SkyVectorでIFRフライトプランを作る

Aviation chart

 

SkyVectorでフライトプランを作ろう(4)

IFRプランを作る

さあ,今回は IFRプランを作りましょう。

一昔前,旅客機の操縦といえばイカロス出版から出ていた「旅客機操縦マニュアル」がバイブルでした。

操縦席の個々の計器とか,旅客機運航のABCを詳しく解説してくれた良書です。

今でも売っているのでしょうか。

今回作るフライトプランは,この本に書いてある標準ルート「CO ROUTE」です。

IFRプラン作りには,さまざまなデータのちゃんとした下調べが必要ですが,そこは抜け駆けをしてしまいましょう。

この本から,必要なデータをもらうことにします。

飛行機 B737-500  中型機(Midium)
出発地 高知空港 (RJOK)
目的地 宮崎空港 (RJFM)
経由地 SIMIZU VOR(SUC)
飛行高度 FL180 18000フィート
巡航速度 マッハ0.681 477ノット

経由ウェイポイント

SUSAK
HIROSE(HIROS)
OYODO(OYO)

積載燃料 6100ポンド

 

 


プラン作りをはじめましょう

さあ SkyVectorのページを開きましょう。

まず,今回のプランはIFRですから右上の”Word Lo”というボタンをクリックします。
そうすると,低高度IFRチャートが表示されます。

 

左上の”Flight Plan”ボタンをクリックすると,プラン作成ダイアログが表示されます。
ここまでは,VFRプラン作りと一緒です。

今回のプラン作りは事前のデータ集めが終わっています。

ですから,ささっとプランを作りましょう。

 


出発地,目的地と経由地の入力

“Flight Plan”ダイアログの下半分の窓の中に”RJOK SUC RJFM”と入力します。
これは,出発地,経由VORそして目的地のコードです。

 

そうすると出発地,経由VORそして目的地を結んだコースが表示されます。

 


経由地の追加入力

つぎに,宮崎空港にアプローチする入り口になる”HIROSE”をプランに入れましょう。

チャート内の宮崎空港東側のあたりに”HIROS”という地点があります。
この近くで右クリックすると,ダイアログが表示されます。

このままクリックしたのではとんでもないことになりますから,ちょっと待ってください。

“Flight Plan”ダイアログの下の窓中に”→SUC→“というのが表示されていますね。
その右側をまずクリックします。

これは,「ここに経由地を入れるよ」とシステムに通知する合図です。
VFRの時と同じです。

 

この中から,”HIROS”の左側の”PLAN”ボタンをクリックします。

クリックすると すぐに”HIROS”がプランに反映されます。

 

つぎに,機材をルートに乗せるため,ルート上のポイントをプランに入れましょう。

入れるポイントは”SUSAK”です。

“Flight Plan”ダイアログの下窓の”SUC”の左側でマウスをクリックします。

「ここに入れますよ」とシステムに通知するのは,おなじみのやり方です。

 

つぎに,目的の”SUSAK”を探します。

チャート上からさがしてもよいのですが,高知空港の南西あたりの”V53″と表示されているルートがあります。
この近くでマウスを右クリックしましょう。

そうするとダイアログが出て”SUSAK”が見つかります。

 

“SUSAK”の左側の”PLAN”をクリックすると,”SUSAK”がプランに入ります。

ルート”V53″に,ちゃんと乗れましたね。

 

つぎに,宮崎空港の最後のアプローチポイントである”OYO”をプランに入れましょう。

困ったことに,”OYO”はチャートに載っていません。

でも,いつもの技で すぐに出せますので安心してください。

宮崎空港の東側のあたりで マウスを右クリックしましょう。

 

そうすると ダイアログが出ます。
この中から”OYO”を探し “PLAN”ボタンをクリックしてプランに入れます。

 

 

場所によっては,ルート上のウェイポイント”OYODO”が表示されることがあります。
“OYODO”は,”OYO”とは少しずれているので,間違えないように注意します。

 

 


機材の入力

さあ最終段階です。

機材の入力をしましょう。

今回は,機材はB737-500でしたね。

しかし,FS2004にはB737-400のデータしかありませんでしたので,それを使います。

“Flight Plan”ダイアログ中の ”Aircraft”の右側の”TAIL#”をクリックすると,自分の入力した機材がドロップダウンメニューで表示されます。

 

私は,FS2004から得たデータと少し調べたデータから,適当なデータを機材データとして入力しました。

これで,必要なデータの入力は終わりです。

 

 


プランの出力

ではプランを出力しましょう。

“Flight Plan”ダイアログの右下,”Nav Log”をクリックしましょう。

フライトプランがpdfファイルで送信されてきます。

ちゃんとTOCとTODが記載されていて,使えるプランになっていますね。

お疲れ様でした。

 


 

私は,このサイトが,本当に便利なサイトだと思っています。

ですから,今後 いろんな「珍しい地点を訪ねるフライトプラン」を作って紹介していきたいと思っています。

 

 

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