SkyVectorでフライトプランを作ろう(2)
簡単なVFRフライトプランを作ろう
フライトシミュレーターでフライトプランを作るときは,普通VFRでというのが入門編のお約束?でしょうか。
旅客機が良いからIFRでというのは,また後ほど ということにして,今回は,短距離のVFRプランを作ることにします。
私は,あまり長距離飛行が好きではないので…(笑)
プラン作りをはじめましょう
SkyVectorのサイトを表示させ,右上の”World VFR”が,青くなっていることを確認します。
このとき,画面はVFR図面になっていますから,確認するまでもないのですが。
今回は調布飛行場から大島空港へのプランを作ります。
プラン入力ウインドウの表示
画面左上の”Flight Plan“をクリックします。
画面に表示されている文字が読みにくいときは右下の画面拡大の”+”をクリックしてください。
画面がアメリカのどこかになっていたら,「全世界の航空チャートが見られるサイトがあります」で説明した空港の探し方を使って調布飛行場を表示させてください。
また,VFR画面になっていたら,左上の枠の中に調布飛行場のコード”RJTF”とタイプし,右の”Go”ボタンをクリックしてください。
そうすれば,画面は調布飛行場を真ん中にしたVFR図面に変わります。
出発位置の入力
プラン入力ウインドウの”Departure”の欄に,調布飛行場のコード”RJTF”を入力します。
画面はこのようになります。
目的地の入力
つぎに目的地を入力します。
目的地は大島空港ですから,プラン入力ウインドウの”Destination”の欄に,大島空港のコード”RJTO”を入力します。
入力したら,画面の中に調布飛行場から大島空港までのピンク色の直線が引かれます。
経由地の入力
出発地から目的地に直線でいくことはないので,経由地を入力します。
今回は,適当に経由地を選んでしまいますが,房総半島南端の館山VOR(TET)にします。
経由地を直接プランに入力する方法は,別の機会に説明します。
今回は,マウスドラッグの方法を説明します。
画面に表示されているピンク色の線の真ん中下半分くらいのところをクリックし,館山VOR近くまでドラッグします。
つぎにマウスを右クリックすると,”Local Information”というウインドウが表示されます。
その中から,”TATEYANA (108.80 TET)”と書いてある左横の”PLAN”にマウスカーソルを移動させると,”PLAN”の文字が黄色くなります。
これをクリックすると,プラン入力ウインドウの下半分の枠の中に”→TET→”が表示され,ピンク色の線の真ん中が館山VORで折れ曲がります。
二つ目の経由地を入力します
二つ目の経由地は,木更津VORにしましょう。
二つ目の経由地を,最初に入力した経由地の前に挿入するには,少しテクニックが必要です。
そのまま,マウスでドラッグアンドドロップすると,目的地から戻ってくるような変なプランになってしまうからです。
では,はじめます。
まず,プラン入力ウインドウの下半分の枠の中に”→TET→”が表示されているので,左側の”→”のところをマウスでクリックします。
つぎに,画面のピンク色の線の調布飛行場と館山VORの中間あたりをクリックし,木更津VORの近くまでドラッグします。
マウスを右クリックすると,再び”Local Information”というウインドウが表示されます。
その中から,”KISARAZU (110.95 KZT)”と書いてある左横の”PLAN”にマウスカーソルを移動させると,”PLAN”の文字が黄色くなります。
これをクリックすると,プラン入力ウインドウの下半分の枠の中に”→KZT→TET→”が表示され,ピンク色の線の真ん中が木更津VORで折れ曲がります。
これで,目的地までのコース入力は完了としましょう。
機材の選択
飛行機の性能諸元は,”Sign In”しなければ,入力できません「SkyVectorでフライトプランを作ろう(1)」を参考にサインインしてください。
サインイン後に,プラン入力ウインドウの左上の”Aircraft”の右枠をクリックすれば,性能諸元を編集する画面が表示されます。
飛行機の性能諸元は,フライトシミュレータを参考にします。全てのデータがわかるわけではないのですが,そこは妥協しましょう。
これを参考に,諸元を入力します。
あらかじめ,入力しておいた機材を使う場合は,”Aircraft”の右枠をクリックしたときに表示される航空機の中から選べます。
飛行速度と巡航高度の入力
次に飛行速度と巡航高度を入力しましょう。
プラン入力ウインドウの右上の”Spd”の右枠をクリックして速度を入力します。
数値はKt(ノット)です。
セスナ172の上昇速度は110ノットです。
巡航はもっと出ますが,今回は余裕をもつということで “110”を枠内に入力します。
次に巡航高度です。
プラン入力ウインドウの右上の”Spd”の右隣にある”Alt”の右にある枠をクリックして巡航高度を入力します。
数値はfeet(フィート)です。
調布飛行場から館山VORまでのコースは磁針方位180度未満のため,1000FT×奇数FT+500FTの高度ですから,3500FTとし,高度を10で割った数字である”035″を入力します。
※注:このあたりは,航法の教科書のうろ覚えなので,正しくないかも…(^-^;
さあ,とりあえず必要な数値の入力は終わりです。
プランの印刷
プラン入力ウインドウの右下の”Nav Log”のボタンをクリックしてください。
Skyvectorから,pdfファイルで先ほど入力したデータに基づく,フライトプランが送信されます。
航空機の諸元で,不足している燃料消費関係は表示されていません。
そこは,資料を集めてデータの充実を図りましょう。
(続く)
次回は,キーボードからフライトプランを入力する方法を説明します。
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