以前にX-Plane11のスクリーン内に表示するムービングマップをご紹介しました。
そのマップは,仮想現実用でしたのでX-Plane11の外には表示できませんでした。
今回ご紹介するのは,ワイドスクリーンでX-plane11のスクリーンの外に表示するムービングマップです。
X-Plane11導入日記(その39)
X-Plane11の窓外にムービングマップを表示するソフトウェア
X-Plane11で利用できるムービングマップを探してみて,以前ご紹介したスクリーン内に表示するアドオンパッケージをご紹介しました。
そのパッケージは,主としてVRで利用することを目的にしているのでX-Plane11のスクリーン内に表示するだけで,スクリーンの外には表示できませんでした。
今回ご紹介するのは,X-Plane11のデータ出力機能とGooglemapを利用してX-Plane11のスクリーン外にムービングマップを表示するプログラムです。
ソフトウェアの名称は”External Moving Map”といい,2018年9月現在のバージョンは”X-Plane-Map 2.4.1”です。
ソフトウェアのダウンロードとインストール
ダウンロード
”External Moving Map”は,X-Plane.orgのリンクからダウンロードします。
表示されたウインドウの右側にある緑色の”Download this file”をクリックします。
Windows10用のパッケージは,表示された”X-Plane-Map”ウインドウの中にある”Download for Windows”をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたパッケージは,”x-plane-map-electron-setup-2.4.1.exe”というインストーラーです。
インストール
ダウンロードしたインストーラーを管理者権限で実行します。
なお,インストーラーは互換性設定をしなくても動作します。
ただし,Windows10が挙動不審と判断するのか,警告ウインドウが表示されます。
問題はありませんので,実行ボタンをクリックします。
なお,私が使っているマカフィーインターネットセキュリティの常時監視では,このソフトウェアの動作中に警告は発生しませんでした。
インストールが終了すると,”X-Plane-Map”のウインドウが開きますが,地図は表示されません。
まだX-Plane11からデータが送られてきていないからです。
インストールが終了すると,デスクトップに”X-Plane-Map”のアイコンが追加されます。
インストール後は,これをダブルクリックして起動することになります。
X-Plane11の設定変更
”X-Plane-Map”を使うには,X-Plane11のデータ出力設定を変更する必要があります。
X-Plane11を起動し,フライトを開始します。
開始できたら,画面右上をクリックしシステムの設定メニューを選びます。
つぎに左側の数字から20を選択してクリックします。
そして右側にある”UDP経由のネットワーク”のチェックボックスをクリックします。
つぎに右下にあるネットワーク設定という欄の下にあるネットワークデータ出力を送信するというチェックボックスをクリックします。
IPアドレスを入力するというダウンリストにIPアドレス欄に”127.0.0.1”を,ポート欄に”49003”を入力します。
実行完了をクリックすると,”X-Plane-Map”ウインドウ内にGooglemap画面が表示され,飛行機の現在位置が黒いアイコンで表示されます。
マップ表示のバリエーション
”X-Plane-Map”はGooglemapを使うので表示も3種類のバリエーションがあります。
通常マップと,衛星写真そして地形図です。
広島西飛行場(RJBH)を離陸してしばらくたったとき,それぞれの表示は次の画面のようになります。
航跡図も設定によって表示できるようになっています。
地図のスケールはウインドウ内の+/-で変更できるほか,マウススクロールによっても変更できます。
もちろん,ウインドウサイズの変更も自由です。
なおGooglemapを利用しますから,VORやILSなどの航法支援設備は表示されません。
また地図上にフライトプランの表示もできるようです。
まとめ
このムービングマップは表示の自由度が高いので,ワイドスクリーンを使っている人や,マルチスクリーンを持っている人には便利なツールになると思います。
この記事は,次のX-Plane11を使用しています。
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