FS2004は飛行機の歴史を体験するというコンセプトを持った最後のフライトシミュレーターです。
FS2004のフリーデータには超音速の壁を最初に突破した飛行機,BELL X-1があります。
インストールして,このわくわくする瞬間を体験してみましょう。
FS2004のBELL X-1で音速超えを疑似体験しませんか
FS2004には,飛行機の歴史を作った名機がデフォルトで付属しています。
昔,Windows98の時代にMS航空図鑑というCDメディアが発売されていました。
その製品は,飛行機の歴史をマルチメディアで紹介するものでした。
その流れは,FS2004の飛行機学校に受け継がれています。
閑話休題。
飛行機の歴史の中で,音速の壁の突破というイベントがありました。
超音速旅客機コンコルドが飛行していた事を知っている今の人々には,どうという事はありません。
けれども,1900年代半ばごろには,重大事だった訳です。
私は,こういった歴史イベントを疑似体験できるのもFS2004のいいところだと考えています。
そういうわけで,たまたま見つけたX-1を紹介したいと思います。
BELL X-1については,Wikipediaにきちんとまとめてあるので,ここで詳しく書くことはしません。
1947年に,X-1はチャック・イエーガーの操縦で,吊り下げられていたB-29から切り離され,初めて音速の壁を越えたという事だけで足りると思います。
実機は,スミソニアン航空博物館に展示してあるそうです。
私は,この博物館を退職後に訪れたい場所の一つにしていましたが,なかなか実現できないでいます(^-^;
FS2004のBELL X-1
データのダウンロードとインストール
データはFlightsim.comからダウンロードします。
ファイル名は,”bell_x1.zip”です。
機体のインストール
ダウンロードしたファイルを展開すると”bell_x1″というフォルダーが出来ます。
このフォルダーには,機体フォルダーの”BELL X-1″と,”guages”,”effects”というフォルダーがあります。
まず,”guages”,”effects”フォルダーをFS2004のメインフォルダーにコピーします。
重複したファイルがある場合には,新しい方を残してください。
つぎに機体フォルダーの”BELL X-1″をFS2004の”Aircraft”フォルダーにコピーすればインストールは終了です。
機体の表示
FS2004を起動して,機体選択画面からX-1を選びます。
フライト作成で,アメリカ合衆国のラスベガス空港を選びました。
理由は,周りが砂漠でテスト飛行にはちょうどいいと勝手に決めたからです(笑)
操縦席の画像
操縦席は,エアライナーと違って必要最小限の計器だけ装備されています。
視界はお世辞にもいいとはいえません。
仮想コックピットもあります。
超音速の体験飛行
FS2004にはロケット機の設定ができないことから,この機体データの制作者の方がドキュメントに書いておられるようにジェット機の設定がされています。
実機と異なり,離陸もできます。
超簡単な超音速疑似体験飛行
超音速の疑似体験を簡単に再現する方法を説明します。
まず,航空機の設定で,クラッシュを無視するなど一番操縦がやさしい設定にしておきます。
離陸は,フラップを少し下げ150ノットくらいで離陸します。
離陸後に,車輪とフラップを格納します。
水平飛行に移ったら,”P”キーを押してFS2004を一旦停止させます。
つぎにマップ画面を開き,高度をフライト設定の上限10,000feetに,速度を400ノット位に設定します。
マップ画面を閉じ,再び”P”キーを押して一旦停止を解除します。
徐々に高度を上げ,23,000feetに上ったあと水平飛行して速度を上げていきます。
換算では,マッハ1は666ノットですから,そこまで速度を上げていきましょう。
この機体の説明では,速度が959ノットまでは出るようです。
まとめ
疑似体験ですから,なんなく音速超えを体験できます。
航空機の設定を難しくすれば,もっと実感ある疑似体験ができます。
エアライナーや軽飛行機の操縦から少し離れて,こういったイベントを楽しむことで気分を変えるのもいいですよ。
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