長いタイトルになってしまいましたが,RAASは大型機が離着陸する時に滑走路の情報を元に助言してくれるシステムです。
実機では,ハネウェル社が開発しているシステムですが,X-Plane11に導入できるプラグインがあるのでご紹介します。
X-Plane11導入日記(その42)
X-Plane11で使えるRAAS
FS2004では,着陸のときに滑走路情報を伝えてくれるGPWSというモジュールがあります。
X-Plane11でも同様に滑走路情報から助言してくれるプラグインがあります。
実機ではハネウェル社が開発しているシステムなのでRAAS(Runway Awareness and Advisory System)と言う名前がついています。
旅客機が安全に離着陸できるようにアドバイスしてくれるというシステムです。
実際の設定については,RAASプラグインにマニュアルが付属しています。
RAASは,音声でアドバイスや警告を発してくれます。
RAASプラグインのダウンロードとインストール
このプラグインの名前は”X-RAAS”といいます。
私は,Windows10上のX-Plane11.25にインストールして動作確認しました。
このプラグインはX-Plane.orgのページからダウンロードします。
表示されたウインドウの右側にある緑色の”Download this file”をクリックします。
プラグインのインストール
ダウンロードされた”X-RAAS2.zip”ファイルを展開します。
できあがった”X-RAAS2”フォルダーをX-Plane 11 / Resources / Pluginsにコピーしてください。
これでインストールは終了です。
プラグインのマニュアル
マニュアルは,”X-RAAS2”フォルダーの中にある”Documentation”フォルダーにpdfファイルで収められています。
pdfファイルを翻訳して読むには,表示画面の中から読みたい部分を選択し,Google翻訳ページにペーストして読む方法をおすすめします。
プラグインの設定
プラグインの設定項目はたくさんあります。
メニューから”Plugin>X-RAAS>X-RAAS configration”を選ぶとダイアログウインドウが開きます。
各項目の内容は,マニュアルを読んでください。
デフォルトで付属しているB737-800であれば,とりあえずこのままでも使えます。
X-RAASが使えない航空機
このX-RAASは,ある程度の大きさ(5700kg以上の重量)のある多発機でなければ使えません。
試しにセスナC172を選択すると,警告画面が表示されて機能が無効になります。
まとめ
私は,X-Plane11をVFRで使うことを目的に導入しました。
このプラグインは,軽飛行機だけ飛ばすのであれば不要です。
けれども,少し大きめのプロペラ機でも使えるので,とりあえずこのままおいておこうかなと考えています。
このプラグインは次の製品で使用しています。
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