X-Plane11のシーナリーデータはデフォルトでも美しいと思います。
過去のX-Plane用に用意されたライブラリの中に日本の木立を豊に表現するためのライブラリがありました。
今回その効果を検証しました。
X-Plane11導入日記(その17)
日本の木立を表現するためのライブラリ”日本の樹木”
X-Planeのシーナリー用ライブラリを調べていたら”treelines_japan_v2.zip”というライブラリを見つけました。
日本語に訳すと”tree lines japan”は”日本の樹木”という意味になります。
このライブラリのシリーズには各国の樹木シリーズがあり,そのうちの一つが”日本の樹木”というものです。
このライブラリは,X-Plane10用のものですので,X-Plane11でどのように表現されるのか導入して確認することにしました。
データファイルのダウンロードとインストール
”treelines_japan_v2.zip”のデータファイルを見つけたのが,Flightsim.comだったのでここを紹介します。
Flightsim.comから引用
ファイルの説明だと,空地や何もない農地と定義されている場所で樹木を豊に表現するというものなのだとか。
そうすると「めったやたらに木が生えそうだな。」とちょっと気になりました。
実際どんな風になるのか確かめるのが一番と,導入してみました。
”日本の樹木”ライブラリの導入
ダウンロードしたファイルを展開すると”zzz_Treelines_Japan_v2”というフォルダーができます。
AVSIM.comに書かれているように,このフォルダー命名は親切だということになります。
まず,”zzz_Treelines_Japan_v2”フォルダーを”Custom scenery”フォルダーにコピーします。
つぎに,”scenery_packs.ini”にこのフォルダーを記載します。
私は自動取り込みが好きではないし,せっかく命名に工夫をしていただいているので,あえて手動で定義を組み込みました。
定義位置は,詳細地形メッシュデータのすぐ前です。
SCENERY_PACK Custom Scenery/PPlibrary/
SCENERY_PACK Custom Scenery/OpenSceneryX/
SCENERY_PACK Custom Scenery/zzz_Treelines_Japan_v2/
SCENERY_PACK Custom Scenery/zzz_uhd_global_scenery4/
X-Plane11での表現の変化
広島西飛行場から離陸し広島空港に向かうコースで地上風景を観察しました。
下は,”日本の樹木”導入前の画像です。
山のある樹木は,まばらです。
撮影位置と方向が異なるのでわかりにくいのですが,確かに山のふもとあたりで樹木は増えているようです。
山間部に入るとその様子ははっきりとしてきました。
山の斜面や稜線に木立がたくさん見えます。
このライブラリは,VFRで山間部を飛行する時の雰囲気を出すためのものだと思います。
まとめ
FSXのAutoGenに近い表現になるとは思いますが,フレームレートが低くなる訳でもないので,雰囲気作りとして役立つのではないでしょうか。
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