X-Plane11を機能アップする方法

Flightsimulator

FS2004では,空や水面をグレードアップするためにTextureの更新という方法をとっています。

X-Plane11でもTextureを更新する方法は同じなのですが,最近の取り組みにおいてX-Plane11の機能アップによって表現を改善しているフリーウェアがありました。

このグレードアップの手順は複雑なため,数回にわけて説明します。

まずは,フリーウェアモジュールを動かすための基本的な仕組みをX-Plane11に追加する手順について説明します。


X-Plane11導入日記(その33)

X-Plane11を機能アップする方法

X-Plane11の空と水面をグレードアップする手順[その1]

FS2004では,空や水面の描画をグレードアップするためにTextureの更新という方法をとっています。

X-Plane11でもTextureを更新する方法は同じなのですが,最近の取り組みにおいてX-Plane11の機能アップによって表現を改善しているフリーウェアがありました。

X-Plane.org(FSE V0.5)より引用

 

モジュールによる機能の付加

もちろん,FS2004でもModuleによる機能付加ができるようになっています。

しかしそのためにはCやC++言語に精通する必要があります。

機能付加は,FS2004の動作の仕組みまで理解する必要があることや,開発環境を整備する必要があることから,一朝一夕でマスターできる方法ではありません。

一方,X-Plane11にも機能アップするための仕組みが用意されています。

しかも,スクリプト言語であるLuaによって記述された機能をX-Plane11に組み込むという方法で実現されています。

機能の記述は,テキストエディターでLuaモジュールを記述し,この機能をある方法によってX-Plane11に組み込むことで実現されます。

その方法には”FlyWithLua”という名前が付けられています。

Lua言語で書かれた機能は,たとえて言うなら,私たちが一般的な仕事で使うExcelにおけるマクロのようなものです。

この”FlyWithLua”には,新しくX-Plane11用の”FlyWithLua NG”が発表されています。

私は,X-Planeの仕組みを理解して,モジュールを作って使おうというつもりはありません。

しかしながら,私が見つけたX-Plane11の空と雲の描画をよりグレードアップするモジュールがこの仕組みを利用していたので,インストールすることにしたのです。

LuaファイルをWindows10付属のメモ帳で開くと表示が乱れてしまいますから,テキストエディタを使って開いてください。
ちなみに,私は昔から”秀丸”を使用しています。
FlyWithLua NG”のダウンロードとインストール
ファイルのダウンロード

FlyWithLua NG”は,X-Plane.orgのページからダウンロードします。

FlyWithLua NG (Next Generation) Edition for X-Plane 11 (Win, Lin, Mac)
This is the official NG (Next Generation) Edition of FlyWithLua for X-Plane 11 This will be the last version for X-Plane...

このページの右端にある”Download this file”というボタンをクリックして,ダウンロードします。

X-Plane.orgより引用

インストール

ダウンロードした”FlyWithLua_NG_v2.7.1_Lin_Mac_Win.zip”ファイルを適当な場所で展開します。

出来上がったフォルダー”FlyWithLua”をX-Plane11の”Resource\plugins”フォルダーにコピーします。

インストール結果の確認

X-Plane11を起動します。

フライトを選択し起動すると,黒い吹き出し”First time using FlyWithLua?”が表示されます。

つぎに,トップメニューにある”Plugin”をクリックします。

この中に”FlyWithLua>”メニューが表示され,それをクリックすると”FlyWithLua Macro”と”FlyWithLua ATC”が表示されれば,モジュールは正常にインストールされています。

インストールの後始末

黒い吹き出し”First time using FlyWithLua?”にも書いてあるように,テストモジュールを削除する必要があります。

まず”Plugins\FlyWithLua\Scripts”内の”please read the manual.lua”を削除します。

つぎに,”Plugins\FlyWithLua\Scripts(disabled)”内の”Stupid bubble test.lua”を削除します。

つぎにX-Plane11を起動しましょう。

フライトを始めたときには,黒い吹き出しは表示されないはずです。

トップメニューの”Plugins”の”FlyWithLua > Reload all lua script files”を必ずクリックするのを忘れないでください。

これで後始末作業は,終わりです。

まとめ

これで”FlyWithLua NG”モジュールのインストールは終わりました。

この記事で説明したモジュールのインストール方法は,”X-Plane.org”フォーラムに記載されています。

HowTo: First steps using FlyWithLua
Installation of FlyWithLua To use FlyWithLua, you will have to download the package and unzip it into the plugins folder...

ここには,付属している付加モジュールの使い方などちょっと複雑ですけど興味深い説明がたくさんあります。

ブラウザの翻訳機能を使えば,日本語で読めます。

さらにX-Plane-11のSDKに興味がわいた方は,次のページを紹介しておきます。

http://www.xsquawkbox.net/xpsdk/mediawiki/Category:Documentation

一見したところでは,私にとって恐ろしく複雑な資料でした。

次回は,雲と水面の表現を改善するテクスチャーとモジュールのダウンロードとインストールについて説明します。


この記事で使用しているX-Plane11は,下の画像の製品です。

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