私は,VFRで飛ぶことが多いので航空写真をベースに作られたフォトシーナリーが好きです。
上空から見た景色をよく再現してくれているので高いところから見た風景は素晴らしいと思います。
けれども,2000フィートまで降りてくると逆にリアルさが失われてしまいます。
それを補ってくれるというか,リアルな風景を見せてくれるのがシーナリーオブジェクトです。
地上の建物は大切な目印です
シーナリーオブジェクトが大事なことがデフォルトでもわかります
デフォルトのFS2004でメイグス空港を周回するときのことを思いだしてください。
シミュレーターで飛行を初めて経験したとき,メイグス空港周辺の建物や球場を目印に周回やターンを練習しましたね。
デフォルトシーナリーでも,低空での周回飛行などはオブジェクトを目印に飛行します。
実飛行でも建物は重要な目印です
国内の空港のチャートの中にVFR用の地上の建物や目印を書いたチャートがあります。
フォトシーナリーでも確認できないことはないのですが,やはり地上の建物などは立体的に表示されているとわかりやすいのです。
FS2004のシーナリーに建物のオブジェクトを追加する
市販の国内の空港のアドオンシーナリーは,周辺の風景をフォトシーナリーで表現しているものが多く見られます。
綺麗なのですが,少しのっぺりしています。
これらの空港周辺の街に建物を追加してくれるシーナリーがありました。
”Teruya Hiroyasu”さんが作られた,東京都市街地と那覇市街地のオブジェクトを追加するシーナリーです。
ファイルのダウンロードとインストール
ファイルのダウンロード
東京は”tokyofs9.zip”というファイル,那覇は”nahax2.zip”というファイル名です。
いずれも,Flightsim.comからダウンロードできます。
シーナリーのインストール
二つのファイルをダウンロードしたら,適当な場所に展開します。
でてきたフォルダーの中の”tokyofs9”と”fsxnaha”というフォルダーを,FS2004の”addon scenery”フォルダーにコピーします。
つぎに,FS2004を起動し,シーナリーライブラリで登録するだけです。
シーナリーフォルダーに書いてある,sceanery.cfgを直接編集する登録方法は,危険なので慣れていらっしゃる方以外は,行わないでください。
安全な登録の方法は,私の記事を参考にしてください。
追加した地上オブジェクトの効果はすごいです
私はFS2004にみんなの空港などをインストールしているので,それなりのオブジェクトを見ることができます。
それでも,2つのオブジェクトシーナリーをインストールすると風景が劇的に変わったので驚いてしまいました。
東京の風景を導入前と導入後の比較しました
オブジェクトシーナリー導入前の風景
オブジェクトはありますが,パラパラといったものです。
オブジェクトシーナリー導入後の風景
ビルの数が増えているのがわかります。
那覇市の風景を導入前と導入後の比較しました
オブジェクトシーナリー導入前の風景
フォトシーナリーは綺麗なのですがオブジェクトは,ほとんどなくのっぺりしています。
オブジェクトシーナリー導入後の風景
さまざまな建物が増えているのがはっきりわかります。
まとめ
今回私は,地上オブジェクトの大切さを再認識しました。
フォトシーナリーだけでなく,地上オブジェクトを加えれば低空でのVFRフライトはますます楽しみになることでしょう。
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