ANAには,国内線仕様のB777-200ERが12機在籍しています。
そのうち後期に導入された5機は,B777-200の製造が終了していた関係で,長距離型200ERのエンジンをPW4090からPW4074Dに変更している機体を導入しています。
これを再現したFS2004用の機体があります。
しかも仮想操縦席も備えていますから,国内線フリークの私には見逃せない機体です。
後期に導入した国内線仕様のB777-200ERは特殊な機体でした
減格型のエンジンを積んだ国内線仕様の300ER
ANAには,国内線仕様のB777-200ERが12機在籍しています。
B777-200が,国内線に移籍するなかで,新たに導入された200ERがありました。
200ERには国際線から国内に移籍し改修で座席数を変更した機体がある一方,後期に導入された5機はB777-200の製造が終了していた関係で,長距離型200ERのエンジンをPW4090からPW4074Dに変更しています。
どうして国内線に長距離型のERを?と思っていたら,200がなかったので国内線向けにエンジンを変えたERを導入したという訳なんですね。
航空機の導入には,いろんな事情があるのですね。

ANA B777-200ER (JA707A) by Kentaro IEMOTO Photo from flickr
FS2004用のANA B777-200ER
FS2004用のANA B777-200ERのダウンロードとインストール
機体データのダウンロード
FS2004用のB777-200ERのデータは,Flightsim.comからダウンロードします。
ファイル名は,”ana_b777-200er.zip”です。
Flightsim.comから引用
機体データのインストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所で展開します。
このファイルには青いBマークが入っていませんが,インストールは簡単です。
展開してできた”ANA B777-200ER”フォルダーの中にある”All Nippon Airways B777-281ER”フォルダーをFS2004の”Aircraft”フォルダーにコピーするだけでインストールは終了します。
FS2004上での確認作業
仮想コックピットの仕組みの一部がわかる機体
この機体データには特別な点があります。
その点とは,機体の選択画面で仮想コックピットを備えた機体モデルとそうでないモデルを選択できるようになっているのです。
フォルダー内をよく見ると,モデルファイルが2種類はいっています。
仮想コックピットがある物とない物の2種類です。
このことから,仮想コックピットは操縦席データではなく機体データに属することが理解できます。
仮想コックピットを作るのは大変そうですね。
さらに,エンジンを変えた機体のためにairファイルが2種類入っています。
このことから,airファイルの選択で国際線から移籍した777-200ERも再現できるという仕組みになっています。
マニア好みのような凄い仕様の機体モデルだと思います。

“All Nippon Airways B777-281ER”フォルダーの内容
フライト画面の機体選択画面
仮想コックピットの有無2種類の機体を見てもらいましょう。
モデルが違うのに外見は同一です。

仮想コックピットなしのモデル

仮想コックピット付きのモデル
操縦席の画像
2Dコックピット
デフォルトのB777-300のようです。
仮想コックピット
これもデフォルト機の操縦席をベースにしていますが,センターEICASが表示されているのが改良された点のようです。
滑走路上の機体
羽田34Rに駐機した画像です。
まとめ
この機体は,仮想コックピットの仕組みの一つを学習できた貴重な機体でした。
そしてFS2004用のANAの国内線機材がまたひとつ充実しました。
あともう少しでANAの機体が揃いそうです。
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