双発高翼小型機で,アイゼンハワー大統領のエアフォースワンやベルギー王室専用機として使われた機体がありました。
ダグラス社をドロップアウトした技術者が作ったエアロコマンダーです。
この機体は使用後に日本各地で展示用に寄贈されているものがあり,中には操縦席にすわれるものもあります。
日本にもなじみ深いこの機体をFS2004に導入します。
業務用や練習用に利用された日本のエアロコマンダー
日本では,エアロコマンダー600型が航空写真撮影用や航空高校の練習機として使用されましたが,旅客機としての使用実績はありません。
アジア航測のページをみるとこの機体が紹介されており,成田空港隣接の航空科学博物館に寄贈され300円で操縦席に座れるようになっているということです。
日本航空高校も一時使用していたことがあるそうです。

Aero Commander 500U by Simon Brooke. Photo from flickr
FS2004用データのダウンロードとインストール
データファイルのダウンロードとインストール
Flightsim.comから”ac520v31.zip”というファイルをダウンロードします。
このデータは,青いBマークが付いているだけでなく受賞作品でもあります。

Flightsim.comから引用
展開してできた”ac520v31pkg”フォルダーの中にある”aircraft”と”sound”フォルダーをFS2004フォルダーの中にコピーするだけでインストールは完了します。
FS2004での表示
フライトの作成画面
この機体の航空機メーカーは”Aero Commander”,機種欄は,”AC52”,バリエーションは”N2909”と”Pegasus VC”,機体番号は”N2909″と”N2649B”の2つです。
操縦席の画面
オリジナルの計器やデフォルト計器を組み合わせたパネルを持った操縦席です。
仮想コックピットも装備されています。
まるで製品版のようです。
しかもフォトリアルな客室も再現されています。
乗客がいないのがさみしいですね。
滑走路上の機体
この機体は,主にアメリカで販売されましたから,シカゴのメイグス飛行場に駐めました。
後ろから見ると特徴のある排気管がみえます。
こういう形状は私好みです。
別塗装機でメイグス上空を旋回してワンショットしました。
まとめ
この機体用のチェックリストもあります。
またこの機体にはVIP機だけでなく,先にご紹介したMU-2と同様に小型貨物機としての用途があるのだそうです。
貨物機もこの機体の兄弟版として公開されていますのでのちほどご紹介します。
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