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X-Plane11のフライトプランを作るフリーウェアを探してみました。
いろんなフォーラムページで見かけるのが”Plan-G”でした。
このアプリは,FS2004,FSX,P3DそしてX-Plane11を対象にしています。
動作に課題があるものの,使えるアプリであることは間違いないのでご紹介いたします。
X-Plane11導入日記(その52)
FS2004とX-Plane11両方で使えるフライトプランナー兼ムービングマップ
“Plan-G”は,結構前からリリースされているフライトプランナー兼用のムービングマップです。
特徴は,3つあります。
- フライトシミュレーターに登録してある空港データを自前のデーターベースに取り込み,フライトプランを作ることができる
- ムービングマップを表示できる
- ネットワーク接続された外部コンピュータでも実行できる
このうち,1は,FS2004とX-Plane11で確認できました。
けれども,2と3で課題が生じました。
その課題というのは,次の2つです。
- FS2004のマップは,FS2004を実行しているコンピューター上では動作しない
- X-Plane11のマップは,ネットワーク接続した外部コンピュータとでは動作しない
というもので,私は解決方法が判りませんでした。
この制限を了解していただいだ上で,導入方法を説明します。
Plan-Gのダウンロードとインストール
ダウンロード
Plan-Gは次のページからダウンロードできます。
2018年10月13日現在のバージョンは,3.2.1.151です。
インストール
ダウンロードした”Setup_Plan-G_3.2.1.151.zip“ファイルを適当な場所で展開します。
展開してできた”Setup_Plan-G_3.2.1.151“フォルダー内にある”setup_Plan-G_3.2.1.exe“を管理者権限で実行します。
互換性設定は必要ありません。
インストール先は,必ずWindows10の”C:\Program files”や”C:\Program files(x86)”以外の場所にしてください。
FSUIPCとXPUIPCのインストール
Plan-Gはフライトシミュレータと通信するために,接続モジュールを使います。
FS2004ではFSUIPC3を,X-Plane11ではXPUIPCを利用しますので,これらのアドオンモジュールをあらかじめフライトシミュレーターに導入しておいてください。
FSUIPCの導入については,いろいろな方が説明をされておられるので省略いたします。
XPUIPCの導入については,私の記事をご覧ください。
外部コンピュータへのインストール
外部コンピュータにPlan-Gをインストールする場合には,通常のインストール作業のほか,フォルダーの共有設定が必要になります。
フライトシミュレータをインストールしているフォルダーの共有設定
Windows10でフライトシミュレーターを実行しているという前提で説明します。
共有が必要となるのは,シミュレーターを実行しているコンピューター(サーバーと言います。)にあるフライトシミュレーターをインストールしたフォルダーです。
このフォルダーを外部コンピュータ(クライアントと言います。)で実行しているユーザーに共有を許可しておく必要があります。
共有設定の方法は,次のとおりです。
- サーバー上のフライトシミュレーターをインストールしているフォルダーを右クリックしてプロパティを開きます。
- 共有タブをクリックして開き,”共有(s)”ボタンをクリックします。
- ウインドウ内のユーザーに,クライアントのユーザー名を追加します。
- アクセス許可のレベルで”読み取り/書き込み”ができるようにしておく
入力して認識されたら,ウインドウ下の”共有”ボタンをクリックすると設定が保存されます。
うまくいくと,クライアントから,サーバーの共有したフォルダーがアクセスできるようになります。
WideclientとXPWideclientのインストール
WideclientとXPWideclientは同時に使用することが出来ません。
どちらか一つのプログラムを実行できるだけです。
また,片方のプログラムを実行した後に,すぐに別のプログラムを実行しようとしても通信するポートが解放されていないため,起動できません。
起動させるためには,クライアント・コンピュータを再起動する必要があります。
なおWideClientには,”WideFS Closer.exe”というプログラムが用意されているので再起動は不要です。
Plan-Gのデータベース作成
インストールしたPlan-Gを使うためには,フライトシミュレーターに導入されている空港データを元にデータベースを作る必要があります。
データベースを作成するコンピューター
この作業は,Plan-Gを実行しようとするコンピューターで行う必要があります。
サーバー・コンピューターとクライアント・コンピュータ両方で使うなら,両方のコンピュータで行う必要があります。
シミュレータの種類ごとにデータベースを作成する
またFS2004とX-Plane11,フライトシミュレーターごとにデータベースが必要になります。
Plan-Gを起動し,”Build Navigation Database”タブをクリックします。
まず,データベースを保存するフォルダーを設定します。
このフォルダーは,任意の名前をつけることができますので,わかりやすくしておきましょう。

つぎにデータベース作成に取りかかります。
シミュレータの種類を選ぶチェックボックスが灰色になっていて選択できなくなっていることがあります。
そのときには,ウインドウ下にある”Add..”ボタンをクリックするか,フライトシミュレータ欄の右側にある”Browse..”ボタンをクリックします。
表示されたフォルダーから,目的のシミュレーターの実行ファイルをクリックして”開く”をクリックします。
FS2004なら”FS9.exe”をX-Plane11なら”X-plane11.exe“をクリックして開くをクリックします。
そうすると,該当シミュレーターのウインドウに,フォルダー名が表示されます。
また,フォルダーの共有設定をしていればサーバー・コンピュータのフォルダーが選択できます。

表示されたら,右下の”OK”をクリックして,データベース作成画面に戻ります。
設定画面には,設定したシミュレータの”Build xxxx”が選択できるようになっているはずです。
チェックを入れてOKをクリックすると作成が始まります。
作成には少し時間がかかりますので,コンピュータの電源が切れないように注意しましょう。

シミュレーターとPlan-Gの接続設定
つぎに,Plan-Gをフライトシミュレーターにつなぐ操作を行います。
接続方法は接続するフライトシミュレーターが変わるたびに設定します。
FS2004とX-Plane11を同じ設定にすると言うわけにはいきません。
具体的には,Home画面の右側にある”Flight Simulators”という欄の右隅にある右下向きの矢印マークをクリックします。
でてきたウインドウにある,フライトシミュレータの種類を選びます。
FS2004なら”FSUIPC”,X-Plane11なら”XPUIPC”のラジオボタンをクリックしたあとでウインドウを閉じます。
すでにフライトシミュレーターが動いているなら,”Connect”をクリックすると接続できます。

いろいろ試してみた結果,FS2004は外部コンピューターでの動作,X-Plane11は同一コンピューターでの動作しか確認できませんでした。
現在のところ修正方法は,判りません。
まあ,最近のディスプレイは,ワイド型になっているので地図を表示するくらいは余裕だと思います。
また,不足ならセカンドディスプレイを増設するという方法もあります。
FS2004では,残念ながら同一コンピュータ上では動作しませんので,現在のところ外部コンピュータで動作させるしか方法はありません。
Plan-Gの実際の動作
フライトシミュレーターと接続できたら,画面上に自機が黄色で,AI機が赤色で表示されます。
FS2004で追加した羽田空港のD滑走路も,空港データベースが機能していれば表示されていました。

ムービングマップ機能
自機を地図の中心に持ってくるときは,”Lock”をクリックします。
”Synk”は,地図がある程度固定され自機はその地図上を移動していくという表示になります。

フライトプランの作成
Plan-Gでのフライトプラン作成は,空港を選んでマウスを操作するだけで作成することができます。
あえて説明する必要がないくらい簡単です。
Youtubeにも動画がありました。
以下は,広島西飛行場から広島空港までの簡単なプランを作成する画面です。
2つの空港を結び,間を結ぶ線をEDITモードで動かしていきます。

できあがったプランは,次のようになります。

Plan-Gでフライトプランを作成する最大のメリットといえば,フライトシミュレータに移せることです。
移すには”Export”を使用します。
この説明については,マニュアルの翻訳を引用いたします。
[Export]オプションを使用すると,FSがFlight PlannerおよびGPS(.plnファイル)で使用できるFSXフライトプランとしてプランを保存するかどうかを選択できます。
FS9フライトプラン(.plnファイル),X-Plane 9または10 Flight Plan(.FMS)またはPlan-Gプラン “スニペット”(.snip)ファイルとして保存したり,別の名前のPlan-Gフォーマット(.plg)プランを保存することができます。
スニペットファイルは通常,2つまたは3つの連続したウェイポイントを。含む短い飛行計画です。
タイプ.snipとして保存された場合,他の飛行計画に挿入できます。 (スニペットの使い方の詳細については、14.3.6節を参照してください)Plan-G特有の機能(標高,ノート,相互参照など)は.PLNファイルに保存されません。
この特別な情報を保存したい場合は,[名前を付けて保存]を使用し,.PLGとしてプランを保存する必要があります。
この説明によると,高度情報などはフライトシミュレータのプラン形式では保存できないので,Plan-G形式で保存するよう説明があります。
フライトシミュレータのフライトプランが,詳細なデータを記録できる仕様になっていないというのが理由です。
これは,FS2004やFSXで使用するペイウェアの”Flightsim Commander10″と同じです。
まとめ
私は,X-Plane11用のフライトプランナーで外部コンピュータで利用できる物をさがしていました。
Plan-Gがその役割を果たせるかなと考えていましたが,外部コンピュータでの動作に課題が生じたので少し残念でした。
X-Plane11と同じコンピューターで動作させると負荷がかかってX-Plane11の動作に支障がでないかちょっと心配になるからです。
今後,外部コンピュータでの動作が完璧になれば,X-Plane11用のフライトプランナーだけでなく,ムービングマップとしても重宝するだろうと思います。
この記事は,次の製品で動作確認しています。



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