X-Plane11のフリーシーナリーを導入しようとすると,いくつかのフリーライブラリをインストールするよう説明があるものに出会います。
初心者にとって,どうすればライブラリを探してインストールするのかが知りたいところです。
小さな飛行場を例にして,フリーライブラリの導入方法を説明します。
X-Plane11導入日記(その16)
フリーライブラリをX-Plane11に導入する方法
X-Plane11のフリーシーナリーを導入しようとするとき,ドキュメントの中にいくつかのフリーライブラリをインストールするよう指示されることがあります。
”OpenSeceneryX”のようにインストーラーが付属しているものであれば,方法について悩むことはありません。
私のような初心者は,ライブラリ名を示されて”導入しておいてね”といわれても戸惑うばかりでした。
初心者にとって,どうすればライブラリを探してインストールするのかが知りたいところでした。
ライブラリのドキュメントを読んでいくと,どうやら簡単に導入できるということがわかりました。
ホンダ・エアポートを例にして,フリーライブラリの導入方法を説明します。
ホンダ・エアポートデータのダウンロード
ホンダエアポートは,軽飛行機が頻繁に利用する首都圏の飛行場として有名です。
X-Plane11でこの飛行場シーナリーをインストールします。
まず,飛行場ファイルのダウンロードをしましょう。
”RJT1”をX-Plane.orgのシーナリーライブラリからダウンロードします。
画面内の”Download this file”をクリックすればダウンロードできます。
いちおうリンクを張っておきましたが,いつ変更になるかわからないので,探し方は私の記事を参考にしてください。
”File Information”ドキュメントを読むと,この飛行場データには,2つのフリーライブラリが必要なことがわかりました。
下の画像は,日本語に翻訳した部分です。
必要なライブラリは,”MisterX_Library”と”PPlibrary”の二つです。
この二つのライブラリをネットで探しましょう。
ライブラリファイルの探し方
探し方は簡単です。
画面に表示された文字列を選択しコピーします。
これを検索エンジンにかければ,すぐに表示されます。
”MisterX_Library”を検索して表示させた結果です。
このライブラリは,飛行機のオブジェクトのようです。
画面内の”Download this file”をクリックすれば,シーナリーファイル同様にダウンロードできます。
1.61の”MisterX_Library”パッケージは,先代の1.51と異なりフルパッケージ版だけです。
旧バージョンをインストールしている場合は,フォルダーごと削除したのちに新しいバージョンをコピーしてください。
つぎに”PPlibrary”の検索表示結果です。
このライブラリは,飛行場内の舗装と看板等のようです。
画面内の”Download this file”をクリックすれば同様にダウンロードできます。
ライブラリファイルのインストール
これで必要なライブラリファイルは揃いました。
ダウンロードした,”MisterX_Library_1.61.zip”と”PPlibrary-v-1-2-1.zip”という二つの圧縮ファイルを展開します。
”MisterX_Library_1.61.zip”を展開した”MisterX_Library_1.61”というファイルの中にあるpdfファイルにライブラリのインストール方法が記載されていました。
単純に,「”MisterX_Library”を”Custom scenery”フォルダーにコピーすること。ただし圧縮した状態ではだめですよ。」というものでした。
なお,”PPlibrary-v-1-2-1.zip”を展開すると”PPlibrary”というフォルダーができますが,ドキュメントは一切ありませんでした。
”PPlibrary”を導入するには,このフォルダーを”Custom scenery”フォルダーにコピーします。
フォルダーをコピーすれば,あとはX-Plane11が,”scenery_packs.ini”に取り込んでくれます。
けれども取り込まれたあとのライブラリの記載位置は,Windows10のメモ帳を使い自分の手で調整する必要があります。
位置の解説は,私の前に投稿した記事を読んでください。
ホンダエアポートデータの導入
ホンダエアポートのデータファイル”RJT1 Honda Airport.zip”を展開し,出来上がった”RJT1 Honda Airport”フォルダーを”Custom scenery”フォルダーにコピーします。
具体的な方法は,私の先の記事を参考にしてください。
取り込まれたファイルの定義位置調整
ライブラリファイルの位置は,メッシュ地形データ定義の前あたりが推奨されています。
”OpenSeceneryX”のあたりで良いでしょう。
私の定義ファイルの位置は次の画面のようになりました。
I 1000 Version SCENERY SCENERY_PACK Custom Scenery/RJT1 Honda Airport/ SCENERY_PACK Custom Scenery/RJOA v1.1/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - LSZA Airport Lugano/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - EDDF Frankfurt/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - EDLP Paderborn-Lippstadt/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - EGLL Heathrow/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - LFMN Nice Cote d Azur X/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - LFPO Paris Orly/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - LPFR Faro/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - EDLV Airport Weeze/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Aerosoft - LFBO Airport Toulouse/ SCENERY_PACK Custom Scenery/Global Airports/ SCENERY_PACK Custom Scenery/KLAS Las Vegas Mc Carran/ SCENERY_PACK Custom Scenery/KSEA Demo Area/ SCENERY_PACK Custom Scenery/LOWI Demo Area/ SCENERY_PACK Custom Scenery/X-Plane Landmarks - London/ SCENERY_PACK Custom Scenery/X-Plane Landmarks - Sydney/ SCENERY_PACK Custom Scenery/MisterX_Library/ SCENERY_PACK Custom Scenery/PPlibrary/ SCENERY_PACK Custom Scenery/OpenSceneryX/ SCENERY_PACK Custom Scenery/zzz_uhd_global_scenery4/
導入したホンダエアポートの風景
出来上がったホンダエアポートには,駐機した軽飛行機オブジェクトがありました。
舗装路のデータは,きっと反映されているのでしょう。
まとめ
簡単な飛行場ですが,VFR出発地としては外せない飛行場です。
また,”MisterX_Library”に出会えたことで,ライブラリの導入方法を知るきっかけとなりました。
新しい1.61バージョンではこのエラー表示は消えました。
この記事は,次の製品を使用して動作確認をしています。
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