛行に挑戦するのも良いかもしれません。
マニュアルに,X-Plane11向けの”xplane_thermals-master.zip”というサーマルデータの紹介がありました。
インストールにはPythonの導入が必要なため,現在のところ私はインストールしていません。
興味のある方はダウンロードしてみてください。
グライダーの飛行を設定するときに併せて導入してみようと考えています。
その時には,設定の記事を書くつもりです。
この記事は,次の製品で動作確認しています。
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