2018年9月頃のWindows10の更新以降,起動後のキーボードが”ENG”に固定されました。
日本語キーボードに切り替えた後でも,違うアプリやウインドウに切り替えると”ENG”に戻ってしまいます。
あちこち情報を探してみましたが,”ENG”の削除という記事はありましたが,”MS-IME”や”ATOK”に固定するという機は見受けられませんでした。
起動後なら,日本語キーボードに固定できることが判ったので報告します。
Windows10の起動後に日本語キーボードに固定する
長い間苦しめられましたが,ようやく元に戻って良かったです。
そして,この記事の役目も終わりました。
2018年9月頃のWindows10の更新以降,起動後のキーボードが”ENG”に固定されました。
“ENG“を消す方法は,あちこちのページに説明がありましたが,完全に削除することはできませんでした。
起動後の”ENG”は消せなかった
さまざまな削除や設定方法を試みましたが,起動後の画面右下のキーボードモードは”ENG”のままでした。
また,日本語キーボードに切り替えた後でも,違うアプリやウインドウに切り替えると”ENG”に戻ってしまいます。
しかし,何らかの解決策はあるだろうと,設定を眺めていたら,ちゃんと固定方法がありました。
起動後に日本語キーボードに固定する手順
まずメニューの歯車のマークをクリックして”Windowsの設定”を開きます。
この中の時刻と言語を選択します。
この中で,”地域と言語”を選びます。
右側のランの真ん中当たりに,”キーボードの詳細設定”というボタンがあるので,ここをクリックします。
このウインドウの中に,”アプリウインドウごとに異なる入力方式を設定する”という設定項目があります。
この設定のチェックボックスを消すと,ウインドウを変更した時に“ENG”に戻らなくなります。
けれども残念なことに,再起動後は”ENG”に戻ってしまいます。
まあ,起動後最初の切替だけは”窓”+Spaceになるのは我慢することになります。
ふと昔のパーソナルコンピューターのOSは,英語モードで起動していた事を思い出しました。
そして「起動後に日本語モードに切り替えていたんだよな。」と思い出しました。
結局,昔に返っただけなのかもと考えてしまいました。
何故こんな仕様にしたのか
これは,あくまでも私個人の推測に過ぎないことを最初にお断りいたします。
ウインドウごとに言語キーボードを切り替えると,得をする人がいるのかを考えてみました。
得をするのは,複数や大きなディスプレイでウインドウごとに異なるキーボードを使う人ということになります。
例えばサーバー画面は英語だけ,クライアント画面は日本語で使うというシステムエンジニアが思いつきます。
今回の仕様変更で,キーボードを2種類つないでおけば,わざわざハードウェア切替をしなくてもマウスの移動だけでキーボードの切替ができるわけです。
つまり,開発やメンテナンス現場の要望に基づく改良という位置づけなのかもしれません。
現在,多くのパーソナルコンピューターが,タブレット型に変わってきています。
タブレットなら,一つのウインドウで固定され,シャットダウンはほとんど行われません。
そういう状況であれば,ウインドウごとにキーボード設定を変えるという仕様も,大半の個人ユーザーには影響がないとマイクロソフトは考えたのかもしれません。
私のような,旧来のデスクトップコンピューターを使う人間は,取り残されていくのでしょうか。
まとめ
仕様変更はしかたがないとしても,従来の使い方ができなくなるのは困りものですね。
なんとか,支障なく使うためにも仕様変更内容はきちんと告知してもらいたいものです。
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