パスワード管理はアナログなシステム手帳が一番便利です
今の時代はパスワード社会と言いますが…
ネットワークでいろんなサイトに参加する際に,パスワードを要求される場合が増えて来ました。
メールアドレスとパスワードの組み合わせというのが一般的で,IDを別に設定することもあります。
場合によっては,修復用の第2メールアドレスや「秘密の答え」などを要求されることがあります。
設定した直後には覚えていますが,メモっておかないとすぐに忘れてしまいます。
年をとると”老人力が増してきて”なおさら忘れることが多くなります。
そのメモを置き忘れることもあるのですから,全くいやになります。
今は,パスワード社会と言いますが,私たち定年を迎えた世代にはきついなあと感じられます。
いろいろなパスワード管理手段があります
パスワード管理は,どの世代でも大変だということなのか,ノウハウ本やソフトウェア,ハードウェアまで,いろいろ出てきました。
私も,ネット生活が少し長くなってきて,パスワードを管理する必要がでてきた時期からいろいろなものを試してきました。
それらの長所と短所をお話しします。
アプリケーションでパスワードを管理する
ウイルス対策ソフト会社のNortonが,そのアプリの一機能として提供を始めたことを覚えています。
サイトを表示しログイン画面がでたとき自動的にパスワードを入力してくれるというものでした。
パスワード編集時だけ,マスターパスワードを入力するというものでした。
マスターパスワード1つを覚えておけばいいので,便利だったのでしばらく使っていました。
ウイルス対策ソフトを変えると使えなくなること,一覧表管理ができなかったことで使うのをやめてしまいました。
最近ではパスワード管理専用のアプリもあるようですが,OSのバージョンアップと供に使えなくなったり,PCが壊れると回復手段がなくなるので要注意です。
ブラウザーに覚え込ませる
最近のブラウザーは,アプリケーション管理と同様な機能を持つようになりました。
しかし,まちがったパスワードの編集機能や一覧表管理機能はありません。
私は,管理ソフトというよりも便利ツールという位置づけで使うものと割り切るのがいいと考えています。
パスワード管理ハードウェアを使う
キングジムという文具メーカーから販売されている,ミルパスというハードウェアも購入して使っていました。
入力するとき,細いタッチペンで,ちまちまと入力するのはうっとうしいですから,入力はもっぱらコンピューターで行っていました。
Windows10で使っているうちに認識できなくなり,一覧表管理ができなくなった事がありました。
キングジムのサポートの方と何度も連絡をとり,代替え機も借りて試してみましたがだめでした。
Windows10のバージョンアップが繰り返され,そのうち認識できるようになったのですが,その事件がきっかけで主力の管理手段からは外してしまいました。
私のミルパスは,初期の製品です。
ミルパスのパスワード生成機能
ミルパスには,パスワードを生成する機能があります。
桁数と使用できる文字の種類を指定して,任意のパスワードを作る事ができます。
私は,ミルパスをパスワード管理の補助として使い,このパスワード生成機能を使っています。
現在は,二代目の製品が販売されています。
システム手帳
現在使っているのが,25年以上昔に使っていたシステム手帳です。
昔流行したFirofaxのOEM国内版Stylofaxです。
豚皮装丁で,丈夫なため背中がすり切れているくらい味が出ていて,今でも十分使えるのです。
ひきだしで眠っていたシステム手帳を引っ張り出し,のこっていた白紙の用紙をつかいました。
用紙は,ID管理専用でなくても,普通太罫であれば十分使えます。
筆記は多色ボールペンで,ID,メールアドレス,パスワードを書きます。
いまのどころ,1ページに3~4つくらいのサイトを書き込むようにしています。
片面だけ使うという方法も使います。
理由は,裏面にポストイットのメモを貼ったり,大事な紙の資料を貼ったりするからです。
その時には,貼って剥がせるのりを使います。
これは便利なんですよ。
差し替えができるので,気が向けば辞書式に並べ替えてもいいですし,変更が増えてくれば書き換えも簡単です。
専用インデックスを捨ててしまったので,付箋で代替えしています(^^;)
余り管理しなければならないサイトも増えなくなってきたので,1ページ1サイトでもいいかなと考えるようになりました。
まとめ
まったく,アナログ管理が便利という見本みたいなものですね。
でも本当に便利なんですよ。
便利だからといっても高価なシステム手帳を新しく購入する必要はないと思います。
いまでは,耐久性に難はありますが100円ショップで安いバインダーも出回っていますし,私のように古いシステム手帳に用紙を加えるだけでも使えるからです。
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