FS2004の航空機の諸元を調整するとき,FS2004SDKに付属するfsedit.exeを使います。
fsedit.exeは,WindowsXP時代のソフトウェアですが,Windows10上でも動きます。
けれども,そのためには少し工夫が必要です。
FS2004SDKに付属のfsedit.exeを使う
FS2004には,構成するファイル群を調整・操作するためのSDKがあります。
この中で,航空機の諸元を操作するのがfsedit.exeです。
FS2004SDKに付属のfsedit.exeを動かす
SDKには,”FSEdit_SDK”と言うフォルダーにfsedit.exeがあります。
このフォルダーには,”Japan”という日本語FS2004向けと思われるフォルダーがあります。
そして,ここにもfsedit.exeがあります。
そのfsedit.exeをクリックすると,”MFC70.DLLが見つからない”というエラーダイアログが表示されます。
“MFC70.DLL”は,FS2004のメインフォルダーにあるので,このフォルダーにコピーします。
そうすると問題なく起動できます。
Windows10を新しいコンピュータにインストールし,新たにFS2004をインストールしたとき”MFC70.DLL”が見つからないと言うエラーメッセージが表示されることがあるそうです。
MFC70.DLLは,ここからダウンロードできます。
fsedit.exeのヘルプファイル
fsedit.exeを使おうとする時ヘルプファイルを参照することになります。
このヘルプファイルは,Windows98以前に定義された形式で,chmファイルよりも古い形式です。
そのため,Windows10では,fsedit.exeに付属しているfsedit.hlpを開くことができません。
表示されたマイクロソフトのページには,Windows8.1までサポートしたWinhlp32.exeへのリンクがあります。
しかしこのリンクからダウンロードしたWinhlp32.exeはWindows10上ではインストールできません。
VMware上のWindowsXPを使ってHelpファイルを開く
そこで使うのが,仮想マシン上にインストールしたWindowsXPです。
デスクトップ上にfsedit.hlpをコピーします。
VMware上のWindowsXPを起動します。
デスクトップから,WindowsXPのウインドウにfsedit.hlpをコピーします。
コピーしたfsedit.hipをダブルクリックすれば,問題なく表示できます。
SDK付属のfsedit.hlpは英語で書かれています
無事hlpファイルが表示できたのですが,”Japan”フォルダーにあったヘルプファイルも英語で書かれていました。
方法については,検索するとたくさんの方が記事にされていますので,参考にしてください。
私は英語が得意ではないので,このままではすぐ読めません。
そこで,WindowsXP上で表示されたヘルプファイルの文面をコピーしました。
そして,Windows10上のWordを開き文面を貼り付けます。
VMware workstation playerは,Windows10とWindowsXP相互のファイル交換やクリップボードが共用できるのが大変便利です。
そして出来上がった英文ファイルを,フィルター後Webページ(htm)形式で保存します。
そしてブラウザーで開き,日本語変換しました。
こうすれば,日本語で読めますね。
翻訳した各htmファイルをひとまとめのWindows10で読めるヘルプ(chm)ファイルに変換するには,”ヘルプましん”を使うと良いでしょう。
fsedit.exeが,なんとか使える形でインストールできました。
fsedit.exeは使い方が難しいツールですから,しっかり勉強しないと使えませんね(^^;)
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