FS2004に新しいフリーウェア飛行場を追加するためのライブラリーを導入する

Flightsimulator

先日ご紹介した,日本国内の基地などの飛行場データには多くのライブラリーが必要です。

自分でインストールしながら,少し難しいなと考えたのできちんと整理してご紹介することにしました。

 


新しいフリーウェア飛行場をFS2004に追加する(その2)

 

“FS道楽”で公開されているシーナリー一覧表の中でデフォルトのままで白地となっている飛行場について,調べてみました。

その結果,8カ所の飛行場のフリーシーナリーが公表されていることが判りました。

これらの飛行場は,いずれも自衛隊や米軍関係のものです。

私の先に投稿した記事でリンクをご紹介しました。

けれども,インストール方法のくわしい説明を省略したため,インストールをためらわれるのではないかと考えました。

今回,各ライブラリの内容を整理して,確実にインストールできるように説明したつもりですのでご覧ください。

インストールした厚木飛行場(RJTA)


新しい飛行場シーナリーのインストール

飛行場シーナリーをインストールするときに必要なライブラリー

厚木飛行場を除く新しい飛行場をインストールする前に,厚木飛行場とライブラリーのインストールを行います。

必要なデータの一覧表は,先の記事でご紹介したとおりです。

https://pbook.jp/post-7540/

インストール前に,紹介したリンクからファイルのダウンロードを済ませておいてください。

またダウンロードしたファイルを,適当な場所で展開しておいてください。

今回ご紹介したデータは,2種類に分類できます。

インストーラーが付属しているデータと,Addon Sceneryフォルダーなどのフォルダーにコピーするものです。

インストール後の木更津飛行場(RJTK)

インストーラーが付属している飛行場とライブラリーのインストール

つぎの厚木飛行場シーナリーと4つのライブラリーは,インストーラーが付属しています。

MAIW NAF Atsugi (厚木飛行場)
MAIW Global Scenery Library Objects for FS9_20161114
MAIW MCAS Beaufort
MAIW French Rafales_Nick Black Greg Loones Michael MacIntyre
maiw_french_mirage_f1

展開して出来あがったフォルダーの中にある”.exe”ファイルを管理者権限でダブルクリックして実行します。

自動的にFS2004のインストールフォルダーを探してくれるので,表示されたフォルダーを確認してインストールしてください。

なお,これらのライブラリーではAI機を動かすための仕組みも同時にインストールされます。

AI機が必要がないとお考えになれば,特に設定しなくても飛行場シーナリーの運用には,支障はありません。

なお,これらのインストーラーで導入したデータは,FS2004起動後に改めてシーナリー・ライブラリーに登録する必要があります。

インストール後の松島飛行場(RJST)

Addon Sceneryフォルダーなどにコピーするライブラリー

Addon Sceneryフォルダーなどにコピーするライブラリーには,4つのタイプがあります。

Addon Sceneryフォルダーに単独のフォルダーとしてコピーするライブラリー
mg__scenery_lib_obs_col_1

mg__scenery_lib_obs_col_1”ライブラリは,展開したフォルダーの内容をFS2004の”Addon scenery”フォルダーにコピーしてインストールします。

このデータは,FS2004起動後に改めてシーナリー・ライブラリーに登録する必要があります。

インストール後の大湊飛行場(RJSO)


”Texture”フォルダーにインストールするライブラリー
ga_hangers_ss_v3

ga_hangers_ss_v3”ライブラリは,展開したフォルダーの内容をFS2004の”Addon scenery”フォルダーの中にある”Texture”フォルダーにコピーしてインストールします。

バージョンの古いテクスチャーがある場合には,上書きすることになります。

このデータは,テクスチャーを追加するものですからFS2004のシーナリー・ライブラリーに登録する必要はありません。

インストール後の館山飛行場(RJTE)


”Scenery”と”Texture”フォルダーにインストールするライブラリー

次の2つのライブラリは,展開したフォルダーの中にある”Scenery”と”Texture”フォルダーをFS2004の”Addon scenery”フォルダーにコピーしてインストールします。

コピー後に”Scenery”と”Texture”フォルダーに統合されます。

バージョンの古いものがある場合には,上書きすることになります。

jgse_j4
ggse_j3

特別なのが,次の2つのライブラリーです。

parking_lots_large_ss
ga_hangers_ss_v3

これらの展開したフォルダーの中にそれぞれ一つだけ,”.bgl”ファイルが混じっています。

この”.bgl”ファイルをFS2004の”Addon scenery”フォルダーの中にある”Scenery”フォルダーにコピーします。

そしてフォルダー内のすべての”.bmp”ファイルをFS2004の”Addon scenery”フォルダーの中にある”Texture”フォルダーにコピーします。

すこしだけファイル操作の手間がかかりますね。

なおバージョンの古いものがある場合には,上書きすることになります。

このデータは,”Addon Scenery”への追加データですからFS2004のシーナリー・ライブラリーに登録する必要はありません。


”Scenery”と”Texture”のほか”FS2004\Effects”フォルダーにインストールするライブラリー
mcdmil

mcdmil”は,”Scenery”,”Texture”のほか,”FS2004¥Effects”フォルダーにインストールするライブラリーです。

展開したフォルダーの中にある”MCDmil”フォルダーの中にある”Scenery”と”Texture”のほか,”Effect – BACKUP the ORIGINAL first”というフォルダーがあります。

この中にある”fx_dirtcrash.fx”ファイルを”FS2004¥Effects”フォルダー内にある同名のファイルと置き換えることになります。

”Effects”フォルダーにコピーする前に,既存のファイルをバックアップしましょう。

バックアップするのは”FS2004¥Effects”フォルダー内にある”fx_dirtcrash.fx”ファイルです。

インストールする”mcdmil”フォルダーの中にバックアップ用フォルダーを作るなどして,オリジナルファイルをバックアップしておきましょう。

このデータは,”Addon Scenery”への追加データですからFS2004のシーナリー・ライブラリーに登録する必要はありません。

インストール後の鹿屋飛行場(RJFY)


飛行場シーナリーのインストール

ライブラリーのインストールが終わったら,厚木飛行場(RJTA)を除いた各飛行場のシーナリーをインストールします。

各飛行場のデータを展開して,フォルダー内にある”4レターコード”のフォルダーをFS2004の”Addon scenery”フォルダーにコピーして,シーナリー・ライブラリーに登録します。

具体的にコピーするフォルダーは,”RJSO”,”RJST”,”RJTE”,”RJTK”,”RJTU”,”RJFY”の6つのフォルダーです。

厚木飛行場(RJTA)を除く飛行場の登録作業は,これで終了です。

たくさん導入したので,追加作業と位置の設定は,結構手間がかかります。

一般的な飛行場データのインストールについては,私の記事を参考にしてください。

https://pbook.jp/post-2262/

シーナリーライブラリ内の飛行場シーナリーの位置は,上位でもかまいませんが,ライブラリーデータは,フォトシーナリーの上位あたりに設定しておきましょう。

加えて,各飛行場のフォルダーや追加したライブラリーフォルダーには自衛隊機や米軍機などのAI機のリペイントデータや飛行プランが入っています。

インストールするためのドキュメントは,フォルダーの中に入っています。

なお航空機データの中には,別のページからAI機のデータをダウンロードしなくてはならないものもあります。

AI機は,いろいろな種類があるのですべてのAI機をインストールしようとすると,けっこう手間がかかります。

欲張らず,必要に応じて1箇所ずつインストールするのが良いと思います。

インストール後の宇都宮飛行場(RJTU)

まとめ

手作業でインストールしなければならないライブラリーがたくさんあるので,ファイル操作に慣れておられない方にとっては結構大変だと思います。

けれどもインストールをやり遂げた時には,現実感のある飛行場を自分のFS2004に構築できているはずです。

今後は,岩国や横田などの飛行場データを順次ご紹介する予定です。

その際は,大きな基地飛行場のデータとAI機もインストールすることになります。

飛行場数がたくさんあることと,ライブラリ収集とインストールの説明に時間を要するので少しずつご紹介するつもりです。

 

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