Solaseed Airの機材は,2011年6月からB737-800に変わっていきました。
機体はすべてウイングレットを付けた新世代のB737-800です。
B737-800の導入に合わせて新しいカラーリングに変更されました。
FS2004用のB737-800の機体が見つからなかったので,AI機を改修して飛行可能機体を作りました。
Solaseed AirのB737-800をAI機を改修して作りました
B737-800の機材導入に合わせて塗装を変更したSolaseed Air
Solaseed Airの主力機は,前身のスカイネットアジア時代のB737-400でした。
2011年6月から新しくB737-800が導入されはじめ,現在では在籍12機すべてが,B737-800となっています。
九州各地と羽田を結ぶ路線で業績を伸ばし,今後は国内線だけでなく国際線にも進出する動きを見せています。
FS2004用 Solaseed Air B737-800
データファイルのダウンロードとインストール
ファイルのダウンロード
機体のデータは,Flightsim.comからダウンロードします。
ファイルは基本機体データと塗装ファイルです。
塗装データは”faib_738_snj_fs9.zip”です。
この機体の基本機体は”FAIB7378V13.zip”という機体です。
残念ながらこの基本機体データは,AI機です。
飛行可能な基本機体+塗装データの組み合わせが見つからなかったので,やむを得ずAI機を使うことにしました。
このデータをFlightsim.comからダウンロードします。
この機体は青いBマークが付いているとはいえ,AI機ですから操縦できるわけではありません。
飛行可能機体を作るのに必要なファイルを新しく作ったフォルダーにコピーする
ファイルをダウンロードし,展開します。
適当な場所に”Solaseed_B737-800”というフォルダーを作りましょう。
このフォルダーに飛行可能な機体データを構成していきます。
基本機体データのコピー
基本機体のフォルダーから”Solaseed_B737-800”フォルダーにコピーするのは,”model.winglets”フォルダーと”Aircraft.cfg”と”FAIB_7378.air”の2つのファイルです。
テクスチャーファイルのコピー
”faib_738_snj_fs9.zip”を展開したフォルダーから,”Solaseed_B737-800”フォルダーにコピーするのは,”texture.solaseed 810”フォルダーと”fltsim.txt”の二つです。
操縦席データのコピー
B737-800の操縦席データについては,私の記事をご覧ください。
B737-800はB737-700と同じの新世代のグラスコックピットです。
AI機を飛行可能に改修する
airファイルの編集
”Solaseed_B737-800”フォルダーの中にある”FAIB_7378.air”ファイルを”AirEd”で編集します。
編集方法は,私の記事をご覧ください。
例として基本機体のairファイルを使っています。
aircraft.cfgの編集
テクスチャーフォルダからコピーしてきた”fltsim.txt”と基本機体からコピーしてきた”aircraft.cfg”をメモ帳で開きます。
基本機体にあるairacraft.cfgには,機体モデルとテクスチャーフォルダーなどの定義部分である[fltsim.x]が抜けています。
この抜けている部分に,テクスチャーフォルダからコピーしてきた”fltsim.txt”を貼り付けます。
貼り付けたあとで,[fltsim.x]を[fltsim.0]に変更します。
出来上がった”airacraft.cfg”ファイルを上書き保存すれば,完成です。
完成版をここからダウンロードできるようにしました。
機体データフォルダーをFS2004にインストールする
出来上がった”Solaseed_B737-800”フォルダーの中はこのようになっています。
FS2004での表示
フライトの作成画面
この機体は航空機メーカーが”FAIB”で登録してあります。
説明には,「使うのはAI機だけにしてね。」と書いてあります(^^;)
操縦席の画面
仮想コックピットは,ありません。
組み込んだB737NG用のグラスコックピットです。
滑走路上の機体
Solasee Airの拠点である羽田空港に駐機しました。
「AI機だけに使用してね」と作者の方が言っておられますが,表示と飛行に全く問題はありません。
AI機から改修した機体の不備な点
実は,先にご紹介したJETSTARのA320同様,この機体の可動翼は動作しません。
フラップも最大展開状態でも開いてはいませんし,ラダーを動かしても垂直尾翼は動作しません。
けれども操縦できないというわけではありません。
AI機の改修というのは,こういう欠点があるということをご理解ください。
まとめ
AI機を飛行可能にする基本的な方法を完成することができました。
可動翼が動かないというのはさみしく,離着陸の際に外部視点ではリアルさはありません。
飛行用に作られた機体ではないのでしかたがありません。
ちゃんとした飛行用の機体用の塗装データが提供されるまでのつなぎとして,利用することにします。
私は,airファイルの編集で飛行可能にする方法については少しリスクがあると考えています。
機体製作者の方が飛行可能ですよと告知されているのであれば,airファイルを編集してもいいと考えます。
しかし,そうでない場合は同機種の他の飛行可能機体のairファイルを流用(ズルを)するほうがリスクは少ないのではないかと思います。
コメント
FSXで楽しませて頂きました。
FS2004との違いは、FSXではFLAPが計器どおりに作動します。
FSXのairホルダーでは105がなく通常機に変更するためFS2004用を使いました。
その為textureも2004用です。
PANELはFSXデフォルトB737-800です。
オートパイロットで楽に飛べました。ありがとうございました。