旅客機のスペシャルマーキングは,今ではそれほど珍しいものではありません。
現在では機体全体を覆うようなマーキングも珍しくありません。
JALが,1994年から会社を挙げてリゾートキャンペーンを行ったときにB747-300に施した特別塗装が”Reso’cha”です。
鳥とハイビスカスをあしらった,乗り込む前からトロピカル気分を味わうことができるすてきな塗装です。
この特別塗装機”リゾッチャ号”をFS2004に導入します。
南国の雰囲気を表現した特別塗装機”リゾッチャ”号
バブル景気が終わった1991年から3年過ぎた1994年,JALがリゾートキャンペーンを始めました。
このキャンペーンの中でB747-300が南国の雰囲気を演出する特別な塗装を施されて,ハワイグアム,サイパン,オーストラリア路線に就航しました。
この特別塗装は,機材の引退する2008年まで続きました。

JA8183 Reso’cha by RobertFrola. Photo from flickr
FS2004用のJAL B747-300 Reso’cha
データファイルのダウンロードとインストール
機体データのダウンロード
データはFlightsim.comから
”os74jalr.zip”というファイルをダウンロードします。
Flightsim.comから引用
機体データの導入と再構成
ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。
展開してできた”os74jalr”というフォルダーを開きます。
この中に”POSKY JAL Reso’cha 747-300v4”というフォルダーがあります。
このフォルダー内の”effects”フォルダーをFS2004フォルダーにコピーします。
重複するファイルがある場合は,新しい方を残してください。
つぎにこの”POSKY JAL Reso’cha 747-300v4”フォルダーを,FS2004のAircraftフォルダーにコピーすれば作業は終わるはずなのですが,このまま起動するとどういうわけか操縦席がセスナ172になってしまう不具合が発生します。
Panel.cfgを見るとデフォルトのB747-400のパネルを使うようになっていました。
クラシック747ですから,操縦席もそれなりのものを用意しましょう。
この機体データは,VMAXではないので仮想コックピットを持ったクラシック747のデータは使えません。
そこで先にご紹介したB747-200Fの操縦席に導入したパネルを使うことにします。
操縦席データの導入
B747-200等のクラッシック747のパネルの導入については,すでに私が記事を書いていますからそれを参考にしてください。
B747クラッシックパネルをすでに導入済みの場合は,パネルを導入したB747-200Fの機体フォルダーからB747-300のフォルダーに”Panel”フォルダーを上書きコピーするだけでOKです。
サウンドの導入
さらにこの”Reso’cha”のサウンドデータは,B737-400のサウンドを使うようになっています。
そこでクラシック747のサウンドデータも,B747-200Fに導入したJT9Dのものを使うことにします。
サウンドを導入したB747-200Fの機体フォルダーからB747-300のフォルダーに”sound”フォルダーを上書きコピーするだけでOKです。
FS2004での表示
フライトの作成画面
この機体は航空機メーカーは”Project Opensky”,機種は”747-300”,バリエーションは”Japan Airlines ‘Reso’cha’ JA8183”,コールサインは”JA8183”になっています。
操縦席の画面
導入したクラシック747の操縦席です。
仮想コックピットは,ありません。
滑走路上の機体
実は,このリゾッチャ号が登場する以前,私は新婚旅行で伊丹空港からグアムにB747で飛びました。
機種を確認する余裕はなかったのですが,リゾート気分の旅行なら,やはり思い出のある伊丹からと恥ずかしながら考えてしまいました。
まとめ
JALのクラシック747にもいくつかの塗装バリエーションがあります。
FS2004を楽しむコレクターの心理で,懐かしく思い,これらをそろえたいなあと考えてしまいました。
そこで,後ほど”初期塗装”と”サンアーク”の2つの塗装機をご紹介する予定です。
そのため,導入したフォルダー名を”B743_JAL_POS”に変更して,リペイントデータを導入する準備をしています。
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