フライトシミュレーターの楽しみかた (1)
航法計画書を作って楽しむ
フライトシミュレーターで遊ぶ方法は,たくさんあります。
フライトシミュレーターソフトは,計算,描画にコンピューターの性能を極限まで使うソフトウェアです。
最新のフライトシミュレータソフトウェアを快適に動かすためには,かなりの投資が必要です。
マイクロソフト社のFSXは,発売されてしばらくは まともに動かすことができないくらいでした。
けれども その前のバージョンであるFS2004なら,最近販売されている普通のコンピューターでも,快適に遊ぶことができます。
景色のグラフィックスを徹底して楽しむのでなければ,このバージョンでも十分楽しめます。
私の場合は,もともと地図読みが好きだったので,フライトプラン(飛行計画書)や航法計画書を作って遊ぶという楽しみ方をしていました。
きちんと決めたコースを,決めた高度で飛ぶシミュレーションなら,コンピュータの性能に左右されることは,ほとんどありません。
あまり投資をせずに,フライトシミュレーターを楽しんでもらえるよう,情報を提供していきたいと思います。
今回は,簡単に作ったフライトプランを発展させて,コースと高度をきちんと計画にまとめて「航法計画書」を作る楽しみ方を紹介します。
航法計画書を作ってみよう
航法計画書の元になる 簡単なフライトプラン(飛行計画書)は,SkyVectorを使えば簡単に作成できます。

航法計画書を作る準備段階で コースを決めるのは 結構大変です。
そこを,SkyVectorで補ってやれば,思ったより簡単に航法計画書が作れます。
航法計算書を作れば,短いフライトでもしっかり楽しめます。
では,はじめましょう。
準備
「航法計画書の作り方」をGoogleで検索しました。
Webで,計画書の作り方をコーチしてくれるものは,見つかりませんでした。
出てきたのは,「航法計画書の作り方と飛行の仕方 本田航空株式会社編」という書籍でした。
この本なら持っているので,大昔に購入した書籍を 引っ張り出しました。

現在でも この本は,版を重ねて 出版され続けています。
航空デパートの「ホーブン」で,入手できます。
詳しく知りたい方は,ぜひ購入することをお勧めします。
計画書を作ることは,楽しいですよ。
計画書作成の手順
この本によると,まず飛行コースを決めることから始まります。

つぎに,決めたコースの方位を求めます。

コースは,SkyVectorを使えば コース上に方位が表示されるので,専用の定規がなくても飛行する方位を求めることができます。
そして,SkyVectorは,任意の場所を経由ポイントに指定できる機能があるので,好きな場所を経由地にできます。
コースが決まれば,飛行コース上の管制制限を調べて 高度を決めていきます。
制限高度は,VFRチャートに書いてあります。
また詳しい管制制限高度については,AIS JAPANを参考にしてください。

シミュレーターですから、通過許可が出たことにして そのまま直進することもアリですが,制限空域下を通過したり,迂回するのも面倒ですが 楽んでみましょう。
燃料計算
この本によれば,燃料消費は一定と仮定して計算するようになっています。
計算するに当たって,風向きとか燃料消費を計算するために 専用の計算機(計算尺)を使うことになっています。
私の持っている版が出版された,平成5年(1993年)には,E6Bという計算機がありました。
私も購入したことがありますが,使い方が全て英語で書いてあったので,使いこなすことができませんでした(>_<)
操作が簡単な計算機
しかし最近では,Web上ながら無料で使えるE6Bエミュレーターがあります。
その名も”E6B Emulator“といいます。
距離計算に利用できる入力済みの空港が,北アメリカとヨーロッパという制限があるのは,ご愛敬という所でしょうか(笑)
さらに,便利な計算機もあります。
有料(1,080円)ですが,iPadやiPhoneで動かせる”E6B Aviation Calculator“があります。
便利になりましたね。
これなら,Web上で翻訳機能の助けを借りHelpを見ながら使えそうです。
記入用紙
こうして計算書を作っていくのですが,書き込むための用紙は入手がしにくいですね。
そこで,私はこの本の中にある計画書の様式をワードプロセッサで作ってしまいました。

私が作った航法計画書用紙
pdfファイルにしていますので,ダウンロードして自由にお使いください。
航法計画書用紙のダウンロードはここから




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