四発大型旅客機を,その優雅さをたたえてオオハクチョウに例えることがあります。
ドイツの航空会社ルフトハンザは,2017年11月末まで日本への路線にA340-600を使用していました。
旅客数が減少する冬場にA350-900に機種変更していましたが,再びこの大型機が日本路線に就航することになったようです。
A340-600は日本の航空会社では使用されていません。
優雅なこの4発機をFS2004に導入しましょう。
ルフトハンザの日本路線にA340-600が復帰します
ドイツの航空会社ルフトハンザは,2017年11月末まで日本への路線にA340-600を使用していました。
A340-600は,旅客数297人とB777-300ERよりも多くのお客さんを乗せることができる大型機です。
旅客数が減少する冬場に224人乗りのA350-900に機種変更していましたが,再びこの大型機が日本路線に就航することになったそうです。
ルフトハンザの塗装は,青い垂直尾翼の中にオレンジ色の鳥が描かれています。
胴体全面が白色で,主翼や水平尾翼は薄い灰色なので,この大型4発機が飛んでいる姿を鳥に例えるとオオハクチョウのようです。

A340-600 (D-AIHK) by Aparecido Tebaldi Junior. Photo from flickr
FS2004用機体のダウンロードとインストール
データファイルのダウンロード
結構人気のある機体なので,すぐ見つかるだろうと思っていましたが,Overlandの世界のエアライン用の塗装データはたくさんありました。
フリーウェアの機体をさがしたところ,幸いにもひとつだけ見つかりました。
Flightsim.comから”d-aihk.zip”というファイルをダウンロードします。
このデータには,パネルが付属していないので,”fs340pnl.zip”というパネルデータを併せてダウンロードします。
Flightsim.comから引用
Flightsim.comから引用
機体の調整
ダウンロードした2つのファイルを適当な場所で展開します。
”d-aihk.zip”を展開したフォルダーは”A340-600”という名前です。
このフォルダーにルフトハンザの機体データを構成していくので”A340-600-Luf”という名前に変更します。
”fs340pnl.zip”を展開したフォルダー”FS_A340pnl”の中にある,”Panel”フォルダーを”A340-600-Luf”フォルダーの中にコピーします。

機体データ調整の模式図
パネルデータの調整
実は,”Panel”フォルダーの中にある”panel.cfg”を少し調整する必要があります。
GPSパネルにペイウェアが指定してあるので,これをFS2004のデフォルトのGPSに変更します。
変更部分は[Window02]の部分です。
//-------------------------------------------------------- [Window02] Background_color=0,0,0 size_mm=456,378 window_size_ratio=1.000 position=8 visible=0 ident=GPS_PANEL window_size= 0.300, 0.490 window_pos= 0.555, 0.508 gauge00=fs9gps!gps_500, 0,0,456,378
この部分を,”Panel”フォルダーの中にある”panel.cfg”の[Window02]の部分と入れ替えてください。
これで機体データの調整は,終了です。
機体データのインストール
”A340-600-Luf”フォルダーを,FS2004の”Aircrafts”フォルダーにコピーすればインストールは終了です。
FS2004での表示
機体選択画面
航空機メーカーは”Airbus”,機種は”A340-600″,バリエーションは”Lufthansa”です。
操縦席画面
パネルは簡素ですが,ミニパネルの代わりに,F16のヘッドアップディスプレイが組み込んであります。
また,テンキーで客席や窓からの景色を眺めることができるよう設定されています。
仮想コックピットはありません。

コックピット正面 サブパネルアイコンは下中央にあります。(フランクフルト空港にて)

ミニパネルの代わりに組み込まれたHUD (フランクフルト空港にて)

客席風景 ルフトハンザのマークが粋ですね
滑走路上の機体
東京~ミュンヘン間に就航しているので,ミュンヘン空港に駐機させました。
ほんとに優雅な姿ですね。
まとめ
この優雅な国際線用機材を普段使いするのは,長距離飛行することになるので少し大変です。
飛行全体を短縮する工夫をしないと,楽しめないかもしれません。
国際線飛行を短時間で楽しむ方法を,少し考えてみることにします。
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