FS2004のエアバスA320には,640x480の整数倍の比率の2Dパネルを導入しています。
ワイド型の液晶ディスプレイに合うパネルが見つかったので,FS2004のA320に導入したいと考えました。
元のノーマルサイズのパネルも残して機体選択メニューから選べるようにする方法を説明します。
ワイドディスプレイに合うA320用パネルを導入しましょう
以前,ANAのエアバスA320に,自家製のビットマップを追加した2Dパネルを導入して使いました。
今回,ワイド型の液晶ディスプレイに合うパネルとコックピットビューが見つかったので,FS2004のA320に導入したいと思いました。
けれどもせっかく導入したノーマルサイズのパネルも残したいので,機体セレクトメニューから選べるように調整しました。
ワイドパネルデータのダウンロードとインストール
ワイドパネルのデータを,Flightsim.comからダウンロードします。
ワイドパネルは,”amha320hpfs9fsxv3.zip”というファイル名です。
このデータは2016年リリースですから割と新しいデータです。
Flightsim.comから引用
ファイルの展開
ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開します。
ワイドパネルは,”P320”というフォルダーに展開されます。
ワイドパネルのインストール
ゲージデータのコピー
まず,”P320”フォルダーを開き,中にある”Guages”フォルダーを,FS2004のフォルダーにコピーします。
重複したファイルがあるときには,新しい方を残してください。

ゲージフォルダーのコピー
ワイドパネルの組み込みとパネルの切替方法
A320の機体フォルダーを開きます。
何もパネルを組み込んでいない場合の導入
まず機体の”Panel”フォルダーを,バックアップしましょう。
方法は,機体フォルダー中にある”Panel”フォルダーをコピーして名前を”Panel.org”に変えておきます。
つぎに,”P320”フォルダー内の”Panel”フォルダーを機体フォルダーにコピーします。
ワイドパネルの組み込みはこれで終了です。
私の導入したパネルを組み込んでいる場合の導入
ANAのA320を使っていますから,機体フォルダー名は”A320200”です。
私の組み込んだノーマルパネルは,panel.KW_A320FS9_dsというフォルダーです。
ここに,さきほどのようにワイドパネルのフォルダーをコピーしています。
二つのパネルを切り替える場合のaircraft.cfgの編集
aircraft.cfgの機体定義部分をコピーしてパネルに関係する部分を編集することで,同じ機体でパネルの違うものをメニューから選べるようになります。
編集する部分は,次のとおりです。
注意しなければならないのは,”title=”の部分です。
ここが二つ目の機体定義と異なっている必要があります。
そうでなければ,選択メニューには一つ目の定義の機体しか表示されません。
選択メニューは次のように表示されます。
安直にノーマルパネルは”NP”,ワイドパネルは”WP”を末尾に付けただけです(^^;)
こうすれば,二つのパネルの違いを比べることができますね。
パネルの種類を増やしたいときには,同様に定義をしていけば選択メニューに追加できます。
ワイドパネルコックピットの表示
ワイド液晶パネルにマッチした素敵なコックピットです。
表示したときNAVデータウィンドウの電源がはいっていないときには,真っ黒になっていますからびっくりしないでください。
電源投入方法は,パネル表示の中で説明します。
各サブパネルウインドウの表示の方法
サブパネル表示用のアイコンがないので,表示はキーボードから行います。
NAVウインドウとペデステルウインドウ
NAVウインドウの電源スイッチは,スタンバイゲージの左側にあります。
つぎにペデステルウインドウは,”Shift”キーを押したままキーボード上の”2”を押します。
Numキーの”2”ではありませんから,間違えないでください。
閉じるときには,”Shift”+”2”を押すか,ウインドウを右クリックして”ウインドウを閉じる”をメニューから選べば閉じることができます。
GPSウインドウとオーバーヘッドパネルウインドウ
GPSウインドウは,”Shift”キーを押したままキーボード上の”3”を押します。
オーバーヘッドパネルウインドウは,”Shift”キーを押したままキーボード上の”4”を押します。
閉じるときには,閉じるときには,”Shift”+”3”,Shift”+”4”を押すか,ウインドウを右クリックして”ウインドウを閉じる”をメニューから選べば閉じることができます。
MikeAirウインドウと下部EICASウインドウ
MikeAirウインドウは,”Shift”キーを押したままキーボード上の”5”を押します。
下部EICASウインドウは,”Shift”キーを押したままキーボード上の”6”を押します。
閉じるときには,閉じるときには,”Shift”+”5”,Shift”+”6”を押すか,ウインドウを右クリックして”ウインドウを閉じる”をメニューから選べば閉じることができます。
下部EICASウインドウのスイッチ
下部EICAS内の下側の2つのウインドウも,電源を入れないと真っ黒です。
電源スイッチは,各パネルの左上にあります。
表示モード変更スイッチもすぐそばにありますから,いろいろ触って試してください。
いろんな表示ができるので,紹介しておきます。
まとめ
多機能なパネルなので,使い方を覚えるのがすこし時間がかかりますが,使いこなせれば,便利なパネルです。
シフトキーの組み合わせでサブウインドウを表示するのは,FS2004のキー割り当てそのままです。
空いているキーに割り当てれば,一つのキーで表示できるようになります。
ぜひ導入して使ってみてください。
また,私はパネルの選択方法がわかったので,いろんなパネルを比較することも簡単にできるようになり楽しみが増えました。
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