X-Plane11にフリー航空機を導入する

Flightsimulator

X-Planeには無償でたくさんの航空機が提供されています。

無償で提供されている航空機の導入については,FS2004とは勝手が違うのでどうすれば良いのかわからないでいました。

マニュアルには簡単に書いてあるのですが,導入フォルダーの位置以外の部分は試行錯誤でした。

この経験をもとにフリーの航空機データをX-Plane11に導入する方法を整理してみました。


X-Plane11導入日記(その20)

X-Plane11にHondajetを追加する

フリーデータの航空機は,Flightsim.comやX-Plane.orgにたくさん提供されています。

しかし,具体的な導入方法については理解できないでいました。

マニュアルには,インストールするフォルダーについての説明とアイコン作成方法だけは記載されています。

この記事では,具体的に何をどうするのかという部分を詳しく説明します。

航空機データのダウンロード

最初から,機体構成の難しい話をしても退屈なだけですから,具体的に機体のインストールの説明をします。

私は,X-PlaneをVFRで使おうと考えていたので,ジェット機の導入は不要かなと考えていました。

しかし,たまたま今話題の”Hondajet”のデータを見つけました。

FS2004との比較もできるので,ちょうど練習に良いかなと考えて導入することにしました。

データはFlightsim.comから”hondajet_ha-420_lc.zip”というファイルをダウンロードします。

このデータは,機体構成がすべて揃っている黄色のチェック青いBマークが付いています。

Flightsim.comから引用

ファイルの展開とインストール

ダウンロードしたファイルを展開します。

出てきたフォルダーをそのままX-Plane11のフォルダー内にある”Aircraft”フォルダーにコピーします。

これで,インストールの第一段階は終了です。

しかし,これはFS2004と同様に,すべて構成が整っているデータだけに使える方法です。

リペイントデータの場合は,まだまだ敷居が高いのが事実です。

さて,実はまだ完全なインストールは完了していません。

機体アイコンの作成

機体をインストールすると,インストールした機体はタイトルだけは表示されるものの機体は””で表示されます。

Hondajetの場合,カラーバリエーションが4つあるのですが,メニューからはどれが何のカラーかがわかりません。

ここで,メニューに機体バリエーションアイコンを追加する作業を行います。

下の画像は,すでにアイコン画像を追加し終わったあとの状態です。

アイコンを追加するには,機体アイコン””をクリックして右上の”アイコンを作成”ボタンをクリックします。

アイコンの生成ボタンが表示されていないときには,とりあえず機体を選択しフライトを開始します。

フライト中にメニューからフライトの作成を選択し機体を選ぶとボタンが表示されるようになります。

しばらく,いろんな画面が表示されたあとメニューに戻るので,その時にはアイコンが表示されています。

アイコンの追加作業

追加作業が終われば,次のように表示されます。

このように表示されれば,フライトの作成時にも,飛行中でもアイコン選択でバリエーションを変えることができるようになります。

航空機データの本体は,”*.acf”ファイルだというのは,Plane Makerのマニュアルからわかります。

機体バリエーションはどこに入っているのかは,Hondajetの機体フォルダー構成を眺めるとわかります。

カラーバリエーションは”Liveries”フォルダーに入っています。

ここらあたりが,リペイントデータ導入のヒントになりそうです。

そのほか”cockpit”は操縦席データ,”sound”は音のデータそして”Weapon”は兵器のほか乗員のデータも含むようです。

これらのデータやフォルダー構成が整っているフォルダーであれば,X-Plane11にそのまま導入できるデータということが推測されます。

X-Plane11の航空機選択メニューの課題

こうしてインストールができたものの,メニューの上部に”未分類”と表示されます。

アイコンをクリックしても,未入力の項目が出てきます。

これらを修正する方法がまだわかりません。

もしかすると,”Plane Maker.exe”を使うことになるのかもしれません。

X-Plane11でのHondajetの飛行

FS2004と比較してX-Plane11のHondajetを飛ばしてみました。

コックピットの情景

まず表示されるのは,Hondajetが装備しているG1000パネルです。

X-Plane11には,G1000パネルが標準で付属しているのでこのパネルを使ったものと推測できます。

FS2004では,別パネルを導入しないと実現できません。

パネルを少しずらすと,全体を表示できます。
けれども3Dパネルは付属していません。

けれども雰囲気のあるコックピットビューが付属しているので,ジョイスティックで視野を移動させれば見渡すことができます。

滑走路上の機体

広島空港に駐機してみました。

客席の窓が灰色に塗りつぶされて見えるのは,描画効果のためだと思われます。

離陸してみましたが,パワフルな機体です。

スロットルをフルパワーにしなくても十分離陸可能です。

この機体では高パフォーマンス状態で起動しなければ一時停止が発生します
離陸中に問題が発生しました。
あまりにHondajetのスピードが速いために,滑走路上で見える風景描画が,数回にわたり1秒以上停止してしまいました。
原因は,PCの電源設定をバランスに設定していたたためでした。
PCを最初から高パフォーマンス状態にして検証したところ,停止は生じませんでした。

広島空港を離陸後旋回中のHondajet

飛行状態での機体カラーの変更

FS2004同様,X-Planeも飛行状態にあってもカラーバリエーションの変更が可能です。

ただし,”Pause”状態ではカラー変更が反映されません。

まとめ

機体構成の整っているHondajetのデータを使って,機体インストールの方法を整理してみました。

機体のインストール方法は,FS2004と比べて,それほど違いを感じませんでした。

いちおう,インストールされている航空機データフォルダをみて,どういう構成なら航空機データとして成り立っているのかを理解できるようにはなりました。

参考になったのは,”Instruction”フォルダーにある”Plane Maker Manual.html”です。

飛行機を作るマニュアルですから,構成については詳しく書かれています。

どうやら機体をいじるときには”Plane Maker”を使わずに避けるわけにはいかないようです。

 

 

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