先に東亜国内航空のDC-9-40をFS2004に導入しました。
操縦席は,デフォルト機のB737-400のグラスコックピットになっていました。
DC-9-40はクラシックエアライナーですから,それなりの雰囲気を備えたパネルに変更することにしました。
スカンジナビア航空のDC-9-40パネルをTDAのDC-9に移植する
DC-9のコックピットは,計器類がずらっと並んだクラッシクコックピットです。
下の写真を見ていただければわかるように所狭しと丸い計器が並んでいます。
このクラシック操縦席の雰囲気をFS2004で楽しむことにしました。

DC-9 Cockpit by Bruins Fan. Photo from flickr
FS2004用のDC-9-40のフォトリアルクラシックパネル
FS2004のDC-9-40用のパネルを探したところ,単独でパネルデータとして提供されているものはありませんでした。
けれども,インストーラー込みでパネルと機体を組み込んでくれるファイルがあったので,それを使うことにしました。
奇しくも,DC-9-40を導入した実績のあるスカンジナビア航空(SAS)の機体でした。
FS2004用データのダウンロードとインストール
データはFlightsim.comからダウンロードします。
ファイル名は”sasdc940.zip”です。
Flightsim.comから引用
ダウンロードしたファイルを展開すると,機体データのインストーラーが出てきます。
あとは,指示に従えばインストールできます。
途中で,インストール先のフォルダーの場所を聞いてくるので,FS2004をインストールしたフォルダーを間違えないように指定します。

私の場合は,”F:\FS2004”です。
インストーラーが終了したら,正常にインストールできているか,SASのDC-9-40を表示しましょう。
おっと,その前に大事なおまじないをfs9.cfgに追加しておかないといけません。
下の画像のように[OLDMODULES]に”ADF2MOD.dll = 1”を書き込んでください。そうしないと,FS2004を起動したとき「読み込めない」という警告が表示されます。
fs9.cfgのある場所は,Windows10の64bit版ではわかりにくくなっています。
まず,エクスプローラーの表示オプションで,隠しファイルを表示するにチェックを入れます。
C:\Users\username\AppData\Roaming\Microsoft\FS9を開けば,見つかるはずです。
usernameにはログインユーザーが入ります。
FS2004を起動し,次のようにSASのDC-9-40が表示できれば導入成功です。
コックピットデータの移植
この機体のフォルダーにある,コックピットデータをTDAのDC-9-40に移植します。
TDAのDC-9フォルダーの”panel”フォルダーを”panel.org”に変更します。
移植と言っても,SASのDC-9-40の機体フォルダーから”panel”フォルダーをTDAのDC-9のフォルダーにコピーするだけです。
簡単ですね。
クラシックコックピットの表示
さあクラシックコックピットを表示してみましょう。
表示させると,メインパネルが潰れたように表示されることがあります。
その場合,マウスでドラッグして広げれば正常に表示されるようになります。
毎回調整しないといけないなら,フライトに保存しておきましょう。
みごとな雰囲気ですね。
テンキーで周囲も表示できます。
右前を試しに表示しました。
サブパネルも色々あります。
スロットル部は,Shift+2またはアイコンで表示できます。

スロットル部
通信機部分は,Shift+3または左横のアイコンで表示できます。
オーバーヘッドパネルは,Shift+4または上向きの↑アイコンで表示できます。
自動操縦装置は,Shift+5ですが,使い方がいまひとつはっきりしません。
なおチェックリストは,FS2004のAircraftにある”SAS_DC9 documents”フォルダー内のドキュメントに書いてあります。
最後の画面は,Shift+6で表示されるコックピット入り口画面です。
SASのロゴマークをTDAに変えようと画策しましたが,透明部分の処理がうまくいかず,元のパネルが透けて見えてしまい,うまくきませんでした。
背景データを指定すればうまくいくのかもしれません。
まとめ
SASの機体インストーラーが面倒な計器類のインストールまで全部済ませてくれるのでインストールするだけで済みます。
ありがたいですね。
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