X-Plane11用のシーナリーをいろいろ試してみるときフォルダーに登録したまま,有効・無効の切替をすることができたら便利だなと考えていました。
X-Plane11は,”Custom Scenery”フォルダーに入れたシーナリーはすべて自動登録してしまうので,FS2004のようにスイッチで有効・無効の切替はできないと考えていました。
シーナリー表示の仕組みがわかってくると,スイッチではありませんが簡単に有効・無効の切替ができるようになったので説明します。
X-Plane11導入日記(その28)
登録したシーナリーを無効化する簡単な方法があります
フォトシーナリーを作って登録するとき,複数のバージョンを比較したいと考えました。
X-Plane11用のシーナリーをいろいろ試してみるときフォルダーに登録したまま,有効・無効の切替をすることができたら便利ですね。
けれどもX-Plane11は,”Custom Scenery”フォルダーに入れたシーナリーはすべて自動登録してしまいます。
私は,X-Plane11ではFS2004のようにスイッチで有効・無効の切替はできないと考えていました。
X-Plane11のシーナリー登録の仕組みを少し理解できるようになり,一つのアイデアを思いつきました。
そのアイデアとは,”scenery_packs.ini”の記載順序を変更することによってシーナリーの有効・無効を切り替えることができるのではないかというものでした。
実際に試してみると,有効・無効の切り替えを簡単に実現できることがわかりました。
”Custom Scenery”フォルダーにシーナリーを入れたまま無効化する手順
シーナリーの種類による登録順序はすでに説明したとおりです。
「この順序を間違えると,表示できなくなることがある。」と自分でも言っていたところです。
つまり,登録順をわざと変更することによってフォルダーにシーナリーを残したまま表示しないようにできるのです。
作業は,メモ帳で”scenery_packs.ini”でのシーナリーの記載順序を変更するだけです。
広島市周辺のフォトシーナリーを無効化する実例
実例をみていただきましょう。
変更する前の”scenery_packs.ini”です。
フォトシーナリーの定義部分はつぎのようになっています。
この部分を”scenery_packs.ini”内で移動させることでシーナリーを無効にすることができます。
変更後は,次のようになります。
フォトシ-ナリーの記載を高精細メッシュデーターの後に移動させるだけです。
X-Plane11での表示の変化
記載順を変更したあとのシーナリー表示です。
マツダ本社宇品工場や平和公園の描写は,オリジナルのものに戻っています。
もちろん,フォトシーナリーは”Custom Scenery”フォルダーに入れたままです。
試しにフォトシーナリーを”Custom Scenery”フォルダーから削除した場合の表示は,次の画面です。
”scenery_packs.ini”を編集したものと違いはありません。
隠していたフォトシ-ナリーを有効化するには,記載順を元に戻すだけです。
変更前の”scenery_packs.ini”を,デスクトップなど別の場所に一時保管しておけば,元に戻すのも簡単です。
まとめ
”scenery_packs.ini”を編集するだけで,シーナリーの有効・無効を簡単に切り替えることができるようになりました。
この方法を使えば,お試しでシーナリーを導入することに抵抗感がなくなります。
そこまでのスキルはないのですが,シーナリーを作製する際のテストにも使えるのではないでしょうか。
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