X-Plane11でミニパネルを使う方法

Flightsimulator

 

 


X-Plane11導入日記(その41)

X-Plane11にミニパネルを追加するプラグイン

FS2004のミニパネル表示は,狭いPC画面のうえで離着陸の際の操縦を容易にできる優れた機能です。

X-Planeには,パネルの拡大縮小機能はありますが,ミニパネルを表示する機能はありません。

しかし,この機能を追加するプラグインが公開されています。

しかも,外部から自機を表示しているときにもミニパネルを表示できます。

さらに,ミニパネルの大きさや透明度も飛行中にダイナミックに変更できます。

FS2004ではセカンドPCやサブ画面を使ってただ単に表示することしかできなかった事に比べ,優れた機能を持っています。

https://pbook.jp/post-2180/

ミニパネルプラグインのダウンロードとインストール

ミニパネルプラグインの名前は”Scenic-Flyer”といいます。

現在のバージョンは1.3となっていて,Windows7上のX-Plane10.25での動作を保証しています。

私は,Windows10上のX-Plane11.25にインストールして動作確認ができました。

このプラグインは以下のページからダウンロードします。

http://www.digital-avionics.com/scenic/home.html

表示されたウインドウの右側にある緑色の”Download this file”をクリックします。

 

表示される画面の中にあるVer1.3の黄色い”HERE”部分をクリックします。

 

プラグインのインストール

ダウンロードされた”Scenic-Flyer.zip”ファイルを展開します。

できあがった”Scenic-Flyer”フォルダーをX-Plane 11 / Resources / Pluginsにコピーしてください。

これでインストールは終了です。

Scenic-Flyer”フォルダーの中には,Windows,Mac,Linux用の32bitと64bitのプラグインがすべて入っています。
このままコピーしても,Windows10で問題なく動きますので安心してください。

プラグインの使い方

X-Plane11を起動し,フライトを選択します。

通常の操縦席画面が表示されたら,飛行中でも大丈夫なので外部からの視野を表示します。

左下にミニパネルが表示されます。

このミニパネルは,マウスでドラッグすることで表示位置を移動できます。

つぎに,操縦席表示でパネルを表示しない設定を選択すると,FS2004でおなじみのミニパネル表示になります。

プラグインの高度な操作

このままでもなんとか使うことができるのですが,このプラグインには高度な操作ができるようにコマンドが用意されています。

そのコマンドを使うには,キー設定ファイルを編集することが必要です。

キー設定ファイルについては,私の次の記事を参考にしてください。

https://pbook.jp/post-6718/

新しくキー設定ファイルを作るのもよし,従来の設定ファイルに加筆するのも良いでしょう。

加筆する部分は,他の設定と重複しないようにしなければなりません。

私が,動作確認できた設定を次の画面に表示しました。

122行から128行までを加筆しています。

加筆するコマンド部分は,”Scenic-Flyer”フォルダー内の”README.txt”に記載されています。

キー+SHIFT+CTRL“を追加して加筆します。

加筆したキー設定ファイルをX-Plane11で選択して表示します。

うまく設定できていれば,キーボード設定の中に次のように表示されます。

これで,”Scenic-Flyer”の全機能が利用できるようになりました。

Scenic-Flyer”の機能

全機能が利用できるようになったので,ミニパネルの表示がうんと楽になります。

通常のフライト画面が表示されたら,キーボードで”Ctrl+w”を押します。

”Ctrl+w”は,パネルのないコックピット表示のショートカットです。

”Scenic-Flyer”がインストールされていれば,ミニパネルが表示されます。

ここで”Shift+Ctrl+1”を押すとミニパネル表示は消え,”Shift+Ctrl+1”で再び表示されます。

ミニパネルは,”Shift+Ctrl+2”で拡大,”Shift+Ctrl+3”で縮小表示できます。

また”Shift+Ctrl+5”で透明度を変更できます。

続けて押し続けると元に戻ります。

グラスコックピット用のミニパネル表示

さらに”Shift+Ctrl+4”でグラスコックピット用のミニパネル表示になります。

元に戻すには再び”Shift+Ctrl+4”を押します。

作者は,200knt以下の航空機には最初の6つの計器タイプを,高速機にはグラスコックピット型式を使うようにしてくださいと説明しています。

ミニパネル表示の制限

このミニパネルは,ウインドウの大きさを変更してもウインドウの大きさに比例して表示サイズが変更されることはありません。

そのため,ウインドウの大きさを変えた場合には,大きさを調整する必要があります。

まとめ

”Scenic-Flyer”プラグインのおかげで,X-Plane11の操縦がずいぶん楽になります。

作者の方にお礼を申し上げます。

私は,このプラグインは,FSXのミニパネルの機能を一歩進めたような印象を受けます。

FSXが発売の後に開発されたプラグインですから,FSXの一歩先を行くミニパネルに仕上がっていますね。


このプラグインは次の製品で使用しています。

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