3発旅客機トライスターの操縦席は,グラスコックピットではありませんが,先進的な技術をたくさん取り入れて作られました。
トグルスイッチをできるだけ少なくして,スイッチ自体が光るように設計されました。
このコックピットを再現しているFS2004のパネルがあったので導入することにしましょう。
先進技術を網羅した「三つ星」のコックピット
実機のコックピットは色とりどりのランプが点灯しています
ロッキードの3発旅客機であるトライスターの操縦席は,グラスコックピットではありませんが,先進的な技術をたくさん取り入れて作られました。
トグルスイッチをできるだけ少なくして,スイッチ自体が光るように設計されました。
ざっと眺めてもトグルスイッチが少ないことがわかると思います。
ボーイングやエアバスの新世代旅客機でもトグルスイッチはなくなっていないのですが,トライスターでは,発光式のプッシュスイッチが多用されています。

Tristar cockpit by cactusbillaz. Photo from flickr
夜間のコックピットならネオンサインのように色とりどりのランプが点灯しているのがわかります。

Tristar cockpit by Egon Johansen. Photo from flickr
はたしてこの試みが,実用的だったかどうかはシミュレーターで操作してみて実感してみることにしましょう。
FS2004のトライスターにフォトリアルパネルをインストールする
パネルファイルのダウンロード
FS2004用のトライスターパネルはFlightsim.comからダウンロードできます。
ファイル名は”l1011kmr.zip”です。
Flightsim.comから引用
パネルのインストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開します。
出来上がった”l1011kmr”フォルダーを開きます。
まず,フォルダー内の”Guages”と”Sound”フォルダーをFS2004のメインフォルダーにコピーします。
重複したファイルが合った場合は,新しい方を選択してください。
つぎに,機体フォルダーを開きます。
もとの”Panel“フォルダーを”Panel.org”と名前を変えます。
”l1011kmr”フォルダー内の”Panel”フォルダーを機体フォルダー内にコピーします。
aircraft.cfgの編集
これが少し難物です。
手順を追って慎重に編集してください。
編集にはメモ帳を使います。
おっと,編集の前にオリジナルのaircraft.cfgファイルをコピーしてaircraft.cfg.orgと名前を変えて保管しておきましょう。
さあ編集を始めます。
まず機体フォルダー内にあるaircraft.cfgファイルを開きます。
[fltsim0]から[General]の前までを残して,後半を削除します。
”l1011kmr”フォルダー内のaircraft.cfgファイルを別ウインドウで開きます。
このファイルの,[General]から後半部分を選択し,先ほど削除した機体フォルダー内のaircraft.cfgファイルの最後にコピーします。
ファイルを上書き保存します。
これで,パネルのインストール作業は終了です。
パネルの表示
正面パネルです。
トグルスイッチの少ない実機のパネルの雰囲気をよく出していると思います。
各スイッチをプッシュすると文字が発光します。
サブパネルは,左下のアイコンで表示できますが,Shift+2から順番にキーボードから表示確認してみることをお勧めします。
トライスターは,航空機関士が乗務していた機体です。
そのサブパネルが次の画像です。
つぎはスロットルと通信パネルです。
パネル中央にある点灯テストスイッチを押したところです。
色とりどりですね。
コックピット周りは,テンキーをプッシュしてご覧ください。
まずは,副操縦士席です。
右側です。
右後ろ,航空機関士席です。
後ろ側の客席への通路です。
左後ろは補助席のようですが,通信機もあるようです。
パイロット席左側です。
パイロット席左前です。
まとめ
レトロ操縦席ながら「三つ星」のコックピットは,いろんな先進技術を取り込んでいます。
私は,操作に慣れていないので,使いづらいなと思いました。
やはり操作慣れしている,ボーイングのトグルスイッチの方がなじめそうです(^^ゞ
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