2001年11月に福岡空港と現壱岐市を結ぶ路線を開設した航空会社がありました。
しかし翌年2月には運航を休止し,姿を消してしまったのです。
たった3ヶ月足らずの期間存続した航空会社,それが壱岐国際航空です。
この会社が運航していた洒落た塗装のDo228をFS2004で再現しましょう。
極めて短い命の航空会社だった壱岐国際航空
壱岐国際航空については,当時注目を集めたからかもわからないのですが,Wikipediaにも収録されています。
2001年11月に福岡空港と現壱岐市を結ぶ路線を開設しましたが,翌年2月には運航を休止し,姿を消してしまったのです。
赤と白のツートンカラーにホークスのロゴを書き込んだ洒落た塗装のDo228を運航していました。
掲載できる写真はありませんが,リンクをクリックしていただければその姿をご覧になれます。
FS2004の壱岐国際航空のDo228
注目を集めたからこそ,塗装データが公開されているのかもしれません。
塗装データとそのデータを適用できる機体データは,PADにあります。
PADでの機体の探し方は,私の記事を参考にしてください。
データのダウンロード
PADからデータをダウンロードする時,目的のデータを特定するのが大変です。
今回の壱岐国際航空のDo228の場合は,まず塗装データからダウンロードします。
塗装データのダウンロード
PADのアルファベットINDEXを開きブラウザーの検索機能で”JAPAN”をさがします。
出てきた結果から”IKI International Airways”をさがします。
37-579というページにあるので,リンクをクリックします。
出てきた絵の部分をクリックすると,”texture.do228_iki.zip”というファイルがダウンロードできます。
機体データのダウンロード
壱岐国際航空のテクスチャーに適合する機体を探すのに苦労しました。
最新のJPLパネルを持った機体(NCAのDo228に使用したもの)では,仮想コックピットの表示に不具合が生じました。
そのため,一つ前のバージョンの機体を選び,無事使うことができました。
機体選択ページの,FS2004用のDo228を選択します。
最新機体のJPLのすぐ下にある機体が適合機体です。
ダウンロードできたデータは,”d28lgwr9.zip”です。
塗装データ製作者は,その下の機体を推奨しておられるのですが,壱岐国際航空の機体には機首下のアンテナがその機体は適合しないと判断しました。
機体の調整
2つのデータを統合して壱岐国際航空のDo228を作ります。
機体データファイルと塗装データを展開します。
二つのフォルダーを並べて表示し,機体フォルダーに塗装データをコピーします。
もとの機体フォルダーの塗装データは不要なので削除します。
Aircraft.cfgの編集
つぎにAircraft.cfgの編集をします。
機体に合わせて,塗装データの中にあるデータを修正するのですが,元データにかなり修正箇所があり,説明箇所が余りに多いので,修正したaircraft.cfgをダウンロードできるようにしました。
機体のインストール
出来上がった機体フォルダーの名前を”do228iki”に変更します。
機体データを展開したフォルダーには,soundフォルダーも入っています。
機体フォルダー内の”aircraft”と”sound”フォルダーをFS2004のメインフォルダーにコピーすればインストールは終了です。
重複したファイルが出てきた場合は,新しい方を残してください。
FS2004での表示
それでは,調整した壱岐国際航空のDo228を見てみましょう。
機体選択画面
aircraft.cfgの編集をしているので,航空機メーカーをDornierに,機種をDo228-212に,
バリエーションをIki Airwaysにしています。
滑走路上の機体
福岡空港に駐めました。
操縦席の画面
最新のJPLの機体とは少し異なる簡素な操縦席です。
仮想コックピットもあります。
まとめ
短い期間ながらも,日本の空を飛んだ機体です。
この塗装を慈しみながら,壱岐までの飛行を楽しみましょう。
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