MD-11は,マクダネル・ダグラスがボーイングとの合併前最後に製造した最後の三発機です。
合併によって,MD-11の新規受注が中止され,B777の導入に合わせて有利な下取り条件提示により,導入からわずか10年という超短命の旅客機となりました。
ラストフライトを担当した唯一のサンアーク塗装MD-11をFS2004に導入することにします。
進化した双発機の導入によって追われた形になった最新鋭三発機MD-11
MD-11は,マクダネル・ダグラスがボーイングとの合併前最後に製造した最後の三発機です。
合併によって,MD-11の新規受注が中止され,B777の導入に合わせて有利な下取り条件提示により,導入からわずか10年という超短命の旅客機となりました。
日本航空は,DC-10-40の後継機としてJ-Birdと名付けて10機を導入しています。
MD-11は,グラスコックピットを採用していることから,定期航路を飛んだ,航空機関士を要しない2人乗務のただ一つの3発エンジン旅客機となりました。
操縦特性から,操縦の難しい機体と評されたこともありますが,一方でフィンランド航空のトニーオ・ランクドルフのように賞賛するパイロットもいました。
結局,進化したグラスコックピットを備え,軽量化で経済性に優れた双発機の登場で,早々と姿を消すことになりました。
一方で,胴体の幅が大きく搭載重量が大きいことから,多くの機体が貨物型に改修され現在も活躍しているようです。
FS2004用データのダウンロードとインストール
データファイルのダウンロード
「世界のエアライン」を発売しているOverlandからフリーデータとして提供されている基本機体があります。
シマーズスカイのページから仮想コックピットが備わった機体データをダウンロードします。
そして,この機体に合うJALのサンアーク塗装データがあります。
Flightsim.comから”sms_md11_v2_jal_nc.zip”というファイルをダウンロードします。
機体のインストール
この機体データは,世界のエアラインで提供されているデータの一環として作成された機体でインストーラが付属しています。
ダウンロードした”fs2004_md11v2_setup.exe”ファイルをダブルクリックすればインストーラーが起動します。
表示された案内によってインストールしますが,”カスタム”インストールを選択して自分がFS2004をインストールしたフォルダーを指定することが必要です。
インストールできたら,機体が表示されるか確認します。
航空機メーカーが”Simmer’s Sky”で登録されています。
JAL塗装データの組み込み
次に,JALの塗装データを組み込みます。
塗装データファイルを適当な場所で展開します。
展開したフォルダー内の”texture.JAL_NC“フォルダーを,シマーズスカイのMD-11V2のフォルダー”SMS_MD11_V2”内にコピーします。
aircraft.cfgの編集
塗装データを展開したフォルダー内にある”Read Me.txt”内に,組み込み用の定義データがあります。
この部分を,機体フォルダー内のaircraft.cfg内にコピーします。
コピーした部分の[fltsim.X]を[fltsim.2]に変更します。
上書き保存すれば,導入作業は終了です。
FS2004での表示
機体選択画面
航空機メーカーは”McDonell Douglas”,機種は”MD-11″,バリエーションは”Japan Airline”,コールサインは”JA8582”です。
操縦席画面
2Dパネルです。
新バージョンの機体ですから仮想コックピットが備わっています。
滑走路上の機体
ラストフライトまで香港~成田線に就航していた機体ですから,成田空港に駐機しました。
成田空港をバックに30度バンク姿勢のMD-11をワンショットしました。
やはり三発機は優雅ですね。
まとめ
製品版の機体をフリーウェアで提供していただけたことについて,Overlandに感謝し,その機体に合うJALデータを提供していただいた作者に感謝いたしましょう。
ありがとうございました。
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