X-Plane11のシーナリーについて空や水の改良をおこないました。
けれども滑走路の質感はデフォルトのままであり,あまり上品とはいえません。
滑走路や空港の風景を改善するアドオンパッケージをX-Plane11に導入する方法を説明します。
X-Plane11導入日記(その38)
X-Plane11の飛行場風景を改善する
X-Plane11の滑走路などの舗装表現を改善するテクスチャーと飛行場内の設備を改善するライブラリがセットになったアドオンパッケージがあります。
名前は,その名前が機能を表現している”Airport Environment HD“といいます。
このパッケージは飛行場内の次のものを置き換えます
滑走路と誘導路のテクスチャ
ブラストパッド,滑走路肩,スキッドマーク
誘導路標識
エプロンライト,燃料タンク
荷物用カート,トラクター,貨物トラック
塗装された地上標識,ランプ標識
タクシーライン
空港エリアの地形テクスチャ
なおそれぞれの置き換えは,定義によってON/OFFの切替ができるようになっています。
“Airport Environment HD“のダウンロード
このアドオンパッケージは,X-Plane.orgからダウンロードします。
リンク先はつぎのとおりです。
画面の右側にダウンロードボタンがあります。
これをクリックすると”Airport_Environment_HD_2.02.zip”というファイルがダウンロードできます。
X-Plane.orgより引用
“Airport Environment HD“のインストール
このパッケージは,X-Planeのデフォルトのテクスチャを置き換える第1の部分と,ライブラリとして機能する第2の部分ので構成されており,どちらも独立してインストールできます。
まずダウンロードした”Airport_Environment_HD_2.02.zip”を展開した”Airport_Environment_HD_2.02”フォルダーを開きます。
なお,インストール前に”X-Plane 11 / Resources /”フォルダーのバックアップをしてください。
このパッケージは,テクスチャーを上書きしてしまいますので,元に戻したい場合は,バックアップから書き戻さなくてはなりません。
第1の部分(テクスチャー)のインストール
”Airport_Environment_HD_2.02”フォルダー内の”Part 1(Texture replacement)”フォルダを開きます。
このフォルダー内のすべてのファイルとフォルダを”X-Plane 11 / Resources / bitmaps / runways”に上書きコピーします。
1.5の部分(テクスチャー)のインストール
このパッケージには欧州内の滑走路の表示を改善するテクスチャーという名目のテクスチャーが同梱されています。
このデータは,滑走路の番号が”1”と表示されるのを”01”という表現に変更するものです。
日本国内の滑走路では一桁台の番号は”0X”と表記されます。
ですから,第1の部分のインストールと同じように”Part 1.5 (Optional) – European runway numbers”フォルダーの内容を,”X-Plane 11 / Resources / bitmaps / runways”に上書きコピーします。
実は,滑走路番号の改善については第1の部分を導入後に気がつきました。
RJBHから離陸しようと思ったとき,一桁の番号でした。
またFS2004では,”04”と描かれていました。
さらに正式な資料であるAIM-jで確認したところ,日本国内の滑走路表示は”0X”表記になっていました。
欧州表記というフォルダーの説明で先入観を抱き,国内空港の滑走路表記を確認していなかった私のミスでした。
AIM-j 2013年版から引用
第2の部分(ライブラリ)のインストール”Airport_Environment_HD_2.02”フォルダー内の”Part 2(Scenery library)”フォルダ内に移動します。
”Airport Environment HD”フォルダを”X-Plane 11 / Custom Scenery”にコピーします。
“scenery_packs.ini”の編集について
滑走路表示の改善結果


つぎに滑走路番号表記の改善ですが,広島西飛行場(RJBH)の北向きの滑走路を例にご覧ください。
改善前の滑走路は次の画像です。
改善後は2桁表示です。
ライブラリ機能の無効化
# Large fuel tanks
そのコメントの下にあるEXPORTコマンドのすべての行を削除します。
このパッケージの導入に当たっての注意
まとめ
この記事は,次の製品を使用しています。
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