ANAのB767-300ERのうち,初期に導入された国際線用の機体にウイングレットのないものがあります。
これらの機体のうち,いくつかは国内専用機や貨物機に改修されたりしています。
最近では,映画のキャンペーン用のラッピングを施された機体もあります。
このラッピング機体と貨物機改修前のトリトンブルー塗装の機体をFS2004に導入することにします。
とことん使い込まれるANAのB767-300ER
ANAのB767-300ERのうち,初期に導入された国際線用の機体にウイングレットのないものがあります。
これらの機体のうち,いくつかは国内専用に改修されたり,貨物機に改修されたりしています。
最近では,映画「STAR WARS」のキャンペーン用のラッピングを施された機体もあります。
この機体は,左右で模様が異なっている派手な塗装をまとっています。
同じく,300ERの中で貨物機である300BCFに改修された機体がJA8970です。
現在の姿はこちらです。
この機体が,旅客型でトリトンブルーをまとっていた時期の写真がこちらです。
FS2004用のウイングレットのないANA B767-300ER
データのダウンロードとインストール
機体データパッケージのダウンロード
データはFlightsim.comから
skyspirit2010_boeing_767-300er_ana_ja604a.zip
というファイルをダウンロードします。
もう一つのトリトンブルーの塗装データもダウンロードしておきます。
同じくFlightsim.comからダウンロードします。
ファイル名は”skyspirit_763er_ana.zip”です。
機体データのインストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。
”skyspirit2010_boeing_767-300er_ana_ja604a”というフォルダーを開きます。
このフォルダーの中にある”Effects“フォルダーを,FS2004をインストールしたフォルダーにコピーします。
“Effects”フォルダーをコピーしたとき,重複するファイルが出た場合は,新しい方を残してください。
展開した機体フォルダーの中には,FSX用のデータもあります。
FS2004用の機体データは,”Boeing 767-300ER”というフォルダーです。
トリトンブルーの塗装データも展開しておきましょう。
トリトンブルー塗装のフォルダーから,テクスチャーフォルダーをコピーします。
ついでに,グラスコックピットデータのフォルダーもコピーしましょう。
前に紹介したB767ー300ERの機体フォルダーからコピーするのが簡単です。
インストールのやり方は私の次の記事をみてください。
aircraft.cfgの編集
つぎに機体のインストールですが,aircraft.cfgファイルに記載ミスがあるので,このまま機体フォルダーの”Boeing 767-300ER”をFS2004フォルダーの”Aircraft”フォルダーにコピーしても機体選択画面に表示されません。
まず,aircraft.cfgの編集をします。
修正箇所は次の画面のとおりです。
致命的な誤りは,”sim=”の部分で,フォルダー内のairファイルと異なる記述になっています。
この部分をフォルダー内のファイル名に合わせて”767-300ER”に変更します。
つぎに,機体番号が”JA8669”となっているのを”JA604A”に変更します。
つぎに,トリトンブルー塗装データを組み込みます。
修正して,組み込んだ定義部分は次のとおりです。
[fltsim.0] title=SkySprit2010 - Boeing 767-300 CF6-80C --A ANA JA604A sim=767-300ER model= panel= sound= texture=ANA checklists= atc_airline=All Nippon atc_id=JA604A atc_flight_number=563 atc_heavy=1 atc_parking_types=GATE, RAMP atc_parking_code=ANA ui_manufacturer=Boeing ui_type=767-300ER ui_variation=All Nippon Airways StarWars visual_damage=1 description=SkySprit2010 - Boeing 767-300 V5 [fltsim.1] title=SkySpirit2010 - Boeing 767-300ER CF6-80C --AWL ANA 2003 JA8970 sim=767-300ER model= panel= sound= texture=ANA2003 checklists= atc_airline=ALL NIPPON atc_id=JA8970 atc_flight_number=1051 atc_heavy=1 atc_parking_types=GATE, RAMP atc_parking_code=ANA ui_manufacturer=Boeing ui_type=767-300ER ui_variation=All Nippon Airways 2003 ui_typerole=Commercial Airliner ui_createdby=SkySpirit 2010,Leony Eka visual_damage=1 description=SkySpirit2010 - Boeing 767-300ER V5\n\nModel Designers\n Hiroshi Igami\n\nMaster Textures\n Philip Foglar\n\nFlight Dynamics, Effects and Sound Designer\n Brandon D. Henry\n Warren C. Daniel\n\nPainted by\n Leony Eka
修正後のaircraft.cfgファイルをここからダウンロードできるようにしました。
加えて,グラスコックピットフォルダーを組み込みました。
組み込みの終わったフォルダーの内容は,次のようになっているはずです。
このフォルダーを”ANA Boeing 767-300ERD”という名前に変更しました。
このフォルダーをFS2004フォルダーの”Aircraft”フォルダーにコピーすればインストールは完了です。
FS2004での表示
フライトの作成画面
この機体は航空機メーカーを”Boeing”で登録しました。
バリエーションにトリトンブルーの塗装データが表示されます。
操縦席の画面
デフォルトパネルはB777-300だったので,グラスコックピットを組み込んでいます。
滑走路上の機体
国内線ですから,羽田空港の34Rにとめました。
よく再現されていますので,機体の反対側もお見せしましょう。
トリトンブルーのJA8970です。
まとめ
トリトンブルー塗装の現役機体は見つかりませんでした。
けれども,いろんなバリエーションの塗装が発表されていますから,これは楽しめますね。
機体もさることながら,見事なラッピング機体を再現されていて凄いなあと思います。
私も,こういうリペイントデータを作ってみたいという気持ちになりますね。
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