GARMIN G1000は,いろいろな小型飛行機に採用されているグラスコックピットです。
FSXでは,デフォルトセスナにG1000バージョンがあります。
FS2004をFSX並にするため,G1000をセスナ172にインストールしましょう。
フリーウェアのGARMIN G1000をFS2004のセスナに導入する
GARMIN G1000は,私が最も気に入っている軽飛行機用のグラスコックピットです。
FSXが発売され,デフォルトセスナにG1000バージョンがあるのを見て,「FSXを買って良かった!」と思いました。
でも,動作の重さに耐えかねて,今でもFS2004生活を続けています(^^;)
私は,G1000をなんとかFS2004に導入できないかといろいろ調べてみました。
ペイウェアには$49.95でP3Dにも対応するG1000がありました。
Flightsim.comで,G1000を検索するといろいろ出てくるのですが,データはあってもドキュメントが全くありません。
そこで,試行錯誤でいろいろ試してみた結果,なんとか使用できるレベルで導入できたので,報告することにしました。
G1000パネルデータのダウンロードとインストール
データのダウンロード
データは,Flightsim.comからダウンロードできます。
ダウンロードするファイルは,次の2つです。
garmin1000fixbs.zip g1000stp.zip
G1000計器データを導入する
”garmin1000fixbs.zip”を展開すると,”Back-up Guage”と”Panel”というフォルダーが出てきます。
”Back-up Guage”内の”FS9Garmin.cab”と”Panel”フォルダー内の”G1000P.CAB”を,FS2004の”Guage”フォルダーにコピーします。
”Back-up Guage”内の”G1000P.CAB”は,バージョンの古いファイルのようなのでコピーしませんでした。
セスナ用のパネルフォルダーを作る
”g1000stp.zip”を展開してできたフォルダー内に”G1000SP”というフォルダーがあります。
これを同じフォルダー内にコピーして,”Panel.G1000”という名前に変更します。
デフォルトセスナ172への組み込み
パネルの組み込み
FS2004のAircraftフォルダー内にある”c172”というデフォルト機体セスナフォルダーを開きます。
このフォルダーに,先ほどの”Panel.G1000”フォルダーをコピーします。
aircraft.cfgの編集
つぎに,セスナ172のaircraft.cfgの編集を行います。
次のテキストを,[fltsim.3]の終わりに追加します。
上書き保存すれば,作業は終わりです。
[fltsim.4] title=Cessna Skyhawk 172SP G1000 sim=Cessna172SP model="" panel=G1000 sound="" texture="" kb_checklists=Cessna172SP_check kb_reference=Cessna172SP_ref atc_id=N568GK ui_manufacturer=Cessna ui_type=C172SP Skyhawk ui_variation=White with blue and gray - G1000 panel description=安定性と信頼性の高いセスナ 172 は、レンタル航空機の中で最も幅広く利用されている航空機であり、ほとんどの航空学校で使用されているため、ほとんどのパイロットが、少なくとも数時間はセスナ 172 で飛行した経験があります。最初のプロトタイプが 1955 年に完成されて以来、35,000 機を超えるセスナ 172 が生産され、世界で最も人気の高い単発機となっています。セスナ社の最初の三輪式航空機の 1 つである 172 は、当時増え始めていた企業パイロットたちの間で直ちに大人気を博しました。セスナ 172 の信頼性と操縦のしやすさが、研究を重ねた技術と構造上の改良と共に、35 年以上にわたる同社の揺るぎない人気を支え続けています。
FS2004での表示
フライトの選択画面
機体選択画面には,”G1000 panel”という機体が追加されました。
パネルの表示
こんなふうに表示されます。
スタンバイゲージの位置が,実機では,下側でしたがこのパネルではG1000ゲージの上に位置しています。
また,G1000パネルの外側にあるスイッチは,ほとんど動きません。
でもライトスイッチとか電気系統は操作が必要ですから,すこし困りますね。
バーチャルコックピットには,残念ながら反映されません。
早速に飛んでみました
メインPFD画面も,エンジン関係とNAVなどが表示されるEFIS画面も正常に動作していました。
このG1000パネルは,どちらかというとIFR用のパネルなので,画面上は景色がほとんど見えません。
そのあたりも改良の余地があるのでしょうが,フリーウェアですから我慢しましょう。
まとめ
改良の余地はありますが,フリーウェアでここまでつくっていただいたのはありがたいですね。
作者の方に感謝いたします。ありがとうございました。
なお,ガーミンのサイトからG1000の操作マニュアルがダウンロードできます。
すべて英語のpdfファイルですから,覚悟して読みましょう(^^;)
コメント